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長期金利の理論的な決まり方
長期金利というのは理論的にはどのように決まるのでしょうか? 「名目金利 = 実質金利 + インフレ率」と言うのは周知の式ですが、名目金利にはそれ以外にも実質成長率や財政プレミアムも含まれているはずです。 実は、名目金利 = (実質金利) + インフレ率 = (実質成長率 + 財政プレミアム) + インフレ率 という事でしょうか?
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>実は、名目金利 = (実質金利) + インフレ率 = (実質成長率 + 財政プレミアム) + インフレ率 という事でしょうか? 最初の等号は単に定義式にすぎません。実質金利(実質利子率)は直接測定できない(直接観測できない)ので、実質利子率=名目利子率-インフレ率で定義するのです。しばしばフィッシャー式と呼ばれるています。あなたの2番目の等号は、あなたの実質利子率の決定式ですが、実質利子率の決定は複雑で、いろいろな要因が影響していることは事実ですが、こんな簡単な要因に分解することはできません。マクロモデル全体で決定されるとしかいいようがありません。 最近、フィシャ―式の解釈をめぐって面白い論争がありました。興味があったら、以下のURL(↓)にアクセスしてみてください(ただし英語です。) http://noahpinionblog.blogspot.jp/2014/04/the-neo-fisherite-rebellion.html
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ご回答ありがとうございます。 まずマーケットでの価格決定メカニズムは複雑で、マーケットでの価格形成理由をすべて説明するのは無理だというのは承知しています。 一般的にファンダメンタルズで説明できる水準からさらに市場での需給や思惑・期待で価格がぶれます。なのでここでは需給や思惑・期待はさておきファンダメンタルズに絞って適正な水準の決め方を議論していただければ幸いです。