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「神はだれが造ったか,始まりはあるか」
仮定として「今,神が存在しており,その神に始めがあった」と「存在するものには始まり(存在の原因)がなければならない」の2つをおくと,まず,神を存在させた原因があったことになり,そうすると,次に,その原因を存在させた原因があったことになり,原因についての論証は限りなく終わることがないから,「神に始めがあった」と論証することはできないことになると思うのですが,こんな推論はどう思いますか。
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- 0fool0
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時の牢獄
- Nakay702
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端的にお答えします。 >神はだれが造ったか, ⇒人間が造りました。だから神は人間の顔つきをしています(擬人神観)。昔の偉い哲人が言いました。「もし馬が神を造っていたら、馬の顔に似せたでしょう」と。 >始まりはあるか ⇒あります。人間の抱く恐怖心や心的・知的好奇心です。それで、抗うことのできない天変地異や人知を超える事柄をすべて知っていて、それを統覚するものがいると想定し、その統括を仮託すべき相手を、「絶対者」またの名を「神」と呼んだのです。そこに神の起源を見ることができます。 …その意味で、「神」とは、人間が「弱さ」を自覚して、それを何とか補強しようとする、いわば、「人間特有の英知」が生み出したものと言えるのではないでしょうか。 以上、ご回答まで。
始まりがないからこそ神なんでしょう。
- lv4u
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こういう推論は、最初の前提の真偽を確かめることができません。なので、正しいか間違いか、なんともいえないですけど、仮定として「神に始めがあった」というのではじめたなら「神があった」というのは、推論の前提ですから、その議論では「神はあった」というのが、結論になるでしょうね。 なお、こういう論理というか推論をしても、神の存在の有無についての議論としては無意味でしょう。
- nobu1717
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神の始まりの原因が判明した時点で神の始めはそこになるでしょ? 原因の原因は神の始めの証明には関係ないと思いますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私の質問の趣意は,「神に始めがあった」という意見について,それが合理的だという証明はできないのではないか,ということでした。ご回答は推論の前提を吟味する上で参考になりました。ありがとうございました。