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前置詞ofの基本的な意味:所属・所有、分離
1.Every member of the club attended the ceremony. 2.A monkey robbed me of my lunch box. 言うまでもなく1.のofは「所属・所有」の意味で、2.のofは「分離」の意味ですよね。 ところで素朴な疑問なんですけど、何でofには「所属・所有」と、「分離」という相反するような概念が共存しているのですか?
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元来、今から800年以上も前は、ofは、分離を意味していました。その後、分離ということから、所属(自分のものになる)という意味が派生し、所属・根源をも意味するようになったのです。 なお、offのように、はっきりと分かたれるのではなく、関連性が保たれているのがofの分離の意味の特徴です。たとえば鞄をrobされても、なお自分の鞄、所有権も自分にあるのです。その意味では、鞄が分離しても自分と関連している→自分のものーーつまり所有、所属、根源という意味となったと考えられます。 逆に、The plane took off Narita Airport. だと、完全に飛行機は成田空港とは分離します。I took off my coat. なら、自分のコートだろうと、他人のコートだろうと、舞台の衣装であろうと、何であっても、単にコートを脱ぐ、そして、体から分離するーーコートは体の部分でもないですねーーわけですから、ofとはちょっと違います。 ただし、この説明内容をあまりつきつめるとわからなくなると思いますので、おおよその意味傾向をおさえていただきたいと思います。 以上、ご参考になればと思います。
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- princelilac
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「分離」した物のでどころは「所属・所有」と、考えてはどうですか。 「of は from と同じ」と、アメリカの人に教えてもらったことがあります。 make of, make from die of, die from など、受験ではおなじみの組み合わせですが、似たような意味になる理由が分かったように思いました。
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回答ありがとうございました。解説は参考になりました。
- wind-sky-wind
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of はもともと,off のような分離を表していたのが, 現在中心となっている「所属・所有」を表すようになっていきました。 日本語だって,「わが」みたいに所有格だった「が」が主格に変わり, 「しよう」の「む→ん」が,今では「ぬ」からきた否定の「ん」と感じられる ようになったりするように そういう歴史的な変化というものが絡んできます。
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