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QA178 Epigram iii on Midas……この英文はどう訳せばよいでしょうか
- エピグラムiiiは、ラリッサのミダスによる風刺詩で、七賢人のひとりであるリンダスのクレオブルスによって書かれたものとされています。
- また、ヘーシオドス風の語りかけがグラウカスに対して行われており、xiiiはMMによって書かれたものとされています。
- ただし、「attributed to」と「according to」は単純に「真似た」と解釈することはできません。
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一度中断した状態で投稿しましたので、続きを書きます。 QA178 「ラリッサのミダスによるエピグラム(風刺詩)iii」というのは、変です。 Epigram iii on Midas of Larissa とありますから、 ラリッサのミダス王についての言及がある「ホメーロスの警句」第3番は・・・ となるはずです。on は、「~についての」という意味(用法)だと思います。 ・「グラウカス(xi)への語りかけは全くヘーシオドス的で」と訳しておられますが、; があるので、文としては、ここで一区切りです。だから、 「ホメーロスの警句」第11番にグラウカスへの呼びかけがあるが、これは、いかにもホメーロス的である。 とでもなるのだと思います。 ・Cleobulus に対する注釈としては、私などは Cleobulus が Lindos の人だと言われても、ピンときません。せめて、Lindos がエーゲ海の島のひとつであるロードス島にある町の名前だという註があれば有り難いです。 QA179 「クロイセット、これは格言に富む詩の断片である。」という文を読むと、私などは、その「断片」が「クロイセット」という名前なんだろうか、と思ってしまいます。 これは、前の投稿で指摘させていただいたように、 xiii, according to MM. Croiset, is a fragment from a gnomic poem. とつながっています。 "MM." と "Croiset" を分離してしまうのは乱暴です。 > 明らかにヘシオドスの話題に触れずに この訳文も私の解釈とは異なるものです。 "on grounds of" を辞書で引くと「~の理由で」とあるので、"on no very obvious grounds" を「何ら明白な理由もなく」という意味に私は解釈します。従って、attributed on no very obvious grounds to Hesiod という部分を、「これといった根拠もないのにホメーロスの作品ということにする」という意味に解します。 私の解釈を押しつけるつもりはないのですが、最後の文を私なりに訳すと、 『警句集』に収められている第14番の警句は興味深い詩であるが、ヨーリウス・ポルデウケス(紀元2世紀にアテネで教えた文法家・ソフィスト)は、何の根拠もなく、それをホメーロスの作品であるとしている。 のようになります。 ・Julius Pollox という表記は、まるで現代の西洋人か何かの名前みたいですが、この名前は Ioulios Poludeukes というギリシャ名をラテン語式に書き換えた(そしてさらに簡略化した)ものです(Homeros が Homer になるがごとし)。 以上は、あくまでもご参考までに書いてみたもので、私個人の解釈に過ぎませんので、そのおつもりで。
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- bakansky
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QA178 (1) MM. とあるのは、MM. Croiset と呼ばれる人物の書いた著書のこと。 具体的には Editions of Hesiod: -- という部分に下記のように記してあります。 "Hist. de la Litterature Grecque" I pp. 459 ff. of MM. Croiset Hist. は Histoir を略したものですから、訳せば クルワゼ著『ギリシャ文学の歴史』459ページ以降を参照 ということになります。 更にいえば、この MM というのは、複数の人物を表しています。具体的には2人で、パリ大学の文学部部長 Alfred Croiset とフランス国立大学のギリシャ文学の教授である Maurice Croiset です(2人の名字が同じだから、兄弟か親子か、どちらかだと思われます)。 http://query.nytimes.com/gst/abstract.html?res=9E06E3D6123AE733A2575AC1A9679D946597D6CF なぜ同じ名字だと MM. なのかというと、これはフランス語の Messieurs つまり Monsieur の複数形で、複数の男性に対する敬称です。 また、ご参考のために書いておくと、Monsieur を略記する場合には M. と記しますので、MM. とはなりません。 according to MM という部分は、「MM. すなわちクルワゼ兄弟(あるいは親子)の著書によれば」という意味です。 そうして、これは「挿入句」ですから、文はそこで切れません。 xiii, according to MM. Croiset, is a fragment from a gnomic poem. と続きます。 ですから、「クルワゼによれば、第8歌は格言詩の断片である」となります。 とりあえず、ここまでで中断したいと思います。
お礼
この欄を借りて、bakanskyさんにお詫びします。 QA178……according to MM. QA179 Croiset, is a fragment …… この文は一つの文であり、MM.の’.’は段落記号ではなく、 略記号であるとのご指摘です。 にも関わらず、これを分離して、独立した文として 質問に出しました。 今、読み直してみますと、初歩的ミスとはいえ、 あまりに粗雑でありました。 遅くなりましたが、訂正してお詫びします。 失礼しました。
お礼
この試し訳は間違いだらけでした。 (1)「ヨーデス ポリデケウスは何の根拠もなく、それを ホメーロスの作であるとしている」 ここに文章の意味が込められていることに気づきました。 (2)MM.の’.’を段落区切りと読んだのは、お話にならないミスでした。 MM.Croisetについて、N.Y.Timesの参照は貴重でした。 bakanskyさんは仏語にもご憧憬が深く、分かりやすく 説明して頂きましたので、救われた気持ちです。 (3)’;’について、この意味を今度もミスしました。 ’,’のようなものという理解の仕方ではなく、 この場合は、ご指摘のように、 挿入句と考えた方がよいのかもしれません。 再検討してみます。 ありがとうございました