- ベストアンサー
The Oval Portrait(続きです)
- 彼女は希有な美しさの女性でした。そして歓喜に満ちるほど愛らしくありませんでした(?)
- 彼女が画家を見て、愛して、結合した時間は悪魔でした(?)意味がわからないのですが、
- 冒頭部分のくり返しになっていますがsheの後にwasが抜けています。これはどうしてなのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
> She was a maiden of rarest beauty, and not more lovely than full of glee. 彼女は希有な美しさの女性でした。そして歓喜に満ちるほど愛らしくありませんでした(?) > 後半のnot more lovely than full of gleeの個所の訳がピンとこないのですが、どういう感じなのでしょうか? than full of glee で 「喜びでいっぱいの時よりも」 で、more lovely は 「より美しい」 という意味になりますが、それを not で否定している。「喜びでいっぱいの時よりも美しい」 を否定すると 「喜びでいっぱいの時ほどには美しくない」 ということになります。それは言い換えると 「喜びにあふれている時こそ最高に美しかった」 ということになるのではないでしょうか。 > And evil was the hour when she saw, and loved, and wedded the painter. > 彼女が画家を見て、愛して、結合した時間は悪魔でした(?)意味がわからないのですが、whenはthe hourを先行詞とする関係副詞なのでしょうか? その文での evil は 「悪魔」 という名詞ではなくて、「邪悪な、忌まわしい」 という意味の形容詞のはずだと思います。語順が倒置しているので、the hour was evil ... と読めます。 「その画家に出会い、愛し、妻になり、彼女は幸せでいっぱいでした」 のような文になるのが普通に思われるわけですが、ここではそれを逆転させて 「evil だった」 と述べているわけです。 hour = 時 という図式にすると、日本語の文として落ち着きが悪いので、たとえば私なら便宜的に次のような文だとして読むかもしれません。 「画家に出会い、愛し、妻になってしまったことこそは、最高に 忌まわしい ことだったのだ」 おっしゃる通りで、when は hour (~した時) と重なり合っていると思います。 > she a maiden of rarest beauty, and not more lovely than full of glee; > 冒頭部分のくり返しになっていますがsheの後にwasが抜けています。これはどうしてなのでしょうか? これもご指摘の通りで、同じ文句を祈り (一転すれば呪い) の文句みたいに繰り返している。同じ文句だから be 動詞はなくても分かるから省いたともいえます。全く同じような文句ではなくても、普通の文章の場合でも主語が同じで次に be 動詞が来る場合には省略することが珍しくないはずです。I am a teacher and you a pupil. (私は教師で、お前は生徒だ。いいな、分かったな) みたいな。 > hating only the Art which was her rival; dreading only the pallet and brushes and other untoward instruments which deprived her of the countenance of her lover. > 彼女が芸術を彼女のライバルとして嫌っていた理由が書かれていると思うのですが、deprived her of the countenance of her loverの個所の意味がよくわかりません。 > 彼女の恋人の表情を彼女から奪う(?)とは、どういう意味ですか? 微妙な表現ですが、countenance はその画家が彼女を愛おしく思っている気持ちが表れた表情のことをいっているのではないかと思います。自分のような美しい妻を持ちながら、その妻以外の存在 (すなわち Art) に心を奪われるなんてことが許せないという気持ちを抱いたのでしょう。 > It was thus a terrible thing for this lady to hear the painter speak of his desire to portray even his young bride. > It was thusのthusはどういうことを指しているのでしょうか? > his young brideというのは画家が絵に描いた若い花嫁、ということですか? その文における thus は、私の手元の辞書を見ると 「古風」 な用法であるとあるのですが、「したがって」 という意味を表すようです。「だから、その若い女は、夫である画家が自分の若妻の肖像を描きたいというのを聞いただけでも、おぞましい気持ちを抱いたのであった」
お礼
質問がたくさんになってしまいましたが、丁寧に回答してくださって本当にありがとうございます! 解説と、ところどころ訳して頂いて、読み方がわかりました。 countenanceの個所などは文脈から意味をとらないとわかりにくいですね。 thusは辞書を見てみたら「それゆえに」「だから」「したがって」「要するに」と、確かに載っていました。この意味で使われていたんですね。