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仮定法と直接法の違いについて
If I have graduated from Tokyo university, I could get any jobs. もし東大を卒業できていたら、どんな仕事にでもつけるのに(直接法) この英文は、どう思われますか? 仮定法ではありません。
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話がイマイチ噛み合わない原因がわかったような気がします。 私は日本で一般的に学校の英語授業で習う「仮定法」という文法をそのまま「仮定法」と呼んで回答を書いて来ました。 でもそれは質問者さんが質問している「仮定法」とは違うような気がして来ました。 質問者さんは学者を信用されていないようですので、以下を引用するのは無意味かも知れませんが、取り合えず英文法学者としては第一人者の一人、Michael Swan氏の著書、"Practical English Usage" (Second Edition, Oxford University Press, 1995) の#541 Subjunctiveから引用してみます。(太字になっている部分は大文字で記しました。) 1. forms and meanings The subjunctive is a special kind of present tense which has no -s in the third person singular. It is sometimes used in that-clauses in a formal style, especially in American English, after words which express the idea that something is important or desirable (e.g. suggest, recommend, ask, insist, vital, essential, important, advice). The same forms are used in both present and past sentences. “It is essential that every child HAVE the same educational opportunities.” “We felt it was important that James WRITE to Uncle Arthur as soon as possible.” ‘Do’ is not used in negative subjunctives. Note the word order. “We considered it desirable that he NOT LEAVE SCHOOL before finishing his exams.” 2. be ‘Be’ has special subjunctive forms: I be, you be etc. “It is important that Helen be present when we sign the papers.” The forms ‘I were’ and ‘he/she/it were’, used for example after ‘if’ and ‘wish’ in a formal style, are also a kind of subjunctive. “If I WERE you I should stop smoking.” 3. fixed phrases Subjunctives are also used in certain fixed phrases. “God bless you.” 4. other structures Most subjunctive structures are formal and unusual in British English. In that-clauses, British people usually prefer ‘should+infinitive’, or ordinary present and past tenses. “It is essential that every child SHOULD HAVE the same educational opportunities.” (or…that every child has….) つまり、subjunctiveは日本語では「仮定法」と訳されてはいますが、実際は「仮定」とはほとんど関係なく、上のような文の時、動詞が原形(if とwishの後のbeはwere)になることを言っているんですね。 ではifを使う場合はどうでしょうか。 同書の該当箇所は以下のように述べています。 #260 if (3) special tense-use 1. unreal situations We use ‘special’ tenses with ‘if’ when we are talking about UNREAL situations – things that will probably not happen, situations that are untrue or imaginary, past events that did not happen, and similar ideas. In these cases, we use ‘would’ and past tense to ‘distance’ our language from reality. 2. present and future situations To talk about unreal of improbable situations now or in the future, we use a past tense in the if-clause (even though the meaning is present or future), and WOULD+INFINITIVE in the other part of the sentence. “IF I KNEW her name, I WOULD TELL you. (not “If I know”) This structure can be used to make a suggestion sound less definite (for example, if we want to be more polite). “It WOULD BE nice IF you HELLPED me a bit with the housework.” (中略) 6. unreal past situations To talk about past situations that did not happen, we use a past perfect tense (HAD+PAST PARTICIPLE) in the if-clause, and WOULD HAVE + PAST PARTICIPLE in the other part of the sentence. “IF you HAD ASKED me, I WOULD HAVE TOLD you.” (not ‘If you would have asked me…’, not ‘If you asked me…’) (後略) 上記の説明ではsubjunctiveと言っていませんが、日本の学校英語では上記の2を「仮定法過去」、そして6を「仮定法過去完了」と呼んでいます。 ですから、私がこれまで書いてきた「仮定法」という名称は上記のifの項目を指しているのです。 つまり、上記の引用にもありますように、英語で「起こりそうもない(起こらなかった)ことを仮定する」時は日本語で言う「仮定法過去」、「仮定法過去完了」を用いて表現する、ということになります。 英語にそもそも仮定法があるのか、というのは昔からある議論らしいですが、英文法学者の中でも意見が分かれているそうです。 しかしそのままではどうしようもないので、日本の学校で‘if’を教える時には「仮定法」という形で系統立てて教えているというのが現状のようです。
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- Wakey
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あと、オックスフォードの辞書から引用したとされる部分ですが、どうも「仮定法現在」について書かれているような気がします。 ご存知とは思いますが、仮定法現在は現代英語では決まった言い方を除いてすたれてます。 Past subjunctiveとPluperfect subjunctiveについて書かれている部分はありませんか? 全体を読んでみたいので、出典を示して下さい。 版と出版年もお願いします。 すみません、前の投稿に書くべきだったのですが、色々考えてるうちに抜けてしまいました。。。
- Wakey
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気分は害していませんが、元々の質問からだんだん逸れて行っている気はします。 オクスフォードのどの辞書か出典を明記してして頂けませんか?
