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現金主義と発生主義の比較
現金主義と発生主義のメリット・デメリットって何ですか? 期間損益が把握できる・できないということは分かっているんですが その他何があるのか分からなくて… 習い始めでよくわかりません。自分でも調べてみたのですがいまいち理解できないので教えてください。お願いします。
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お疲れ様です。 ご質問について、二つの立場で考えてみます。(簡潔に考えるために、経費を支払った場合を想定します) ○経理担当者の場合 ・現金主義 ー 支払った時に費用計上すればいい ー 仕訳データの入力は1回 ー 作業が楽 ・発生主義 ー 発生月に費用計上する ー 支払い月に債務減少の処理をする ー 仕訳データの入力は2回 ー 作業が多くてつらい ○社長の場合 ・現金主義 ー 支払った月に費用計上される ー 試算表に載っている経費が、何月分の経費なのかわからない ー 経営判断が難しい(例えば広告費と売上増加の関係がつかめない) ・発生主義 ー 発生月に費用計上 ー 支払い月に債務減少 ー 経費の発生と売上発生の対応がわかりやすい ー 経営判断がしやすい 会計データに基づく経営資料の作成は、経理部門に求められている大きな役割の一つです。 したがって、発生主義を採用するのが望ましいと思いますよ。
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- ctaka88
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No4のhinode11さんのあげる例と全く逆の場合も考えられます。 現金主義で月次試算表を作っていて利益が出ていると思っていたら、試算表には翌月支払うべき巨額の未払金が計上されていなかったため、資金の用意が間に合わなくなって、倒産してしまいました。 このように現金主義、発生主義と対立的に考えること自体が間違っています。現金主義だけによる会計はあり得ません。経費の記帳等の一部についてだけ簡便的な現金主義による記帳が認められると考えるべきです。税務でもごく小規模な個人事業についてだけしか現金主義による記帳を認めていません。 発生主義というか、現在の会計の考え方の基本はNo2の方の回答のとおりです。まず、資産・負債の発生を認識できるかどうかです。その相手科目として損益科目、資本科目(場合によっては副次的に資産負債科目)を認識します。 発生主義による最大のメリットは、会計システムの中で経営の将来計画を考える基礎資料が得られ、将来の財政状態、損益状況も考えることが可能になると言うことです。 現金主義の場合は、企業の将来計画・予算を考える基礎資料を会計の中から整合性をもって把握することはきわめて困難になります。 例えば売上の発生と売上原価の発生は基本的に連動していますが、それぞれ掛売上、掛仕入の場合、現金主義であればどの時点で売上(入金)が発生し、原価(現金仕入)が発生するかを整合性をもって計画することは難しいはずです。 以上のことはある程度経験を積んで、ご自分で年度予算を考えるというような立場になると実感できるかと思います。
- hinode11
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現金主義と発生主義のメリット・デメリットのうち、代表的なものを一つだけ挙げます。 発生主義で決算をしたら利益が出ており社長に報告した。しかし数日後、資金繰りが悪化したので銀行に運転資金の融資を申し込むために社長の許可を得ようとしたら、社長から「何だ。儲かっていると言うから安心していたら、資金が足りないって? 決算が間違っているんじゃないのか。」とどやされた。 利益が出ているなら資金不足にならないはずだという社長の考えは一義的には正しいのです。しかし、売上高の計上時期よりも売上代金(売掛金)の回収時期が遅れるのが発生主義ですから、しばしば、こういうトラブルが生じるわけです。 もし現金主義で決算をしたら利益がマイナスになり、社長に報告すれば、その段階で社長は銀行融資を受けるための心の準備ができ、社長の許可を得るときに叱られるようなことはないでしょう。 この現象を「勘定足って銭足らず(かんじょうたって、ぜにたらず)」と言います。「帳簿上は儲かっているのに運転資金が不足する」状態を指します。これが現金主義のメリットであり、同時に発生主義のデメリットであると言えます。
ネット上には、分かっていない人が書いていたり、 答えていたりするので、調べても混乱する、ということがあります。 具体的に、これは間違いです、っていうのもなんなので、 逆に、これが正しい、というものを参考URLにあげておきます。 (特に収益側、実現主義を含む) メリット・デメリットは、 期間損益が把握できる・できないこと以外には、 確実性・客観性があるかないかということです。
- ml_4649
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大雑把で簡単に考えると、将来的に発生する事が約束されている債権債務も含めて評価するのが発生主義で、清算したごとに評価していくのが現金主義でいいと思いますが、、、 細かい事はイロイロあると思いますが、、