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「他界」という言葉について
日本語を勉強中の中国人です。「他界」という言葉を習得しました。この言葉は普通どんな時に使うでしょうか。「亡くなる」と比べると、どちらがより婉曲的な言い方になるのでしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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他界 人間界を去って他の世界に行く、意味=死ぬこと 特に、貴人(身分地位の高い人)尊敬する人の死去のことを言う 「OO先生は昨年他界された。」 亡くなるは、一般的につかわれます。敬語としては OO様のお父上がお亡くなりになった。 婉曲的なのは他界でしょうね。
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- WindFaller
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こんにちは。 一部は、重複する回答ですが、他の方が触れていないこともありますので、あえて書かせていただきます。一部の人にとっては、その2つの言葉の違いは、かなり大きなものになるはずです。 「他界する」という言葉は、どちらかというと文章的な表現で、改まった言い方のように聞こえます。しかし、個人の魂が、他の世界に行ったということで、遺された人に、何も無くなってしまったと思わせない心遣いを含んでいるのかもしれません。 しかし、本来、神道からの用語ですから、一部の仏教徒にとっては、とても使いにくい言葉です。私には、神道の信仰もないのに、そういう言葉をいうのは、とても不思議に聞こえる時があります。仏教では、神道のあの世である「他界」を認めているわけではありません。神道では、死んでも必ずしも神様になれるわけではありません。 日本人は、仏教も神道も、ごちゃごちゃにしてしまうようです。 「亡くなる」というのは、「死ぬ」というあからさまな言葉を使わない婉曲表現です、どのような場でも、失礼にならない言葉だと思います。さらに丁寧語にするために「お亡くなりなりました」と「お」をつけることがあります。 永眠・逝去(せいきょ)・死去・没する・他界・逝く(ゆく)、などいろんいろな状況に合わせて使い分けられますが、これらは、どちらかと言われれば、文章の中で用いられることが多いと思います。
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ご親切に教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。
- Postizos
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婉曲という点では同程度ですが、他界のほうが使われる頻度は低いです。 理由は「タカイ」という読み(音読み)より「なくなる」という読み(和語)の方が耳から入った時にまぎれが無くわかりやすいからでしょう。 まぎれが無くわかりやすいという点から言えば「なくなる」のほうが婉曲の度合いが少ないとも考えられますけれども。でも元々婉曲表現なのですから便利さの違いという事だと私は思います。 「他界」はどちらかというと書き言葉だと私は思います。 他界も亡くなるも単に婉曲表現であって身内に使っても不都合は無いと思います。どちらがより丁寧という事も無いと思います。
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早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。
- fxq11011
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言葉だけでみれば、「他界」には「死」も「消滅」を直接表す言葉はありません。 「亡くなる」は「亡」直接無に帰する、消滅を意味する言葉があります。
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早速のご回答ありがとうございます。とても参考になりました。
- Nebusoku3
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「亡くなる」 には 消滅した という雰囲気があるのに対して 「他界」は この世から無くなるが、他の世界に いらっしゃった と言うようなニュアンスのものになります。 「他界された」 の様に使いますね。(自他共に慰めの意味合いがある。) どちらも丁寧な言葉です。 もう一方は、「お亡くなりになった」 の様に使います。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。とても参考になりました。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。