- Wakey
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>2つめの日本語については、ウェイキーさんがおっしゃりたいことがよくわかりません。 二つ目の日本語というのは「「東大を卒業しました。 そうしたらどんな仕事にでもつけるのに」のことでしょうか? そうなら、わからないのが普通です。 なぜなら、この日本語は文章として破綻しているからです。 この文は、質問者さんのhttp://okwave.jp/qa/q7423201.htmlでのコメント、 >ifのなかが過去のことで、従属節が未来のことを言いたい場合の英語表現が知りたいのです。 「もし東大に入っていたら、/ 今からでもや人生まだやり直せると思うのですが。」 という質問者さんの日本語をを元にしてこのスレッドで提示された文に合わせたものです。 このコメントに対する私の回答は該当スレッドで確認して頂ければと思います。 あまり重箱の隅をつつくようなことは書かない方がいいかと思って書きませんでしたが、jここで使用する言葉に共通の理解を持つため、あえて書きます。 実はif節が従属節(従節)と呼ばれ、結論を示す部分が主節(ifなどで始まる従節の場合、特に主節は帰結節とも呼ばれます。)なんです。 で、条件を示す従属節が過去時制で、帰結節が未来のことを言うことはもちろんあります。 その場合、if節は単なる条件(開放条件)を示していることになります。 つまり仮想の条件(却下条件とも。 事実に反する仮定のことです。)ではないので仮定法を使いません。 直説法を使います。 自前ではなく、信憑性の高い例文を江川泰一郎著「英文法解説」(金子書房)から引用します。 If you mailed the letter yesterday, it will be delivered tomorrow. (昨日投函したのなら、明日には配達されるだろう。)p. 253 これを基に、質問者さんの日本語の文、「もし東大に入っていたら、/ 今からでもや人生まだやり直せると思うのですが。」 の「もし東大に入っていたら」という仮想の条件を単なる条件に書き換えてみます。 「東大に入ったのなら、今からでもまだ人生やり直せると思う。」 これを英訳すると、“If you passed the entrance exam of the Tokyo University, I think you will be still able to start over your life." のようになるでしょう。 >しかし、仮定法に関して言えば、ウェイキーさんは、仮定法が事実か仮定かということにのみ こだわっていらっしゃる気がするのですが、、、 回答する時、私は質問で示されている題材だけを基に回答します。 今までの質問者さんの日本語文は >「もしそれを言ってくれていたなら、私たち今からでもやり直せるのに。」 >「もし東大に入っていたら、/ 今からでもや人生まだやり直せると思うのですが。」 >もし東大を卒業できていたら、どんな仕事にでもつけるのに と全て条件が仮想の条件とそれに呼応する願望が表れた文です。 ですからこのような文が提示されれば、仮想の条件は英語では仮定法でしか表現できません、としか回答できないのです。 これらの文が例えば、 「もしそれを言ったんだったら、私達今からでもやり直せるんじゃない?」 「もし(彼が)東大を卒業したのなら、どんな仕事でもつけるでしょう。」 であれば、条件は開放条件となり冒頭でも書いたように直説法で書く文章になります。 >例えば If I went out with you, we would be a nice couple. という場合は、事実ではないというよりも、仮定法にしたいからという理由でつまり、恥ずかしいから、直説法でなくわざわざ仮定法を使っているわけです。 この文章はこれ一つだけを取り出して、恥ずかしいから仮定法にした、(つまり控え目なコメントにした)というところまでわかりません。 前後の文脈が必要です。 何の脈絡もなく、この一文だけを突きつけられれば、普通は仮定法過去と思われるでしょう。 一文だけで、仮定法を使って控え目な表現をしている、と理解される典型例は、ていねいな依頼や都合を尋ねる場合でしょう。 私も仕事で大変社会的に地位の高い方に連絡させて頂くことが多かったのですが、その時はこの仮定法をしょっちゅう使っていました。 例えば、I would be grateful (or It would be appreciatedなど) if you signed the document and sent back to me. 先ほど引用した「英文法解説」からも引用しておきます。 Would it be allright if I came again tomorrow? (あしたまたお伺いしてもいいでしょうか?) p.255 >特に仮定法を使わなくても、Ifのみで仮定の話は充分できるはずです。 おっしゃりたいことが曖昧でよくわかりません。 特に「ifのみで仮定の話は充分にできるはず」の部分です。 単なる条件をifで表した直説法のことでしょうか? 単なる条件でなく、直説法で「仮想の条件」を表している例を出して頂けますか? >また、If he went to England, he could play well there. と言った場合よりも If he goes to England, he can play well there. と言った方が彼がイギリスで活躍できる可能性が高いという肯定的なニュアンスになります。 その通りです。 