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代数学「素体」

代数学の体の性質に関することで Zp(p:素数)、Q(有理数体)がいずれも素体であることを証明したいのですが・・・・ このような場合は、Fが素体であるとき、上の2つについて同形であることを言えばいいのでしょうか? 回答よろしくお願いしますm(__)m

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  • zk43
  • ベストアンサー率53% (253/470)
回答No.2

素体とは、自分自身以外に部分体を持たない体のことです。 素数の定義に似ている。 Zpの部分体は、Zpの部分加群でもあるので、位数がpの約数でなければ ならない。(群に関するラグランジュの定理)体は0と1を含むので、 部分体の位数は1ではなくpでなければならない。すなわち、Zpに一致 してしまう。つまり、部分体は自分自身しかない。 Qの方はZの商体であることから分かると思うのですが。 そもそも、素体としては、ZpかQに同型なものしか存在しない。 Fを任意の素体とし、その乗法に関する単位元を1として、ZからFへの写 像fをf(n)=n・1と定義すると、これは環準同型写像になっている。 よって、環の準同型定理により、Z/Kerfとf(Z)は同型である。 f(Z)はFの部分環であるが、Fは環としては整域だから、f(Z)も整域であ り、KerfはZの素イデアルとなる。 Zは単項イデアル整域なので、Kerf=(0)か、Kerf=(p)(pは素数)とな る。 Kerf=(0)のときは、Zとf(Z)が同型ということになる。よって、Zの商 体であるQと、f(Z)の商体Kは同型となる。 KはFの部分体であるが、Fは素体なので、結局K=Fとなる。 よって、QとFは同型になる。 Kerf=(p)のときは、Zpとf(Z)が同型となり、Zpは体だからf(Z)も体で、 f(Z)はFに含まれ、Fは素体だから、f(Z)=Fとなる。 よって、ZpとFは同型となる。 いずれにしても、任意の素体はQかZpに同型である。

aresukersk
質問者

お礼

ご丁寧にありがとうございますm(__)m この回答を参考に、ちゃんと理解できるようにしたいと思います!

その他の回答 (1)

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.1

>このような場合は、Fが素体であるとき、上の2つについて同形であることを言えばいいのでしょうか? まったく的外れだ。 F がこれらのいずれかに同型だとして、Zp が素体であることは導かれない。 極端な話「素体」なるものはひとつも存在していない可能性もある。 Zp あるいは Q について論ずるだけ。

aresukersk
質問者

お礼

回答ありがとうございますm(__)m まったく見当違いだったようですね・・・・ もう一度参考書を読み直してみようと思います!

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