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even がわからない
私がうまく感じ(ニュアンス)がつかめない言葉に、even があります。 evenという言葉を聞いたり、読んだりすると、よくわかっていないだけに身構えてしまいます。 どなたかeven という言葉の感じ、ニュアンス、「even って、こう考えれば分かるよ」というようなことを教えていただけませんか? シンプルでセンスのある回答を、よろしくお願いします。
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センスはないかも知れませんが、意味の元からたどってみるとわかりやすいかもしれません。 evenはもとの意味は「同じ」ということです。 ゴルフのスコアでよく使うイーブンは文字通り同じという意味があります。イーブンパーという言葉はきいたことがあるでしょうか。パーと同じスコアということですね。 この「同じ」という意味から、「平らな」という意味が出てきました。どこも同じ高さの土地ということ。 あるいは「偶数の」という意味も出てきました。二つにしたときに同じ数ができるということです。(もちろん整数で) get even (仕返しをする)という熟語もありますが、人に復讐をして、5分と5分になる、あいこになるという意味です。 副詞としてよく使われるeven(~さえも)というのも実は「同じ」という意味からきています。 Even a child can understand it. 「子供でさえもわかる」という意味ですが、「子供でも同じだよ、わかるよ」ということです。 even if もそうです。 Even if it rains, I will start. 「たとえ雨が降っても、私は行きます」と言う意味ですが、このeven if というのは「もし雨が降っても同じだよ、私は出発します」という意味です。 そのほかにも、even so は「それはそうでも」という意味ですがこれも「そうだとしても同じだよ」ということからきています。 evenの意味がこれですべてというわけではありませんが、このような背景もあるということは、知っておいていいのではないでしょうか、
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- clarysage
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こんにちは。#2の者です。まだ締め切られていないところを見ると、まだ納得されていないのかな、と思い、またしつこく登場させていただきました。「シンプルに」とのことだったので、前回できるだけ短く書いたのですが、今回は再挑戦で、もうちょっと詳しく書かせていただきますね。 一般に、英単語の語感がつかめないときには、英英辞典を見るのがいいと思います。英和辞典がその単語の「訳語」を載せているのに対し、英英辞典はその「概念」を載せていますから。私は翻訳やってるんですが、英和辞典の訳語っていうのは、物の名前以外はそのまま使えないものがほとんどです。英英辞典で「概念」を知り、それから文脈に応じた日本語を自分で考えるものなんですね。 ちなみに、Longman Dictionary of English Language and Cultureによれば、evenは、 1.(used just before the surprising part of a statement, to add to its strength)which is more than might be expected 2.(used for making comparisons stronger)still 3.(used for adding force to an expression)(and)one might almost say です(これは、実は、#3の方が書いていらっしゃる(1)(2)(3)に対応しているんですが)。要するに、文中の意外な部分の直前に置いたり、比較級の前に置いたり、ある表現に添えたりして、「強調」する言葉なんです。 そして、この強調は、(私も、#4の方の説明を読んで勉強になりました!)flatとかlevelの意味のevenと語源は同じなんでしょう。特に、1.は、「同じ」と考えると、考えやすいですね。この辞書の例に、 Even the youger children enjoyed the concert.というのがあります。これは、 「そのコンサートは幼い子供でさえ楽しめた(そのコンサートを楽しめたのは幼い子供も同じ)」という意味ですが、これは言外に「そのコンサートは誰にでも楽しめた」という意味を含んでいます。つまり、意外な例を挙げて、それでさえ同じだ、ということにより、そのコンサートが楽しめるものだったことを強調しているんですね。 うーん、かえって混乱させてしまったら、ごめんなさい。身構えてしまう単語って、確かに時々あります。だけど、そういったものも、多くの英文を読んでいくうちに、たいてい語感がつかめてくるものだと思いますよ(なんて、最後に無責任なことを言ってしまって、ごめんなさい!!)
お礼
お礼が遅くなり失礼しました。 二度も丁寧な回答いただきありがとうございました。私もときどき英英辞典を使っていますが、clarysageさんのおっしゃるような、単語の訳ではなくて概念をつかむために英英辞典を使う、という意識は希薄だったと思います。英語の学習のための大事なポイントを教えていただきました。 ありがとうございました。
- fushigichan
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shin-883-riderさん、こんばんは。 センスがあるかどうか分からないですが・・ 副詞としてのevenには、大きく3つの用法があるとみていいと思います。 例文で実際の感覚をつかんだほうがいいと思うので いくつか例文載せてみます。 (1)(強意)・・でさえ、・・ですら、・・、までも It is cold there even in summer. そこは、夏「でさえも」寒い。 He didn't even apologize when he was late. 彼は遅れてきたとき、言い訳「さえ」しなかった。 Many people were injured and some even died. 多くの人々が負傷し、死んだ人「さえも」いた。 のような感じで使われます。 (2)(比較級を強調して)さらに、いっそう=still,far It was hot yesterday,but it's even hotter today. 昨日は暑かった・・が、今日は「さらに」暑い。 She's even more beautiful than before. 彼女は、前「よりも一段と」きれいだ。 (3)それどころか He is ready,even willing to go. 彼は行く気になっています、いや、それどころか 喜んで行く気でいます。 あとは、語句で覚えておきたいのは even if=even though たとえ・・としても even now 今でも、たった今 even so たとえそうでも It's raining. Even so,we have to go there. 雨が降っている。たとえそうでも、我々はそこに行かねばならない。 などがあります。ご参考になればうれしいです。
お礼
お礼が遅くなりました。 たいへん参考になりました。ありがとうございました。
- clarysage
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辞書にはたとえば、 1. …でさえ 2.[比較級を強めて]いっそう 3.実のところ, …でさえ (indeed) 4.…にもかかわらず (in spite of) 5.[同時性を強めて]まさに, ちょうど(just) 6.ずっと, 全く (fully) のように出ていますよね。これだとわかりにくいんですが、要は全部、直後の部分の「強調」と考えていいと思います。「強調」と考えて、文脈に応じた自然な日本語をあてた結果、上記のようなさまざまな訳が出てきたということでしょう。
主な意味は次の2つです。 1・・・~でさえ、~すら 2・・・さらに、いっそう 例文 1の例文 Even my daughter know this thing. 私の娘でさえ、そのことを知っている。 2の例文 This is even better than that. これは、あれよりも、さらに良い。 2は、比較級の強めに使います。 ほかにも、熟語などに使われるevenがいろいろありますが、主な意味は、この2つです。
お礼
お礼がおそくなりました。すばやい回答ありがとうございます。
お礼
お礼がおそくなりすみません。とてもよくわかりました。mochi-mochiさんのおっしゃることを頭に入れながら勉強していけば、英語感覚で意味をつかんでいけそうです。言葉の元から説明してもらうとものすごくよくわかります。私のとって一番わかりやすい説明のスタイルです。 ありがとうございました。