この二つの文章は意味するところがおっしゃるように違います。 最初の文は仮定法過去なので、「(まずないとは思うが)もし彼がイギリスに行けば、活躍できるだろう。」あるいは「もし彼がイギリスに行っていれば、活躍できるだろうに。」というニュアンスになりますし、2番目の文は直説法で、単に「彼がイギリスに行けば、活躍できるだろう。」というニュアンスでif節は単なる条件になります。 「英文法解説」では仮定法過去について、「要するに仮定法過去の本質は『事柄の実現の可能性に対する話者の査定がゼロまたはゼロに近いことを表す』という点にある。 平たく言えば『まずありえないという話者の気持ちを表す』ということになろう」p. 255 と述べています。 >現在は直接法が多くの場で、メインになってきていると感じます。 その根拠や例を是非提示して頂ければと思います。 要は何をどう表現したいかで主観的にそれにぴったり来る法(mood)を使えばいいわけです。 意味するところを変えたいから法があるので、どれがメインと言う事は私はないと思います。 この回答を使うかどうか、参考として出した文法の解説を使うかどうかは質問者さん次第です。 しかし、大勢がこうだと理解している文法は昨日今日できたわけではないので、私はお互い意思疎通が誤解なくきちんとできるためのツールとして文法の理解に努め、できるだけ正しく使っていこうとしているだけなのです。
補足
本当に詳しくありがとうございます。 そして私の勝手な思い込みのせいでご気分を害されていたら もうしわけありません。 しかし、やはり一番信頼できるのはネイティブよりも学者よりも辞書だと考えています。 オクスフォードを一読していただけるとありがたいです。 以下 In English the subjunctive mood is fairly uncommon (especially in comparison with other languages such as French and Spanish), mainly because most of the functions of the subjunctive are covered by modal verbs such as might, could, and should. In fact, in English the subjunctive is often indistinguishable from the ordinary indicative mood, since its form in most contexts is identical. It is distinctive only in the third person singular, where the normal indicative -s ending is absent ( he face rather than he faces in the example above ), and in the verb ‘ to be ’ ( I were rather than I was and they be rather than they are in the examples above ). In modern English the subjunctive mood still exists but is regarded in many contexts as optional. Use of the subjunctive tends to convey a more formal tone but there are few people who would regard its absence as actually wrong. Today it survives mostly in fixed expressions, as in be that as it may; God help you; perish the thought; and come what may.
- Wakey
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>しかし、現在の事実に反する仮定は英語では仮定法を使わずに表現できませんというのは、 恐れながら、それは文法の世界の話であって現実の世界では違いますよね。 文法の世界だけでの話であって、現実の世界では違う、というのはどういう根拠に基づいているのでしょうか。 私は毎日英語で生活していますので、仮定法を使うのは現実の世界では当たり前です。 現実には起こらない、起こらなかったことを仮定して何かを話したり、書いたりする時に普通に仮定法を使いますし、私が日常的にやり取りをする回りの英語ネイティブスピーカー達も当然使っています。 英語ネイティブスピーカーの彼らにはそれが自然なので、仮定法だという文法的な認識はないかも知れません。 しかし、事実ではない仮定を仮定法を使わない、つまり直説法で話したり、聞いたりしたら、事実ではないことを事実と理解してしまい誤解が生じます。 「仮定法なんて文法の世界だけの話であって、現実の世界では違う」とvitaminee7さんが本気で思っていらっしゃるなら、英語ネイティブスピーカーと英語でコミュニケーションを取る上で今までも誤解があったでしょうし、これからもあるでしょう。 >それは、現代日本語では違うかもしれませんが、私を含めた多くのネイティブの日本人が理解できる話をそれは間違った日本語だといっているようなものではないでしょうか? 例えばそれはどんな話ですか? 私も日本語ネイティブスピーカーです。 回答でも書いたとおり、「東大を卒業しました。 そうしたらどんな仕事にでもつけるのに」は間違った日本語です。 言葉は変わるものかも知れませんが、もし変わるとしても、この「東大を卒業しました。 そうしたらどんな仕事にでもつけるのに」を「東大を卒業していたら、どんな仕事にでもつけるのに。」という意味で誰もが理解するという段階になるまでにはかなりの時間が必要でしょうね。 その頃には私はもうとっくにこの世にいないと思います。
