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「面はゆい」について

 日本語を勉強中の中国人です。「面はゆい」という言葉を習得しました。これは普通「いささか」と一緒に使うのでしょうか。ネットで検索してみたら、けっこうヒットしました。「いささか面はゆい」のように一つのかたまりとして覚えたら大丈夫でしょうか。  また、「いささか面はゆくはあったけれど」は自然な日本語になるでしょうか。なぜ「面はゆい」の「い」を「く」に変換することができるのでしょうか。  質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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  • hakobulu
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回答No.4

#3です。 > 「いささか面はゆくはあったけれど」は「いささか面はゆいという感覚は、確かにあったけれど」という意味は納得できましたが、形容詞の語尾の「い」を「く」に変えることによって、名詞の役割になることはよく理解できていません。 : 提示したURLを再確認していただきたいのですが、「は」は名詞だけを受けるわけではありません。   [4]-(イ) 動詞・形容詞の連用形、および助詞「て・で」に付いて 一続きの叙述の一部分を強調する。 という用法もあります。 「あの女性は悪人だったが、確かに[美しくは]あった」 「あの本は[面白くは]あったけれど、小さな子ともに読ませるには不向きだろう」 などのように使います。 「~という状態であったこと」を取り立てて強調する用法でしょう。 >、「いささか面はゆくはあったけれど」を「確かにいささか面はゆかったけれど」ととらえております。 : そのとおりです。 >「いささか面はゆくはあった」の否定形に「いささか面はゆくなかった」というものがあり、その「あった」は具体的な動詞の「あった」ではなく、「面はゆくなかった」の否定→「面はゆくあった」(おかしい日本語だと思う、正しい日本語だと「面はゆかった」になる)なのでしょうか。 : 文法の専門家ではないので自信はありませんが、この「あった(ある)」は補助動詞でしょうね。 http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%82%E3%82%8B&stype=1&dtype=0 の、  [2]ー【2】種々の語に付いて、そういう状態である、そういう性質をもっている意を表す。「ある」の前に助詞の入ることもある。 という用法に該当するのでしょう。 「面はゆくあった」がおかしい日本語だと思われるのは正しい感覚です。 おっしゃるとおり、「面はゆかった」です。 この場合は、「面はゆい」の連用形「面はゆかっ」+過去の助動詞「た」という構図になると思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A2%E5%AE%B9%E8%A9%9E 腑に落ちない点は、どうぞご遠慮なく補足なさってみてください。 個人的な感覚になってしまいますが、可能な範囲でお答えいたします。   

awayuki_cn
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 >提示したURLを再確認していただきたいのですが、「は」は名詞だけを受けるわけではありません。 まじめに見ていなくて申し訳ありませんでした。 再確認いたしました。 >「あの女性は悪人だったが、確かに[美しくは]あった」 「あの本は[面白くは]あったけれど、小さな子ともに読ませるには不向きだろう」 などのように使います。 「~という状態であったこと」を取り立てて強調する用法でしょう。 形容詞の語尾の「い」を「く」に変えて「は」が続いてその次に「ある」は必要なのでしょうか。 形容詞と一つと見てよろしいでしょうか。 それともほかの言葉が「ある」のかわりに存在する可能性があるのでしょうか。 >「面はゆくあった」がおかしい日本語だと思われるのは正しい感覚です。 おっしゃるとおり、「面はゆかった」です。 「面はゆくあった」はおかしい日本語だとわかりますが、それを「面はゆかった」という意味として理解して可能でしょうか。 もしかして、この課題は古典文法と関係がありますね。 また、お気づきがございましたら、ご意見をお願いいたします。

その他の回答 (6)

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.7

#5です。 >つまり、こういう形容詞の強調(く+は)のときに「い」を消して、「く+は+ある」あるいは「く+は+あった」という形は決まっているのでしょうか。 「く+は+いる」とか、「く+は+(ほかの言葉)」とかなりませんね。 : 確信はありませんが、ならないでしょう。 「ある」の現在形か否定形、またはそれらの過去形だけではないか、と思われます。

awayuki_cn
質問者

お礼

 何度もご親切に教えていただき誠にありがとうございました。参考になりました。

  • CC_T
  • ベストアンサー率47% (1038/2202)
回答No.6

> 「面映ゆく【は】あった」~「面はゆいところはある」というような意味ではないかと思います。 そういう意味あいですね。 形容詞「面はゆい」が連用形の活用をして、「ある」にかかっています。  a)「面はゆかったけれど」  b)「面はゆくはあったけれど」 上記2文はほぼ同じ意味です。お考えの通り、bは「面はゆいところがあった」という意味合いで、全体的な肯定ではなく、部分的に認めた表現に相当します。 また、a,bの表現は互いに補完する関係にあり、  a)面はゆかったけれど、嬉しくもあった。→「嬉しい気持ち」より、「面はゆい気持ち」の方が大きい  b)面はゆくはあったけれど、嬉しかった。→「面はゆい気持ち」より、「嬉しい気持ち」の方が大きい のように前後して用いることで、程度・割合を暗示した形でも使われます。 ~~~ おまけでもう1文。  A)その犬は小さかったけれど、勇敢だった。  B)その犬は小さくはあったけれど、勇敢だった。 Aは「小さい」事と「勇敢」である事が両立している事を示した文章、Bの方は「勇敢」な事に対する注目の度合いが強く、「小さい」事をやや軽視した文章ですね。

