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英語講師ですが文法解説に困っています
I remember seeing the water around me turn bright red with my blood. という文章を高校生に教えていたときに、 1)「第何文型ですか?」 2)「何がSで 何がVで 何がOで 何がCなのですか?」との問いに うまく答えてあげられませんでした。 私は学校英語を一切勉強せずに実践で英語を覚えたので文法知識を整理するのに苦労しています。
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ANo.2です。前回の回答でいただいた補足でのご質疑にお答えします。 1)文型は本来「文」の構成を見るための形式ですので、該当する部分が独立した文として取り出せるというのが文型を判断する上での前提です。'seeinng' に導かれる句は 'that' 節に書き換えることにより 独立した文として取り出せることが明確になるためにそうのように説明しました。でも、必ずしもすべての名詞句がそうできわけではないので、「独立した文として取り出した場合に第5文型となる」というご理解の仕方がよいように思います。 2)独立した文として取り出した場合にはそうであるというご理解の仕方でよいように思います。 3)この部分については、'turn' と 'red' に関する修飾部分を省けば、独立した文として取り出すと 'The water turned red.' となりますので、第2文型で成り立っているということになります。 目的語を取りながら文意を完全なものにするためさらに目的格補語をとって第5文型を構成する動詞を「不完全他動詞」といいます。不完全他動詞には大きく分けると、 1 感覚動詞('see' 'hear' 等) 2 使役動詞('let' 'make' 等) 3 固有の性質により不完全他動詞となる動詞('find' 'leave' 'name' 等) の3種類に分けることができます。 3の場合ですと 'I found it easy to explain.' 'I call him John.' といったように目的格補語は形容詞や名詞になる場合があります。 でも、1や2の場合ですと 'I saw him run away.' 'He was seen to run away by me.' 'I saw her standing there.' 'I heard my name called' といったように原型不定詞、to不定詞、現在分詞、過去分詞を目的格補語にとることがあり、このような場合の準動詞の用法は形容詞的用法に分類されています。名詞句である目的語を補足してその内容を説明しているために、そう分類されているものと思います。
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- tkltk73
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ANo.2です。 文型は「文」の構成を見るための形式ですので、「この名詞句は第何文型である」という説明の仕方は適切ではないと思います。 私が質問者さんの立場で名詞句 'seeing~' の構造についての説明を求められたなら、 「この名詞句は文にすると第5文型になる」 あるいは 「この名詞句は第5文型の文が元になっている」 といった説明の仕方をすると思います。 また、名詞句 'seeing~' を文として取り出した場合の目的語 'water' と目的格補語 'turn' の関係についての説明を求められたなら、 「この目的語と目的格補語の関係は、文にすると第2文型の主語と動詞の関係になる」 あるいは 「この目的語と目的格補語の関係は、第2文型の文の主語と動詞の関係が元になっている」 といった説明の仕方をすると思います。
お礼
私の最初の質問自体が的を絞れていないものだったにもかかわらず、 とても丁寧に詳しい解説をしてくださって本当にどうもありがとうございました。 おかげさまで、今回は5文型というものを有意義に勉強することができました。 今回学んだ文法知識や用語をレッスンに役立てられそうです。 貴重なお時間を割いてくださったことに感謝いたします。
- yumetanosi
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#2さんの言うとおりです 文型はその特徴を5つに分類したものです。 第3 SVO 第4 SV+IO+DO 第5 SVO+OC 第4文型は 主語+動詞+間接目的語(~に)+直接目的語(~を) 第5文型は 主語+動詞+目的語+目的格補語 補語とは補う語で = の関係になります 第2文型は 主格補語となります He is a student. (he=a teacher) She is tall. (she=tall) の関係です 第5文型は The news made me happy. (me=happy) I saw him waiting for the bus.(he=waiting for the bus) I smelled something burning. (something=burning) I saw the water turn red. (the water=turn red) I(S) remember (V) seeing 以下全部(O)となります。 言い換えれば5つのくくりで分類すると、第3文型にしか該当しないのです。また、この5つで全ての英文を分類できていることも確かです。 しかし学習者は文法で説明を受けて理解できる者と、できない者がいます。講師は自分自身がわかっていて、知らない者や理解できない者に教える時自分の尺度で何度繰り返しても理解されないことが多くありました。習う側の受け皿がどこまであるのかが一人一人違うからです。学習者によっては、~に、~をと日本語に併せて理解できるかどうか問いかけたことは普通でした。best player が best instructor でないことがスポーツだけでなくても随所にあります。簡単な類例から複雑な類例を数多く用意して説明して理解を深めるしかないと経験上思います。 自分がわかっているから、当然相手も理解できると思い込み何度も悩んだことがよくあります。しかし、教える人は、習う人が理解できて初めて任務を達成するわけで、どれだけ学習者の立場に立てるかということに尽きると思います。元英語講師より
お礼
