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「存在と時間」の入門書
ハイデガーの書いた「存在と時間」の入門書で お勧め本があったら教えてください。 入門書的な本を読んでいるのですが、 ハイデガーの作った哲学用語が難しくて、 読みにくく感じて、途中で読むのが嫌になってしまっています。 ハイデガーの作った哲学用語を使わずに説明している本などでもOKです。
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質問者が選んだベストアンサー
ハイデガーの哲学の大ファンで、白水社のハイデガー選集のすべてと、創文社のハイデガー全集の一部を持っています。 解説書もいろいろたくさん読みました。 で、私の感想としては、初期の「存在と時間」は、実存哲学の時期のもので、しかも、結構雑な本で、あまり勧められません。 ハイデガーの本領は、後期の「存在論」にあります。 でも、初心者は「存在と時間」から入る方がいいと思います。 私としては、彼の主著は「現象学の根本諸問題」にあると思っています。 それに次ぐものとしては、「ニーチェ」と「哲学とは何か」と「有についてのカントのテーゼ」と「形而上学入門」と「同一性と差異性」にあると思っています。 入門的な本だったならば、 (1)木田元「ハイデガー・存在と時間・の構築」(岩波現代文庫) (2)ゲルヴェン「ハイデガー・存在と時間・註解」(ちくま学芸文庫) などがあります。
お礼
ありがとうございます。 読んでみます。