• ベストアンサー

「新世界」のインディオが西欧人によってどのように表象されたか

かつて西欧ではインディオのことを、 ・頭に羽飾り ・羽でできたスカート ・くるぶしに羽の飾り の3点を身に付けた者たちとして描いているのが一般的でしたよね。 また、馬車の馬の代わりに、アメリカにいるはずのないサイを描いて、 西欧人なりの勝手なイメージ「インディオらしさ」を付与していたと 授業で学びました。 こうした服装や動物など、 インディオを描く時に使われた「インディオらしさ」を示すもので 他にどんなものがあったかどなたかご存知ないですか? 何か文献や参考サイトなどもあれば教えていただきたいです。 服装やサイ以外になければ、 当時のインディオについて描いてあるわかりやすい本だけでも十分です。 知恵をお貸しくださる方、待っています。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • saebou
  • ベストアンサー率27% (40/144)
回答No.3

 少し専門的で、かつ文学研究に寄っているのですが、スティーヴン・グリーンブラットの『驚異と占有』及び『悪口を習う』は、ヨーロッパ人が初めて出会った南北アメリカ先住民のことをどのように書き記していたのか詳しく調査した本です。西洋人が先住民のことをきわめて美しくエキゾティックな人々として褒め称える一方で、言葉も通じず、人を食うのではないかと根拠なく恐れていたことなどが解説されています。 『驚異と占有』 http://www.amazon.co.jp/%E9%A9%9A%E7%95%B0%E3%81%A8%E5%8D%A0%E6%9C%89%E2%80%95%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E9%A9%9A%E3%81%8D-S-%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88/dp/4622046946/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=gateway&qid=1202705516&sr=8-1 『悪口を習う』http://www.amazon.co.jp/%E6%82%AA%E5%8F%A3%E3%82%92%E7%BF%92%E3%81%86%E2%80%95%E8%BF%91%E4%BB%A3%E5%88%9D%E6%9C%9F%E3%81%AE%E6%96%87%E5%8C%96%E8%AB%96%E9%9B%86-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%B3%E3%83%BBJ-%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88/dp/4588004107/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1202705623&sr=1-3  また、少し毛色が違いますが、ナタリー・ゼーモン・デイヴィスの『境界を生きた女たち』では、アメリカにたった一人で布教に赴いた修道女・受肉のマリや、スリナムへ科学調査に出かけたマリア・シビラ・メーリアンが現地の先住民の女性たちとどのように交際していたかが描かれています。視点はヨーロッパ女性を中心にしていますが、女性から見た先住民の姿がわかるという点では面白いかと思います。 『境界を生きた女たち』 http://www.amazon.co.jp/%E5%A2%83%E7%95%8C%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%9F%E5%A5%B3%E3%81%9F%E3%81%A1%E2%80%95%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E5%95%86%E4%BA%BA%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%80%81%E4%BF%AE%E9%81%93%E5%A5%B3%E5%8F%97%E8%82%89%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%80%81%E5%8D%9A%E7%89%A9%E7%94%BB%E5%AE%B6%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%86%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8F%A2%E6%9B%B8-%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%B3-%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B9/dp/4582744281/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1202705891&sr=1-1

maru33
質問者

お礼

ちょうど『驚異と占有』のみ貸出可能となっていたので、 借りてきました。 ゆっくり読んでみたいと思います。 その他の図書も参考にさせていただきますね。ありがとうございます!

その他の回答 (2)

  • ANASTASIAK
  • ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.2

>他にどんなものがあったかどなたかご存知ないですか? 一つをあげれば、ペインティングです。 それから、「新世界」という用語自体すでに偏見で世界を 見ています。そのような古い歴史観はもはや通用しません。

maru33
質問者

お礼

そうでした、ペインティングもありましたね。 ありがとうございます。 「新世界」についてですが、偏見による、かつ間違った観念だからこそ、「」付きで示したのですが…。まだ学問上この用語は残っていますよね。言い訳になってしまいましたが念のため。どうもありがとうございました!

回答No.1

入手しやすく、簡潔な本をご紹介します。 「インディアスの破壊についての簡潔な報告」ラス・カサス著 染田秀藤訳 岩波文庫 「キリスト教を問いなおす」土井健司 著 ちくま新書 ただ、読んでいて、精神的に負荷のかかる描写も多々あります。 その旨、お断りしておきます

maru33
質問者

お礼

文献の紹介、どうもありがとうございます。 置いてある図書館を見つけましたので、 早速読みに行こうと思います!

関連するQ&A