「 習う側の受け皿がどこまであるのかが一人一人違うからです。 ~ 簡単な類例から複雑な類例を数多く用意して説明して理解を深めるしかないと経験上思います。 ~教える人は、習う人が理解できて初めて任務を達成するわけで、どれだけ学習者の立場に立てるかということに尽きると思います。 」 すばらしいお言葉をありがとうございました。 おっしゃるような心構えでありたいと深く共感いたします。 講師になりたてのころは、私はダメ生徒たちに悩まされる不幸な有能講師だと思っていました。 しかし、今になって気づくのは、誰を教えてもダメ生徒だと思い込んでしまうようなダメレッスンしかできないダメ講師が私の本当の姿だったのだと気づきました。 講師として、どれだけ、いわゆる ”出来の悪い生徒” の立場に立てるか、どれだけ投げ出さずに、あきらめずに一人一人の視点にたって、彼らにとって有用な授業をする努力ができるのか。 思いやりや、理解を、寛容な心を持ち続けられるか。 手こずるレッスンこそ、愛情を注ぎ続けることで、少しずつ結果が見えてくる時の喜びを知り始めました。 講師というのはなかなか魅力のある職業だなと、やりがいを感じ始めています。 要領を得ない質問だったのにもかかわらず、親身なアドバイスと文型に関する詳しい解説をくださって本当にありがとうございました。
補足
早速のご回答どうもありがとうございます。 元講師をされていたという立場でのアドバイスもとても助かりました。 これについてはまたコメントさせてください。 ところで・・ seeing以下全部をひとかたまりで、文全体のOとしてとらえるということがすんなりとできていなかったのだと思います。 1) seeing the water around me turn bright red with my blood を that節に書き換えないままでも、この部分は第5文型であると理解してかまわないのでしょうか。 (Sがなくて、Vが動名詞であるけれども) 2) その場合、 「第3文型である文全体の O の部分が 第5文型の成り立ちで構成される名詞句である」という理解で良いのでしょうか。 3) さらに、その第5文型の C の部分は 第2文型 the water turn red で成り立っているということでしょうか。 3)C=補語は 名詞または形容詞がくる と理解していたのですが、補語である turn の原型不定詞は 名詞的用法であると考えて良いのでしょうか。 目的語 the water の性質を説明する語として 「赤くなること」 ととらえるのでしょうか。
- tkltk73
- ベストアンサー率54% (171/315)
1) 第3文型です。 2) S 'I' V 'remember' O 動名詞 'seeing' が導く名詞句 です。 'seeing' が導く名詞句を 'that' 節として書き改めると、 'I remember that I saw the water around me turn bright red with my blood.' となり、'that' 節内は、 S 'I' V 'saw' O 'water' C 'turn' の第5文型となります。 文意は 「私はまわりの水が自分の血と混ざって 真っ赤になるのを見たことを覚えている」 ということになります。
補足
ご回答ありがとうございました。 that節に置き換える説明はとてもわかりやすかったです。 ところで・・ seeing以下全部をひとかたまりで、文全体のOとしてとらえるということがすんなりとできていなかったのだと思います。 1) seeing the water around me turn bright red with my blood を that節に書き換えないままでも、この部分は第5文型であると理解してかまわないのでしょうか。 (Sがなくて、Vが動名詞であるけれども) 2) その場合、 「第3文型である文全体の O の部分が 第5文型の成り立ちで構成される名詞句である」という理解で良いのでしょうか。 3) さらに、その第5文型の C の部分は 第2文型 the water turn red で成り立っているということでしょうか。 3)C=補語は 名詞または形容詞がくる と理解していたのですが、補語である turn の原型不定詞は 名詞的用法であると考えて良いのでしょうか。 目的語 the water の性質を説明する語として 「赤くなること」 ととらえるのでしょうか。
- gadovoa
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3文型です。 S=I V=remember O=seeing以下全部です。 S=私は V=思い出した O=何を?seeing以下全部(that節以下全部です)
補足
ご回答に感謝いたします。 ところで・・ seeing以下全部をひとかたまりで、文全体のOとしてとらえるということがすんなりとできていなかったのだと思います。 1) seeing the water around me turn bright red with my blood を that節に書き換えないままでも、この部分は第5文型であると理解してかまわないのでしょうか。 (Sがなくて、Vが動名詞であるけれども) 2) その場合、 「第3文型である文全体の O の部分が 第5文型の成り立ちで構成される名詞句である」という理解で良いのでしょうか。 3) さらに、その第5文型の C の部分は 第2文型 the water turn red で成り立っているということでしょうか。 3)C=補語は 名詞または形容詞がくる と理解していたのですが、補語である turn の原型不定詞は 名詞的用法であると考えて良いのでしょうか。 目的語 the water の性質を説明する語として 「赤くなること」 ととらえるのでしょうか。
補足
補足へのご回答に感謝いたします。 おかげさまで5文型の分類というものが、使い方によっては学習者にとって便利なものであるということが少し理解できてきました。 ところで、文型とは本来「文」の構成を見るための形式なのだとしたら、 今回のようなseeing the water turn red のような 名詞句 などの構造を理解するのに、(文章に書き換えずに)句を句としてそのままで判別することに問題があるのでしょうか。 それとも、 「この部分の名詞句はどういう構造なのですか?」 と訊かれた場合に、例えば実際に今回のこの名詞句に限っては、 V see O the water C turn という構成要素が含まれているので 「この”名詞句”は、SVOCの第5文型 の構造をしている」 と説明をして良いのでしょうか。 つまり、句と呼ばれる語のならびでも、動詞的な要素をもつ構成要素を含むのであれば、「動詞の性格の分類に基づく概念である5文型」のどれかに分類できる、と考えても良いのでしょうか。 今回のturn という 原型不定詞など、が、形容詞的な用法として分類されているということを、例文まで用いて教えていただいてありがとうございました。 この説明ならば私の生徒も納得してくれそうです。