補足
返事おそくなってすみません。 私の頭が鈍いのか、2つめの日本語については、ウェイキーさんがおっしゃりたいことがよくわかりません。 すみません。。。 しかし、仮定法に関して言えば、ウェイキーさんは、仮定法が事実か仮定かということにのみ こだわっていらっしゃる気がするのですが、、、 1つ質問があるのは、仮定法は可能性の問題だけの話ではないのをご存知の上でのアドバイスでしょうか? そう感じられてならないため、ウェイキーさんのアドヴァイスに納得がいかないのです。 特に仮定法を使わなくても、Ifのみで仮定の話は充分できるはずです。 おっしゃるとおり、仮定法を使うことによりニュアンスは、変わってくるのは確かです。 例えば If I went out with you, we would be a nice couple. という場合は、事実ではないというよりも、 仮定法にしたいからという理由で つまり、恥ずかしいから、直説法でなくわざわざ仮定法を使っているわけです。 また、 If he went to England, he could play well there. と言った場合よりも If he goes to England, he can play well there. と言った方が彼がイギリスで活躍できる可能性が高いという肯定的なニュアンスになります。 おそらく教養のあるネイティブはしっかりと分けているかもしれません。 しかし、現在は直接法が多くの場で、メインになってきていると感じます。
- Wakey
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もう一方の質問スレッド(http://okwave.jp/qa/q7423201.html)でも少し触れましたが、日本語では仮定条件は助詞の仮定形を使い、「~たら」、「~なら」や接続助詞の「~ば」などを使います。 この時の「~たら」は現代日本語文法では時制の過去ではありません。 過去に既に起こったことを仮定条件にすると文章が破綻します。 例えば、「東大を卒業しました。 そしたらどんな仕事にでもつけるのに。」 意味が通りません。 >もし東大を卒業できていたら、どんな仕事にでもつけるのに この場合、条件が「もし~たら」になっていますので、確実にまだ東大を卒業していないことになります。 【現在の事実に反する仮定】です。 くどいようですが、過去の出来事ではありません。 もし東大を卒業したのなら、文としては 「東大を卒業したのに、仕事につけない。」 あるいは 「東大を卒業したので、どんな仕事にもつける。」のようになり、単純に現在の状態を述べています。 また「東大を卒業したら、いい仕事につける。」 のように「~のに」がない場合も、「東大を卒業したら」の部分は過去ではありません。 この文の場合「~たら」の部分は仮定ではなく単純な一般条件の順接になっているので、英語にする場合は直説法(“直接”ではなく“直説”)を使います。 (If I graduate from the Tokyo University, I can get a good job.) 英語の場合、条件の部分(if節)が事実に反することなのかどうかによって動詞の時制を変えることは上のご質問でご説明した通りです。 そのif節の部分が事実に反することであれば、英語では仮定法を使います。 つまり、 >もし東大を卒業できていたら、どんな仕事にでもつけるのに という文章は【現在の事実に反する仮定】なので英語では仮定法を使わずには表現できません。 よって、 If I could graduate from the Tokyo Unviersity, I would be able to get any job. になります。 ちなみに「どんな」という意味でのanyは形容詞なので、その後の名詞は複数ではなく単数名詞になります。
補足
すごくためになる解説をありがとうございます。 しかし、現在の事実に反する仮定は英語では仮定法を使わずに表現できませんというのは、 恐れながら、それは文法の世界の話であって現実の世界では違いますよね。 それは、現代日本語では違うかもしれませんが、私を含めた多くのネイティブの日本人が理解できる話を それは間違った日本語だといっているようなものではないでしょうか?
- arcorb
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うーん、どう思うかって、内容がネガティブすぎて微妙^^
- Oubli
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正統な仮定法ですと、前半の条件節はhad graduated(非現実過去の仮定)、後半の帰結節はcould getのまま(仮定に基づく現在)です。ですから、この文は「仮定法ではない」のではなく、非現実過去の仮定について仮定法過去完了が使われなくなった結果です。口語では全く普通ですが、文章語としては変です。後半のcouldがcanなら本当の直接法ですが、それは意味的におかしく、やはり仮定が想定されています。
お礼
勉強になります、、、(笑)