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絶対値つきの積分の計算です。
∫[|x|<1] log(1/|x|) dx は計算するとどうなるのでしょうか? 色々調べてみましたが分からないので、解法を教えていただきたいです。 どなたかよろしくお願いいたします><
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他回答者の補足をみさせていただきました. まず連続的変数に関する関数の一様収束の確認です. 『f(z,α)をzのある区域Kにおける各zに関してα→aのときにある極限値f(z)に収束する: (☆)∀ε>0,∃δ(0<|α-a|<δ);|f(z,α)-f(z)|<ε このδがεだけに依存し,zに依存しないときにこの収束はKにおけるzに関して一様であるという.』 さて,実数z,正の数αに対して, f(z,α)=∫[|z-y|<α] log(α/|z-y|)dy とおきましょう.(εの代わりにαを使っています).これは質問者様の書き換えにより f(z,α)=α∫[|x|<1] log(1/|x|)dx となりました.この比例係数は,被積分関数が特異点x=0をもつ広義積分ですが,それは収束して2でした.すなわち f(z,α)=2α ということです.これはα→0(=a)のとき明らかに0(=f(z))に収束します.つまり,☆はこの場合 ∀ε>0,∃δ(0<α<δ);2α<ε となるわけです.これは任意のε>0に対して例えばδ=ε/3とすれば2α<2δ=2ε/3<εというように,δは全くzに依存せずにとれますから,収束は実数全体に対して一様になるわけです.これが 「zの値に関わらず(つまりzに関して一様に)(*)がα→0のとき0に収束する」 の意味ではありませんか.(εをαと書いています)
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- Tacosan
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とりあえず #2 への補足の方から: 「この解がzの値に関わらず(つまりzに関して一様に)解に収束する」ってどういうことでしょうか? そもそも「解」ってなんですか? そして, 変数を変換して z が消えてるんだから, 「zの値に関わらず」は当然ではありませんか? ちなみに質問に挙がっている積分に対し「偶関数だから~」などと能天気にやるのは, 本当はよくない. 律儀に ∫(x: -1→-δ) + ∫(x: δ'→1) と区間を分割し δ と δ' に対する +0 への極限を同時にとるのが確実.
- info22_
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被積分関数が偶関数であり、積分範囲が対称区間であることから、 I=∫[|x|<1] log(1/|x|) dx =2∫[0<x<1] log(1/|x|) dx =2∫[0<x<1] log(1/x) dx =-2∫[0,1] log(x) dx =-2{∫[0,1] 1*log(x) dx} 部分積分して =-2{[xlog(x)][0,1]-∫[0,1] x*(1/x) dx} =-2{1*log(1)-(lim[x→0] xlog(x))-∫[0,1] 1 dx} =-2{0-(lim[x→0] xlog(x)) -1} =2+2 lim[x→0] log(x)/(1/x) ロピタルの定理を用いて =2+2 lim[x→0] (1/x)/(-1/x^2) =2+2 lim[x→0] (-x) =2+0 =2
補足
ご丁寧な回答ありがとうございます。 ちなみになのですが、本題は ∫[|z-y|<ε] log(ε/|z-y|) dy (ε>0) であり、これをy=z+εxと変換して ε∫[|x|<1] log(1/|x|) dxとなったのですが、 この解がzの値に関わらず(つまりzに関して一様に)解に収束するというのは どういう事実から言えるのでしょうか? もしよろしければ解説いただければと思います。
log(1/|-x|)=log(1/|x|)なので ∫[|x|<1] log(1/|x|) dx=2∫[x=0→1]log(1/x)dx=-2∫[x=0→1]logxdx と変形できます。 あとは部分積分を使って計算できます。
補足
すみません、補足内容が不十分でした。 本題は ∫[|z-y|<ε] log(ε/|z-y|) dy (ε>0) であり、これをy=z+εxと変換して ε∫[|x|<1] log(1/|x|) dx-----(*) となったのですが、 zの値に関わらず(つまりzに関して一様に)(*)がε→0のとき0に収束するというのは どういう事実から言えるのでしょうか? もしよろしければ解説いただければと思います。