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It's customary to bargain,....
NHKラジオ英会話講座より .... It's customary to bargain, so that's what I did. 値段の交渉をするのが決まりなのよ、だからそうしたの。 (質問)[customary]についてお尋ねします。日本人の感覚からすると、「決まり」「習慣」ならば名詞の[custom]が使われると考えると思いますが、形容詞が使われています。[customary]の後に何か名詞が省略されていると考えるのでしょうか?類似の表現を幾つか教えて下さい。 以上
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こんにちは。10/24のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問1. <日本人の感覚からすると、「決まり」「習慣」ならば名詞の[custom]が使われると考えると思いますが、形容詞が使われています。> 1.日本語訳にとらわれないことです。日本語の抄訳では、「~するのが決まりなの」となっているので、名詞では?と疑問を持たれたのだと思います。 2.しかしここは、「~することが決まりとなっている」という「恒常的な状態」を言いたいので、「状態」を表す形容詞でなくてはならないのです。 3.これは、「必要」「重要」なども同様です。 例: It is necessity to do so.(X) It is necessary to do so.(O) 「それをすることは、必要だ」 ここも、「必要な状態」を示しているのです。 4.疑問を持たれたように、ここに名詞を持ってくることも可能です。「規則」「きまり」という名詞をとる用法も、他の単語であります。 例: It's a rule to do so. 「そうするのが規則です」 It's a daily routine to do so. 「そうするのが日課です」 従って、 It's a custom to do so. 「そうふるのが慣習(決まり)です」 と言えないこともないのです。 5.ただここは、話し手の主観が「決まりとなっている」という「恒常的な習慣」を示唆したいために、状態を表す形容詞を意図的に使っているのです。 ご質問2: <[customary]の後に何か名詞が省略されていると考えるのでしょうか?> いいえ。これは叙述用法の形容詞なので、名詞を修飾する限定用法とは異なります。違いは以下の通りです。 例: It is customary to do so.(叙述用法) 「そうすることが決まりだ」 It is a customary thing to do so.(限定用法) 「そうするのは決まっていることだ」 どちらも文法上間違いではありませんが、上の叙述用法の方が、「そうすること」の慣習的な性質を断定的に叙述しているのに対し、下の限定用法では同種の名詞thingの可能性を暗示し、「他のことは決まっていない」「決まっていないこともある」という可能性も暗示できるわけです。 ご質問3: <類似の表現を幾つか教えて下さい。> 1.これはIt~for~to構文で、SVCのCの部分で形容詞が名詞を修飾しない例と同じパターンです。 例: It is important to do so.(叙述用法) It is an important thing to do so.(限定用法) などでも、叙述用法の方が、主語の性質を断定的に特徴付けることができるのです。 2.necessaryなどは叙述用法の方が一般です。 例: It's necessary to do so. It's a necessary thing to do so. 下の限定用法は、あまり使われません。 3.文脈によっては叙述用法の方が主観的、限定用法は客観的にうつることもあります。 例: He is kind.「彼は親切だ」 He is a kind man.「彼は親切な人だ」 上の叙述用法では、「彼は親切な性質だ」と主観的な感情を込めて断定・判断しており、下の限定用法では「数ある男の人の中でも親切な部類に属する男の人だ」と、他のサンプルと比較しながらの客観的な判断、と考えることもできるのです。 以上ご参考までに。 PS:日本も秋の気配が感じられるようですね。こちらも急に寒くなりました。庭のマロニエの木々は殆ど葉を落とし、庭の奥に林立する木々も葉を黄金色に染めています。こちらは紅葉する(赤色に染まる)木は殆どないのです。地質の違いでしょうね。日本の秋の幸が懐かしいです。
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- 06miyachan
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日本語で、「今日は雨だ。」と書かれているからといって、「It is rain.」と言えるかどうかですね。しかも、「It is rainy.」の「rainy」は形容詞だから、次の名詞、たとえば「日」が抜けているのではあるまいか、と考えるのはよした方がいいような気が。。。 なるほど、「rainy day」という言い方もありますが、形容詞だけついているからといって、名詞が抜けているのではあるまいか、と考えるのはよした方がいいような気が。。。英語を日本語に合わせるのでなく、われわれ日本人が英語(の発想)に合わせるのですから。
お礼
いつもご回答有難うございました。例えに「It is rain.」を出していただき過去に読んだテキストを思い出しました。「itは指示詞ではない、代名詞として今置かれている状況を表現します。」と言う件です。rainならば「雨」ですがrainyならば「雨が降る状況」を表す。と解釈しました。如何でしょうか?間違っているかもしれませんが、今は納得しています。とても勉強になりました。今後とも宜しくお願いいたします。まづは御礼まで。
- Hideto123
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>日本人の感覚からすると、「決まり」「習慣」ならば・・・・ 日本人の感覚や日本語での表現がどうか、は関係ありません。 英語ではこういう表現をする ということで理解すればいいとおもいます。 仮主語の it を使った構文で、It is + 形容詞 + for + 人 + to do で、 ~にとっては ~するのは ~だ の意味で、よく使います。 (ここでは for 人、例えば for us のようなものが省略されてます) 形容詞の部分のcustomary と usual などの類語の違いは、 to do することが個人的な習慣ではなく、 社会的に定着した習慣である という意味を暗示するためです。
お礼
いつもご回答有難うございます。とても参考になりました。今後とも宜しくお願いいたします。まづは御礼まで。
- mabomk
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適当にでっち上げた類似英文を提示します。customaryの後には何も名詞は省略されておりません。{何々するのがいつもの習慣だ、お決まりだ」 It is quite customary for me to have the local foods at any foreign country instead of eating Japanese foods at the restaurant. It has been customary for that comapany to label the advanced delivery date on all their pancake. 昨今話題の「黒福饅頭 advanced delivery date - 先付け出荷日 advanced manufacturing date - 先付け製造年月日 名詞を後に続けるなら、こんな感じで、、、、 customary seating order 習慣的な席順 This is our customary seating order for the board meeting. これが我が社の取締役会の習慣的な席順です。
お礼
いつもご回答有難うございます。とても参考になりました。また楽しいcustomaryの例文を有難うございました。一段と英語に興味が湧いてきます。今後とも宜しくお願いいたします。敬具
お礼
いつもご回答有難うございます。 >叙述用法の方が、「そうすること」の慣習的な性質を断定的に叙述しているのに対し、限定用法では同種の名詞thingの可能性を暗示し、「他のことは決まっていない」「決まっていないこともある」という可能性も暗示できるわけです。 叙述用法、限定用法とても勉強になりました。よく分りました。英語を色々こね回し、質問を繰り返すたびに、理解が深まって行きます。これも回答者の皆様のお陰と常日頃深く感謝しています。no.3回答者様のお礼にも記させていただきましたが、itとの係わり合いもあるのでは?と考えているところです。敬具 PS:いつも一言添えていただけて和みます。パリの秋はまた美しいでしょうね。シャンソンが聞こえてきそうです。最近のテレビで、パリはナポレオンの時代より密接な関係がある、とかワインの輸出が激減して努力している様子が放映されていました。とても興味ある国になりました。益々のご活躍を・・!!有難うございました。
補足
お礼の内容に欠落した部分を見つけました。「パリはナポレオンの時代よりエジプトと密接な関係がある」です。あわて者なものですみません。エジプトから運んだ遺跡や、エジプトを真似てパリは作られたとか?興味深いです!!!