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閾値付き拡散方程式
n次元(1次元限定でも可)拡散方程式 ∂u/∂t = ∇^2 u において、u<σとなったら、u=0という条件をつけます。 0. この方程式は数学的に意味があるでしょうか? つまり、デルタ関数とか弱解といった分野的に、という意味です。 1. この方程式は解析的に解けるでしょうか? 2. 各種の数値解法を適用した場合、 数値解は格子のスケールに依存しないでしょうか?
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> u<σとなったら、u=0 「u<σとなったら」即座にu=0になるんであれば、「u<σとなっ」てる暇も無い筈であり、ご質問はwell definedとは言いがたいのだけれども、ま、そこはナニすることにすると: (1) 至る所でσ以上の値を持つ初期値u(0)から出発すれば、その「条件」に出番はない。 (2) ちょっとでもσ未満の部分がある初期値から出発すれば、その部分が即座に0になり、するとその境界では(∇^2)uが発散するのだけれども、そこはナニして考えるなら、境界の微妙に外にある部分は即座に0に落ち、これが雪崩を打って広がる、という現象が無限小時間の間に起こるということだから、結局即座に至る所が0になる。そして、以後変化しない。 ということになりませんかね。 しかし数値計算に単純にこの条件を追加すれば、「u<σとなっ」てからやや遅延があって「u=0」になるために、「雪崩を打って広がる」プロセスが可視化されることでしょう。
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- stomachman
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ANo.1へのコメントについてです。 たとえば f(u,a) = u (cos(2 max(0,σ-u)/(σπ)))^a ∂u/∂t = ∇^2 f(u,a) において、a→∞の極限を問うというのだったらwell definedにはなるんじゃないかな。解ける気はしないけど。 ここでf(u,a)は、 f(0,a) = 0 (∂(f/u)/∂u)(σ,a) = 0 ∀u( 0<u<σ ⇒ (∂(f/u)/∂u)(u,a) < 0) ∀u( σ<u ⇒ f(u,a) = u) を満たす適当な関数の一例を挙げただけ。 いや、もっと条件を緩めても良いのですが。というのは、要するに微分方程式の右辺のuを、滑らかな関数f(u,a)に差し替えて、そのパラメータaを振ったときの極限が「∂u/∂t = ∇^2 uだけどu<σなら即座に0」というキモチをなんとか表現するようにしてやる、というだけの事ですから。
お礼
ありがとうございます。確かにwell definedでない気がします・・・