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Was soll/muss ich machen?
- sollen「~すべき」muessen「しなければならない」
- 日本語だと同じような意味に感じます。
- でも少し調べたら、判断をくだす者が、両者では違うというような情報を見つけました。
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辞書はどのようなものをお使いですか? また、中級レベルの文法書はお持ちでないですか? リンク先のサイトの説明はあまりにも短すぎて、 十分な理解ができないと思います。 また、sollen – wollen, sollen – müssen の比較を並べているのですが、 あとの方の比較で、例文の主語が違うということもあって、 この説明だとかえってわかりにくい部分もあるように思います。 しっかりした辞書なら、sollen の項目を全部じっくり読むだけでも、 ある程度の理解は得られると思いますが、文法書は必須と思います。 文法書も、ものによって説明の仕方が違うので、 複数のものを読み比べると、理解が深まるかもしれません。 まず、sollen と müssen が同じような意味に感じるという点ですが、 これは日本語訳のせいです。 両者の区別は、判断する者によってではなく、 まずはそれぞれの意味からされます。 先に müssen の方ですが、基本的用法の第一は、 「状況に基づく不可避性」(『詳解ドイツ語文法』、大修館書店)、 「運命や環境などによる強制」(『中級ドイツ語の研究』、朝日出版社) で、「あることをするよりほか可能性がない状態」に陥っている状況です。 「しなければいけない」=「せざるを得ない」ということです。 『詳解ドイツ語文法』に出ている例文は、 「近視だから眼鏡をかけなければいけない」、 「天記が悪いから試合を中止しなければならない」 という内容で、これらは müssen を使います。 このような不可避の状況なら、主語がだれであっても意味は同じです。 ただし補足として、 「主語が一人称の場合に決意を表す」 Ich muss ihn unbedingt wieder einmal besuchen. 私は何としてももう一度彼を訪ねなければならない。 「主語が二人称の場合は(話者の)命令を表す」 Du musst mir gehorchen. 私の言うことに従いなさい。 などの例が挙げられています。 基本的用法の第二は、「目的を遂行する上での必要性」(『詳解ドイツ語文法』)、 「無条件の必要」(『中級ドイツ語の研究』)です。 Du musst dich beeilen, sonst versäumst den Zug. 君は急がなくてはいけない、そうしないと列車に乗り遅れる。 sollen の意味のどこが müssen のそれと違うかと言うと、 müssen では不可避な状況で「しなければならない」のに対して、 sollen は、義務、責任、任務などとのかかわりでの「すべき」の意味になるという点です。 まず基本的用法の第一は、「主語に対する他者の意志」。 これは、「主語」であって「話者」ではないことに注意が必要です。 a) 主語に対する第3者からの要求 Ich soll Arzt werden. 主語は ich なので、それ以外の人から要求される義務、責任、任務ということです。 日本語に訳す時、文脈によっては上の文も 「私は医者にならなければいけない」と訳せる場合があるでしょう。 しかしその場合も、müssen の時のように自分の意志ではなく、 「医者になるべきだ」という他者の意志による義務、責任を表しています。 b) 主語に対する話者からの要求 Er soll sofort zu mir kommen. 主語は er なので、er の意志ではありません。 この場合は、主語 er とは他者である話者の意志となり、 主語に対してその責務があると言いたいので、 「彼はすぐに私の所へ来るべきだ」 =「彼にすぐ私の所へ来るように言ってくれ」 ということになります。 そのほか、道徳的義務、神の命令、法律上の規定なども sollen で表します。
お礼
厳格な中級文法書というのは所持しておりません。 必須、ですか。必要性は薄々感じてはいるのですが、今は新規購入や見比べる機会を持つことが、厳しい状況です…。 書籍名は控えておきます。 ありがとうございます。