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古文の品詞分解をお願いします。

枕草子から 「八月つもごり・・・」のなかで、「穂に出でたる田を人いとおほく見騒ぐは」  訳では「稲穂が実った田」となっていましたが、「に」の解釈の仕方といいますか、主格として訳しているのはどうしてでしょう。また、「見騒ぐ」とは筆者が見て男たちが騒ぐという意味でつかわれているのですか。疑問に思っておりますので、どなたかご指導ください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kzsIV
  • ベストアンサー率53% (238/446)
回答No.2

稲や薄の出穂を「穂に出づ」と表現します。「(稲・薄の実が)穂に(なって外へ)でる」という感じでしょうか。 「見騒ぐ」は「複数の人が同じ方向を向いて賑やかにしている」という状況に使います。

ippey
質問者

お礼

誠にありがとうございました。大変参考になりました。このように解説されて、ようやく納得できました。感謝いたします。

その他の回答 (1)

  • ballville
  • ベストアンサー率47% (233/487)
回答No.1

訳がどこのものかは分かりませんが、別に「に」を主格に訳してはいないと思います。 原文の省略を補いながら口語訳するなら 「(稲が)穂に(実って)出てきた田」 あたりでしょうか。訳では、長いのでまとめて「稲穂が実った田」としたのでしょう。 「穂のい出たる」なら単に穂が出てきたというだけですが、「青かった稲が穂『に』なった」としたことで、稲を育てている人たちの喜びまでもが伝わる気がします。助詞ひとつにも式部さんのセンスを感じますね。 そういうわけで、古代米の赤い稲穂が華やかな田んぼを見て、大声で感激しているのは筆者ではなく「いとおほき」人たちだと思います。 ※「つもごり」ではなく「つごもり」です。月籠り=月末という意味です。

ippey
質問者

お礼

大変参考になりました。誠にありがとうございました。古文の省略された表現に苦労します。

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