参考URL:
http://www.geocities.jp/nm3032nakatsu/kokubun/kb05.html
awayuki_cn
質問者

お礼

 再びありがとうございます。奥深いですね。参考とさせていただきます。本当にありがとうございました。

awayuki_cn
質問者

補足

 文脈での意味をよく理解したいので、全文を載せてまた別の質問をお立てします。もう一度ご意見を伺うことができれば大変嬉しく思います。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.5

#4です。 >形容詞の語尾の「い」を「く」に変えて「は」が続いてその次に「ある」は必要なのでしょうか。 形容詞と一つと見てよろしいでしょうか。 : そうですね。 「あの女性は悪人だったが、確かに美しかった」 「あの本は面白かったけれど、小さな子ともに読ませるには不向きだろう」 という表現が一般的かもしれません。 一方、 「美しくはあった」 「面白くはあった」 のようにすると、「美しい」「面白い」という状態を特化することになり、結果として前段(後段)と強調的に比較しているニュアンスを表わすことができるのだと思います。 >それともほかの言葉が「ある」のかわりに存在する可能性があるのでしょうか。 : わたしがご質問の意味をよく理解できていないかもしれませんが、 「あの女性は善人だったが、美しくはなかった」 「あの本は面白くはなかったけれど、小さな子ともに読ませるには無難だろう」 のような表現はできます。 >「面はゆくあった」はおかしい日本語だとわかりますが、それを「面はゆかった」という意味として理解して可能でしょうか。 もしかして、この課題は古典文法と関係がありますね。 : 「面はゆかった」の構図は前回お示ししたとおりで良いと思いますが、その元が「面はゆくあった」であるのかどうか、ということであれば、それはわたしにはわかりません。 もし古典文法と関係があるようなら、わたしには余計無理ですね。^^; しかし、関係があるのかどうかもわたしにはわかりません。       

awayuki_cn
質問者

お礼

 何度もご親切に教えていただき誠にありがとうございました。 >わたしがご質問の意味をよく理解できていないかもしれませんが、 書き方が下手で申し訳ありません。 つまり、こういう形容詞の強調(く+は)のときに「い」を消して、「く+は+ある」あるいは「く+は+あった」という形は決まっているのでしょうか。 「く+は+いる」とか、「く+は+(ほかの言葉)」とかなりませんね。 たぶんあっているだろうと思います^^;。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.3

1. >「いささか面はゆい」のように一つのかたまりとして覚えたら大丈夫でしょうか。 : 「面映い」は「照れくさい・気恥ずかしい」という意味で、単独でも使われます。 「いささか」とセットにして覚える必要はありませんが、他の方のご回答にもあるように、なんらかの修飾語と共に使われる傾向が強いことはたしかです。 2. > また、「いささか面はゆくはあったけれど」は自然な日本語になるでしょうか。なぜ「面はゆい」の「い」を「く」に変換することができるのでしょうか。 : わたしも文法の素人ではありますが、「面はゆい」は、いわゆる「ク活用」をする形容詞です。 連用形は「面はゆく」です。 ここの「は」は、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AF&dtype=0&dname=0ss&stype=1&pagenum=11&index=115399100000 の、   [4]-(イ) 動詞・形容詞の連用形、および助詞「て・で」に付いて 一続きの叙述の一部分を強調する。 という用法に該当すると思います。 つまり、 「いささか面はゆくはあったけれど」は、 「いささか面はゆいという感覚は、確かにあったけれど」といった意味になるでしょう。 「叙述の強調」と辞書では説明されていますが、「非常に面映い」という意味ではありませんから留意が必要です。 「確かに~」「間違いなく~」という意味で、「面はゆい(という感覚)」が確実に存在した、という意味での強調です。 3. >「いささか面はゆい」のように一つのかたまりとして覚えたら大丈夫でしょうか。 →「いささか面はゆい」のように一つのかたまりとして【覚えても】大丈夫でしょうか。 or →「いささか面はゆい」のように一つのかたまりとして覚えるほうが【無難】でしょうか。 : 『問題ないでしょうか』という意味であれば、「覚えても」とする必要があります。 『安全でしょうか・危険性が少ないでしょうか』という意味であれば、「無難」という言葉を使うことができます。 他の箇所は極めて自然な日本語です。     

