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no+比較級
続けての質問投稿になります、すみません。 I am no taller than john. という文は、訳は「私はジョンと同じくらい背が高くない」ではなく、「私はジョンと同じくらい背が低い」とするほうが正しいと自分は思っていました。 noは強い否定なので、「高くない」ではなく、「(高いどころか)低い」という意味になる、とネット上で見たからです。 「彼は私と同じくらい背が高くない(両者とも背が高くなく、その低緯度は同じ)」と言いたいときには、 He is not that tall,just about my height. などのように言うとも教えてもらいました。 しかし辞書には He is no better (than yesterday)=He is as bad (as yesterday) を「彼の具合は昨日と同じくらいよくない」と訳しているものもあり 、「悪い」ではなく「良くない」としているところに疑問を持ちました。bad,と言っていることを含めても「悪い」と訳したほうがいい気がするのですが、、 これをどう説明すればいいのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
説明が長くなってしまうのが悪い癖です。もう少し簡潔にまとめてみましょう。まず、ご質問者が「間違い」だと指摘されている2つの英文を考えてみましょう。 (1) I am no taller than John. 「私はジョンと同じくらい背が高くない。」 (2) He is no better (than yesterday). 「彼の具合は昨日と同じくらい良くない。」 (1)の英文が間違いであるならば、(2)の英文も間違いだと思うのは当然のことです。 しかし、「(2)が間違いである。」と考える前提となる(1)の英文は、実は間違いではありません。「同じくらい背が高くない」は普通は「同じくらい背が低い」と同じ意味だと考えて良いからです。 (1)の訳が正しければ、当然(2)の訳も正しいことになります。「同じくらい良くない」は「同じくらい悪い」ということです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ※ ここからは関心のある方だけお読み下さい。 ご質問者様が指摘しているように「I am no taller than John.」の訳は勘違いされることがあります。その訳としてよく間違われるのものは「私はジョンより背が高くない。」という訳です。 ご質問者が間違いだと認識されている「私はジョンと同じくらい背が高くない。」という訳は、実は間違いではありません。ここが誤解の最大の原因ではないかと思われます。 「私はジョンより背が高くない。」という日本語訳は、通常「(ジョンは背が高いが、)私はそれ(ジョン)ほど高くない。」いう意味を表しますので、「I am not taller than John.」の訳になります。「no taller than」と「not taller than」は勘違いされることが多いので要注意ですね。 ご質問者がお示しの「私はジョンと同じくらい背が高くない。」という日本語訳は、「私はジョンと同じくらい背が低い。」という同じと考えて良いので、「He is no taller than John.」という英文の訳としては【通常は】問題ありません。 ただし、この「私はジョンと同じくらい背が高くない。」という日本語を「私はジョンと同じくらい背が高く(は)ない。(=高いわけではない。)」と理解すると、話は変わってきます。ここが誤解が生じている2番目の原因だと思われます。 その場合の意味は「ジョンは背が高いが、私はそれ(ジョン)ほど背が高くない。」という、上で示した「He is not taller than John.」の訳になってしまうからです。 「背が高くない(背が低い)のが、同じ程度(= no taller than John)」なのと「背の高さが同じ程度、ではない(= not taller that John)」のとでは、意味が全く異なります。 辞書に書かれている「He is no better than yesterday.」についても同じように考えることができます。 この英文は「具合が良くない(具合が悪い)のが、昨日と同じ程度」であるという意味ですから、表現としては「良くない」でも「悪い」でも同じことです。「彼の具合は昨日と同じくらい良くない。」という辞書の日本語訳で【普通は】問題はありません。 ただし、「ジョン」の例文で示したように、この日本語訳も別の意味で解釈できないわけではありません。 「彼の具合は昨日と同じくらい良く(は)ない。(=良いわけではない。)」という解釈です。(少し不自然に響きはしますが・・・。) こちらの日本語だと「彼の具合は(昨日は良かったが、今日は)昨日ほど良くはない。」という意味ですので、「He is not better than yestedray.」の訳になってしまいますので、「He is no better than yesterday.」の意味としては不適切です。 以上のことから、辞書(おそらくジーニャス英和辞典?)に書かれている「彼の具合は昨日と同じくらい良くない。」という日本語訳のままでは、上記のような2通りの解釈を招く恐れが全くないとは言えません。 したがって、いくら同じ意味だと考えられるとはいえ誤解を招くおそれのある「良くない」という表現よりも、その恐れのない「悪い」という表現を用いた方が良いだろうと思います。 もちろん、辞書の「良くない」という表現が間違いであると言っているわけではありませんが、辞書にもわざわざ同意文として示されている「He is as bad (as yesterday.)」という英文を生かした「彼の具合は昨日と同じくらい悪い。」という訳をつける方が、余計な誤解を招く恐れはないのではないかと思います。 結局はまた長い説明になってしまいました。ご参考になれば・・・。
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- KappNets
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A is no taller than B は(A は背が低いがそもそも)「 B の背が低い」と一つ覚えのように(数学表現のように)文法書は教えるようですが、no taller than の実使用を google 検索で求めますと、下記のように背丈だけでなくてあらゆる場面で使われています。 数学表現にこだわって訳すよりは、低いことを「強調」する比較表現であって、内容次第で適切に柔軟に「意訳」する必要がある言い回しだと理解するのが良いと思われます。 He is no better. は決して「昨日より悪い」と言っているわけではなく、快方に向かっていないで残念との気持ちを表しているだけですから、日本人なら(昨日より)「よくなってないね」位の言い方をするところでしょう。 冷蔵庫を見て: I find I am no taller than necessary to get things from on top of the refrigerator. Strangely, Alla is tall enough to put things on top of the refrigerator, even way in the back under other things in stacks, but apparently the two actions don't require the same height. ラフに置かれたゴルフボールのクロースアップ写真を見て: A wonderful close-up. The large size makes my imagination think I am no taller than the surrounding grass. 小説の中で(巨人と小人の比較); When I finally reach him I am no taller than the ankle of his swollen foot.
