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【古文】この文章の品詞分解がわかりません
こんにちは。 この文章なのですが、最後は終助詞ではないようです。 「ねたく」と本活用に接続しているところがミソかと思うのですがどうなんでしょうか? 見え奉らむこともねたくなむ。 です。 ところで、少し話がそれますが、 願望の終助詞「なむ」が助動詞に接続するときは、補助活用がある場合は補助活用に接続する という認識はあっていますか? 二つありますが、お願いします!
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「~く」「~しく」の形が未然形とされるのは、 これ無くは(これが無かったら) 恋しくは(恋しかったら) のように、仮定条件をあらはす「~くは」「~しくは」の場合だけです。これを連用形とする説もあります。したがって、ご質問の「ねたく」は形容詞「ねたし」の連用形としか考えられません。 連用形の下に終助詞の「なむ」は付きません。 形容詞本活用連用形は下に助動詞を付けることができませんから、ご質問の「なむ」を「完了の助動詞『ぬ』の未然形+推量の助動詞『む』」と考えることもできません。 そこで結論です。ご質問の「なむ」は係助詞です。結びは省略されています。 見え奉らむこともねたくなむある。 見え奉らむこともねたくなむはべる。 のつもりでお考えになれば結構です。 二つ目のご質問ですが「願望の終助詞『なむ』が助動詞に接続するときは、補助活用がある場合は補助活用に接続するという認識」は正解です。 今はいかにもいかにもかけて(=口に出して)言はざらなむ。(源氏物語・宿木) といった例があります。
お礼
ありがとうございます! 文末の係助詞のことをすっかり忘れていました。 二つの質問に丁寧な回答をしていただき、本当にありがとうございました!