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご丁寧に教えていただきありがとうございます。「面はゆい」とくっつけて使う表現の件はよくわかりました。  「いささか面はゆくはあったけれど」は「いささか面はゆいという感覚は、確かにあったけれど」という意味は納得できましたが、形容詞の語尾の「い」を「く」に変えることによって、名詞の役割になることはよく理解できていません。形容詞の語尾の「い」を「さ」に変えることによって、名詞の役割になることならとても納得できます。自分なりの変な説明方法を披露いたしましたが、お気づきがございましたら、もう一度ご意見をお伺いできれば嬉しく思います。よろしくお願いいたします。

awayuki_cn
質問者

補足

>つまり、 「いささか面はゆくはあったけれど」は、 「いささか面はゆいという感覚は、確かにあったけれど」といった意味になるでしょう。 「叙述の強調」と辞書では説明されていますが、「非常に面映い」という意味ではありませんから留意が必要です。 「確かに~」「間違いなく~」という意味で、「面はゆい(という感覚)」が確実に存在した、という意味での強調です。 私も「面はゆくはある」の全半部の意味を「いささか面はゆいという感じ、ところ」と理解しています。つまり、形容詞の名詞化ですね。しかし、形容詞の名詞化は「面はゆさ」ではないでしょうか。形容詞の文末の「い」を「く」に変えると、名詞化の役割になるのでしょうか。ここはどうもおかしいような気がします。 それとも下記のような理解でよろしいでしょうか。 「いささか面はゆくはあった」の否定形に「いささか面はゆくなかった」というものがあり、その「あった」は具体的な動詞の「あった」ではなく、「面はゆくなかった」の否定→「面はゆくあった」(おかしい日本語だと思う、正しい日本語だと「面はゆかった」になる)なのでしょうか。 解説できる方法がないので、上記のように理解してしまいました。 ということで、「いささか面はゆくはあったけれど」を「確かにいささか面はゆかったけれど」ととらえております。 いかがお考えているでしょうか。

  • CC_T
  • ベストアンサー率47% (1038/2202)
回答No.2

せっかく覚えられたところ恐縮ですが、「おもはゆい」は最近はほとんど使われないですね。 特に会話で使うことはかなり少ないです。 現代では単に、「気恥ずかしい」、「照れくさい」、といった表現の方が一般的です。 ~~~ 「いささか面はゆくはあったけれど」は、正しいです。ただし、「いささか」と「面映ゆい」をセットで覚える必要はないでしょう。 ・少々面映ゆくあれど ・たいそう面はゆい心地がして など、様々な<程度を表す言葉>を付けて使う事が多いです。 ~~~ 文法的な事は私専門外なのですが、 「面はゆい」は「面映ゆ-い」という形容詞形です。 「面」は顔の事。「はゆい」は「映ゆい」と書き、「まぶしい・まばゆい」といった意味で、自分に引け目があって相手と面と向かい合う事を躊躇する気持ちを、「相手の顔がまぶしい」という状態で例えた言葉です。  ・面はゆく思う  ・面はゆがっている様子  ・いささか面はゆし  ・そんな時の面はゆさときたら、  ・面はゆかろうと想像する などと、語尾変化があります。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご丁寧に教えていただきありがとうございます。語の組み合わせはよくわかりました。いろいろ用例を挙げてくださり、とても助かりました。  「い」が「く」になることについてですが、「面映ゆくあった」は文法上で理解できます。でも、今回は「面映ゆく【は】あった」ですね。「面はゆい」と「ある」の間に「は」が入っています。「は」は用言ではないような気がします。また「面映ゆくあった」という構造に戻ります。たとえ「は」がなくても、意味上ではなかなか理解できません。「面映ゆくあった」だと、「面はゆい」は「ある」という動詞(用言)を修飾することになってしまいますが、実際に「ある」を修飾しているわけではなく、「面はゆいところはある」というような意味ではないかと思います。またお気づきがございましたら、ご意見をお願いいたします。いろいろ本当にありがとうございました。

回答No.1

大変日本語がお上手です。おっしゃる通りでまったく問題ありません。質問文もネイティブとそん色ありません。 「面はゆい」は「いささか」と一緒に使うことが多いですが、単独でも使えます。 「いささか面映ゆくはあったけれど」は自然な日本語です。 「い」が「く」になるのは、「面はゆい」は、「い」で終わる形容詞だからです。「赤い」「美しい」「硬い」などの形容詞と同様、「い」は用言の前で「く」に変化して副詞になります。 赤い月→赤く光る 美しい花→美しく見える 硬い石→硬くなる 面はゆい思い→面はゆく感じる

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。「いささか」とセットで使う件はよくわかりました。「い」が「く」になることについてですが、「面映ゆくあった」は文法上で理解できます。しかし、今回は「面映ゆく【は】あった」です。「面はゆい」と「ある」の間に「は」が入っています。「は」は用言ではないような気がします。また「面映ゆくあった」に戻ります。たとえ「は」がなくても、意味上では理解できません。「面映ゆくあった」だと、「面はゆい」は「ある」という動詞(用言)を修飾することになってしまい、でも、実際に「ある」を修飾しているわけではなく、「面はゆいところはある」というような意味ではないかと思います。またお気づきがございましたら、ご意見をお願いいたします。本当にありがとうございました。

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