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入門書を探しています。

私は哲学書(…といっても入門書レベル)が好きでよく読むのですが、入門書レベルで理解に苦しむことが多々あり理解不十分で終わらせてしまうことが今まで何度あったことか・・・。本を読んで最も学べることは自分の知識の浅はかさという現状です。そしてこの堂々巡りに毎度のことながら嫌気がさしています。。好きな哲学者はカントやニーチェなどですが、こんな私でもわかるように噛み砕いて書かれた入門書の哲学書はありますでしょうか??

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  • stgsheep
  • ベストアンサー率50% (7/14)
回答No.2

入門書がお好きということでしたら、新書(講談社現代新書やちくま新書など)の類は大体読んでおられるのでしょうか。だとすれば以下はほとんど既に知っておられるかも知れませんが、取り合えず解説本を中心に。  ちくま新書から出ている「ニーチェ入門」「カント入門」ほか、哲学者の解説本シリーズがあります。それぞれによって難しさも異なりますが、「ニーチェ入門」は竹田青嗣さん、「カント入門」は石川文洋さんがそれぞれ出来る限りかみ砕いて解説しています。他に同じ新書から、笹川豊「自分の頭で考える倫理」が、これは倫理思想に注目しながら、カント・ヘーゲル・ニーチェを論じています。具体的な例や哲学者の生き方の紹介もあって、私は面白く読みました。  また、PHP新書から少し前に堀川哲著「エピソードで読む西洋哲学史」が出ましたが、西洋哲学史全体を哲学者の人生などを交えつつ非常にかみ砕いて解説した、とっかかりとしてはそれなりに役に立つ書物が出ています。読み物としても面白いと思います。その他、コンパクトな新書類では哲学入門や解説書の類がたくさんありますので、探してみるのが良いでしょう。古い岩波新書なんかにも結構良いものがあります。  また、講談社学術文庫から岩崎武雄著「哲学のすすめ」「正しく考えるために」が出ていますが、平明な文体でありながらさすが侮りがたい内容です。岩崎さんはカント学者ですから、カントがお好きならその著書は読んでおいても損はないかと思います。  ニーチェでは上にあげた竹田さんの本の他に、湯山光俊「はじめて読むニーチェ」はドゥルーズのニーチェ理解を下敷きにしているのですが、個人的になかなか面白い内容でした。人生論的な観点では西尾幹二「ニーチェとの対話」があります。  単行本ではポール・ストラザーンの「90分でわかるカント」などの90分哲学者シリーズがありますが、これは哲学解説書というよりは評伝のような感じです。といっても各哲学者の思想にもちゃんと言及していますし、読み物として大変面白いと思います。また、マイケル・マクローン「西洋思想」はコンパクトな一冊ながら、西洋思想の重要な項目をことごとく平明洒脱な語り口で解説した便利な本です。レベルとしては大体高校倫理にプラスアルファといったくらいで哲学初学者にはありがたい本だと思います。  解説書というよりも、最近の哲学者が過去の哲学者達の説を紹介したり踏まえたりしながら自身の思想を述べた本もたくさんありますが、これは各人好みもありますので紹介は難しい。  受け入れていただけるかどうかは判りませんが、アンドレ・コント・スポンヴィルの「哲学はこんなふうに」は個人的お勧めです。語り口も平明ですし、過去の哲学者たちの考え方をよく消化して思索に取り入れています。私たちの生きてゆく上での課題や身の回りのことを思索の対象としていますので、いきなり抽象的なテーマから入ってゆくよりはずっと取っつきやすいと思います。  あと、多少チープな感じになってしまいますが「この一冊で哲学がわかる!」みたいな題名をつけた本が結構ありますので、それを読んでみるのも一手です。専門外の人が何もかも解説しようとして学説を単純化しすぎたり、判りやすくしようとするあまり浅薄化・歪曲してしまったりすることもしばしばですが、初歩的なガイダンスには良いと思います。気になった哲学者がいたら、その関係書籍を探して読んでみれば良いでしょう。  他にも探せばたくさん良書があるでしょうが、長くなりましたのであとは他の回答者の方にお任せします。お役に立てたかどうか判りませんが、焦らず探してみてください。

nyaaaaaaaa
質問者

お礼

いろいろ紹介して頂きありがとうございます。紹介して頂いた本をこれから読破していこと思います。ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • HANANOKEIJ
  • ベストアンサー率32% (578/1805)
回答No.4

こんにちは、nyaaaaaaaaさん。入門書と言わず、1冊お薦めの本があります。福岡正信さんの「わら一本の革命」です。聖書の「ひとはパンのみにて生きるにあらず」「何を食べ何を着ようかと悩むことはない」人間の生き方の原点は、自然をいじらず、自然のもたらすめぐみをいただいて生きていく。 自給自足、耕さず、草もとらず、肥料も使わず、稲と麦を連作していく生き方が、ベストだと説いています。 西洋哲学、学問の痛烈な批判も含んでいます。 日本では、自然農法の実践者として有名ですが、世界的には、現代の老子、 種をまくおじいさん、砂漠に種子の粘土団子をまいて、緑を復活する偉大な思想家、実践家として有名です。

noname#37508
noname#37508
回答No.3

カントでもニーチェでもない上に哲学書かどうかも怪しいですが、マークトウェインの「人間とは何か」などいかがでしょうか? 私が中学生のころに読んで衝撃を受け、哲学に興味が沸いた本です。

  • fronteye
  • ベストアンサー率43% (118/271)
回答No.1

すでにご存知かもしれませんが、清水書院の「人と思想」シリーズがわかりやすいですよ。 哲学者ごとに一冊ずつ、前半にその生涯を記述し、後半で思想を概説するというパターンです。 高校生や初学者を対象に書かれていますが、入門書としては良質だと思います。 ただし30年以上前に書かれたものですので、最近の入門書のような図解を多用したり用語解説が別枠にあるといった体裁ではなく、文章中心の記述です。 http://www.shimizushoin.co.jp/ もっとくだけた内容をお求めなら、現代書館の「FOR BEGINNERS」シリーズはいかがでしょうか。 このシリーズは「見る思想書」として、宗教、人物、社会問題等を一冊にワンテーマずつ取り上げ、豊富なイラストで説明しています。 紙面の7割がイラストで埋まっていますので、言葉の意味がわからずに立ち止まることもなく簡単に読むことができます。 http://www.gendaishokan.co.jp/index.htm  

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