- ベストアンサー
特許調査の意味とは?自社の業務方針や技術開発にどう役立つのか
- 特許調査は、先行特許の中に有用な新技術を見つけるために行われます。
- 特許調査を通じて自社の新技術や製品開発につなげる方法は、ライセンス供与や技術提携、自社での開発などがあります。
- 特許調査は、新技術の発見や競合他社との差別化に役立ちます。また、自社の業務方針や新技術開発のネタ探しにも活用されます。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ちゃんとした回答がまだないようなので、回答します。 開発前に行う特許調査のことを英語でIP Landscapingなんて言います。 つまりどこにどういう技術があるのか一通り確認しておくのです。 なんでそんなことをするのか、というと、製品や事業はどんどん新しくなるけど、開発している人たちは"同じ"だからです。新しい事業分野や製品に取り組む際に、すでにその新しい分野に習熟した技術者や研究者を雇えるのなら、開発前にいちいち特許調査などを行う必要はないのです。 でもそうはいかないですよね。今まで会社のために働いてきてくれた人をあっさりクビにすることなんかできません。今まで頑張ってきた人たちに別のテーマを与えて研究開発してもらうことも必要です。 開発という作業では、分野が多少異なっても共通項はたくさんあります。今までの経験を生かせば異なる分野の製品であっても開発できることはよくあります。 でも別の分野に遷った途端、その分野にはすでに強大な技術力を持ったライバルが潜んでいる可能性があります。そういうライバルたちの技術力や傾向をつかむために、まずは手始めに特許調査をします。そして相手のレベルを把握し、それを凌駕するための作戦を立てるのです。それが開発前の特許調査の目的です。 ただたまに新分野で特許調査してみたら、あまりにもライバルが先を行き過ぎていることに気付き、形勢逆転させる見通しが全く立たず開発や事業を中止することもあります。でも勝てない闘いをするよりはマシです。そういうことを決めるためにも開発前特許調査というのは重要なのです。
その他の回答 (3)
- purunu
- ベストアンサー率42% (518/1214)
逆です。特許出願が多く出ている分野を避けるためです。 そこに注力しても無駄、というのをあらかじめ切り捨てるのです。
お礼
逆ですか、なるほどそういう見方もあるのですね! ありがとうございました。
- tetsumyi
- ベストアンサー率25% (1946/7534)
これって開発力がないから、どこかから見つけてこようとしているだけでしょう。 普通会社は独自の特殊技術を持っているから他がまね出来ない、または実現不可能な製品を開発できる訳で、何も持たない企業は特許実施権料を支払って契約し製造するか、特許逃れの方法を見つけてずる賢い方法で生き残ることになるのかな? いずれにしても、こんな会社に将来性は無いでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
単純に開発力の有無だけではありません。どんなに他社がまねできない技術でもコストが高くて製品化しても投資が回収できないようであれば意味がありません。
- 8325632237
- ベストアンサー率48% (67/138)
特許を調査することで、他社の動向を知ることができたり、将来の市場の予測を立てることができたりします。また、自社の知的財産で特許を今とっておいた方がいい、申請費用を考慮するとまだ不要、といった判断材料にもなるため、調査には意味があります。 既に登録されている特許を利用した開発の場合、「ライセンス契約」以外では特許切れを待ったり、該当特許権者に共同開発の話しを持ちかけたりすることが考えられます。
お礼
なんか漠然としたものが見えてきました。 ありがとうございました!
補足
共同開発ですか、なるほど!特許出願はされていても商品化にまで至ってない可能性は当然ありますものね。とくに中小企業など、製品化力・販売力の小さいところの有効な技術を見つけてきて共同開発したり販売提携を結んだりといろいろテはありそうですね。 ほかに考えられることはあるでしょうか。
お礼
俯瞰的でわかりやすいご説明をどうもありがとうございました。