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 そうですね、その時の状況にあわせて意訳することも必要、ということですね。 参考になります、まづはお礼まで。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
これは前に何か置いて(文脈を作って)、考えると楽だと思います。 例えば、誰かがメアリは馬鹿だと言う。その後で Sue is no smarter than Mary と言うと、直訳すれば「スーはメアリより賢明ではない」意訳すれば「スーの脳みそも知れたもんだよ」になります。 話をこの件に戻しますと、I am no taller than John と、薮から棒に言うことはないでしょう。「ジョンが背が低いんで(ゴチャゴチャ)、、」という話があると、「(君たちジョンがちんちくりんだ何だかだって言ってるけど)僕だってジョンより背が高い訳じゃない」と言う時に自然に出る言葉のような気がします。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 いろいろな回答者様の意見を伺っても、文脈や状況にあわせて意訳した結果だという意見が多いようですね。 参考になります。 ありがとうございました。
- googoo1956
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>He is no better (than yesterday)=He is as bad (as yesterday) を「彼の具合は昨日と同じくらいよくない」と訳しているものもあり 、「悪い」ではなく「良くない」としているところに疑問を持ちました。 「良くない」でも「悪い」でも、言っていることは同じです。 ご質問者が誤解している原因は、『「I am no taller than john.」という文は、訳は「私はジョンと同じくらい背が高くない」ではなく、「私はジョンと同じくらい背が低い」とするほうが正しいと自分は思っていました。』という部分にあるようです。 ご質問者様が間違いだと思っている「私はジョンと同じくらい背が高くない。」という日本語訳も、実は間違いではありません。 「背が高くない」も「背が低い」も、結局は同じことです。「I am no taller than John.」の訳として間違っている(と思わなければならない)ものは「私はジョンよりも背が高くない。」という訳です。 この「私はジョンよりも背が高くない。」という訳は「ジョンが背が高いということを前提にして、私がそれを上回ることはない。」という意味を表していますから「I am not taller than John.」の訳としては正しいのですが、「I am no taller than John.」の訳としては間違いです。 同じように、お尋ねの「He is no better than yesterday.」の訳も「彼は昨日よりも(具合が)良くない。」と訳したなら、それは間違った訳と言えます。 その訳は「彼の具合は(昨日は良かったけれども)今日はそれよりも良くはない。」という「He is not better than yesterday.」という英文の訳になってしまうからです。 「He is no better than yesterday.」の訳は、「彼は昨日よりも(具合が)良くない。」訳したなら間違いですが、「彼は昨日と同じくらい(具合が)良くない。」と訳したなら問題はありません。 ただ、「彼は昨日と同じくらい(具合が)良くない。」という日本語が2通りに解釈できなくはないという点が、誤解を招くもう一つの理由かもしれません。「同じくらい」がどこにかかっていると解釈するかで全体の意味が代ってくるからです。下の日本語の【 】部に注意して意味を考えてみて下さい。 (1)彼は【昨日と同じくらい具合が良い】わけではない。 (2)彼は【昨日と同じくらい具合が良くない】。 (1)の「昨日と同じくらい」は「具合が良い」だけにかかっています。これだと「彼は昨日は具合が良かったが、今日はそれほど良くはない。」という「He is not better than John.」という英文と同じ意味になってしまいます。 それに比べて、(2)の「昨日と同じくらい」は「具合が良くはない。」全体にかかっているので「彼は昨日は具合が悪かったが、今日はそれと同じくらい悪い。」という意味なので「He is no better than John.」というお尋ねの英文と同じ意味を表します。 日本語もなかなか難しいものです。その意味においては、ご指摘の「彼は昨日と同じくらい(具合が)良くない。」という訳をつけている辞書も、できれば誤解を避けるために「彼は昨日と同じくらい(具合が)悪い。」という訳にするべきでしょう。せっかく英文では「He is as bad (as yesterday)/」という英文を示しているのですから。 ご参考になれば・・・。
- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
#1さんがお書きになっているとおりです。 >I am no taller than john. という文は、訳は「私はジョンと同じくらい背が高くない」ではなく、「私はジョンと同じくらい背が低い」とするほうが正しいと自分は思っていました。 そのとおりです。 >noは強い否定なので、「高くない」ではなく、「(高いどころか)低い」という意味になる、とネット上で見たからです。 ここが間違っています。「I am no taller than John.」は厳密に訳すと「私はジョンほどにも背が高くない」なのです。で、結果的に「私はジョンほどにも背が高くない」ということは「私はジョンと同じくらい背が低い」というだけのことです。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 とても参考になります、 まづはお礼まで。
- wind-sky-wind
- ベストアンサー率63% (6647/10387)
He is as bad (as yesterday) としているということは,この辞書が特別ではなく,同じ考えだと思います。 ただ「(気分が)悪い」というのを「よくない」と訳しているだけ。 一種の日本語の婉曲表現(英語にもありますが)で「よくない」としているだけで,no と not の違いのような微妙な違いを生じるものではないと思います。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 意訳をした結果だということですね、よく分かりました。 まづはお礼まで。
お礼
二度にわたってのご回答を頂き本当にありがとうございます。 なるほど、基本的には同じ意味だと思っていいけれども、片方は誤解を招かなくもない言い方でもあるので、注意したほうがいいこともある、ということですね。 本当に助かりました。 英語を勉強していると日本語に関しても良く考えなければいけないこともあって、ややこしいですね、、、 まづはお礼まで。