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投資理論
投資理論として、ケインズの投資の限界効用理論がありますが、一方 加速度原理、ストック調整モデル、トービンのq等がありますが、こ れらはケインズ経済学を否定する立場にあるのでしょうか? (その意味では、古典派の立場といえるのでしょうか?)
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加速度原理、ストック調整モデルの両方ともケインズ理論を否定も肯定もするようなものではないと思います。というよりも両者とも理論的裏づけが希薄という点が共通しているだけです。 Jorgensonの新古典派投資理論とトービンのq理論の2つが古典的な投資モデルの中では理論的にしっかりしているということです。ただし新古典派投資理論は厳密には最適資本量の理論であって投資理論ではない、という指摘もあります。またトービンのq理論は実証分析の結果がよくない、という弱点をもっています。
お礼
いつも論理明快な回答有難うございます。 投資理論のうち、「トービンのq」につきましては、その使いかたといいますかマクロ経済での位置づけがよく分かりません。 加速度原理であれば、経済循環理論につながっていくと思うのですが、 マクロ経済というよりも、投資家の投資判断のための金融理論に近いものなのでしょうか?