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特許とノウハウの「逸失利益」は同じですか?
知人に尋ねられて答えられなかった質問です。 ある技術が開発されて、特許出願するか、ノウハウで秘匿にするのか、迷う場合があると思います。 以下(1)、(2)のような場合に、両者の「逸失利益」は同じと考えるべきでしょうか。 (1)特許出願した場合、出願公報から誰かにマネされてしまった場合の逸失利益 (2)ノウハウで秘匿する、と決めたが、結局外部にもれて誰かにマネされてしまった場合の逸失利益 私としては、両者の対象となる技術が同じであれば、両者の違いは「保護の方法」のみであり、逸失利益も変わらないと思えます。あえて言えば、(1)の特許出願の場合は、出願に係る費用がかかるし、(2)ノウハウ秘匿の場合には秘匿に係る費用が生じるため、「それら費用の差異が逸失利益の差異」かな、と思われます。 皆様からのご意見をいただきたいです。 よろしくお願いします。 以上
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- Murasan759
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逸失利益とは、本来得られるべきであるにも拘らず、不法行為や債務不履行などで得られなかった利益をいいます。 対象となる技術につき特許権を取得した場合は、許諾なく実施した第三者に不法行為が成立するため、第三者が実施しなかった場合に本来得べかりし利益が逸失利益となります。 一方、特許を取得せず、ノウハウによる保護の場合には、同じ技術を第三者が実施しても逸失利益は0となります。 すなわち、法律概念上は、逸失利益自体には大きな差が生まれます。 法律上の議論でなく、実務上の実質的に生じるであろうことが予想される逸失利益は何かというご質問だとすると、それはケースバイケースで、互いの力関係等によっても異なるだろうと思われます。
- ok4129
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困ってます 特許とノウハウの「逸失利益」は同じですか? ?? (1)特許出願した場合、 出願をしても、特許登録される保証はありまっせん・・・・ もしも拒絶査定となった場合・・・ この場合公開公報等の書類を見てコピー商品が出る可能性があります。 又 特許出願による諸費用~(登録されるまでの費用)と (登録された後の維持費用)がひっようです。 又 独占権は20年で(その後は権利は独占することが出来ず、 その後は自由にまねされます) (2)ノウハウで秘匿する場合、 特許出願による一切の費用が必要ありません、 技術のノウハウ等が絶対に洩れる心配が無く、 業とする人が貴方の商品を見たり解析をして、 同じ商品を作られる恐れが無ければ、独占権が~何時までも継続されます。
- TooManyBugs
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何をもっ「逸失利益」と言っているのか解らないので一般論としては。 (1)の場合は他者の製造販売を差し止めることが出来損害賠償請求が出来る。 (2)の場合は他者の製造販売を差し止めることも損害賠償請求が出来ない。 さらに他者に特許を取得されてこちらの製造販売が出来なくなったり損害賠償請求される恐れがある。
お礼
回答いただきありがとうございます。 「逸失利益」とは、本来得られるであろう利益、例えば「特許出願していれば得られたであろうライセンス料等」を指すものだと思います。 お答えいただいた内容は「利益」というよりも、他者の行為に対する「対応措置の可否」に関するものと思われます。
お礼
回答いただきましてありがとうございます。 ご教示いただいた内容を整理すると、「『逸失利益』の差異」は私の考えと同じで 「出願に係る費用」と「ノウハウ秘匿に係る費用の差異」ということでよろしいのでしょうか。