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新古典派成長理論について

なぜ新古典派成長理論では貯蓄率が外生的に与えられ一定になるのでしょうか。

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回答No.2

回答1で言及したSolow-Swanの新古典派成長モデルについてはここ(↓)  http://en.wikipedia.org/wiki/Solow%E2%80%93Swan_model を見てください。このモデルへの後継モデルであるRamsey-Cass-Koopmans Model や先行モデルであるHarrod-Domar Modelについても、リンクが付いている参考にされたい。

回答No.1

新古典派成長モデルといっても、あなたが言っているのはソロー成長モデル(あるいはSolow-Swanモデルともいう)のことですね。このように貯蓄率が外生的に一定と仮定することで、需要側の要因を非常に単純化することができるからです。所得の一定割合が貯蓄されるということは、所得の一定割合が消費されるということですから、成長の分析の中心を生産面に集中することができるのです。ソローの貢献は、成長の要因を資本、労働、技術進歩といった生産面の要因が成長に果たす役割をあきらかにしたことです。 ソロー以後の拡張された新古典派成長理論(Ramsey-Cass-Koopmansモデル)では、明示的に効用関数をもつ代表的主体が仮定されているので、貯蓄率も外生的に一定に与えられているのではなく、モデルの中で内生的に決定されています。その代わりモデルも非常に複雑になっています。 同じことはソローモデルでは人口成長率はnで一定と仮定されていることにもいえますが、あなた流にいうと、ソローモデルではなぜ人口の成長率は一定なのですか?と尋ねられたら、あなたはなんと答えます?

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