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大僧正と贈大僧正の違い
大僧正と贈大僧正の違いを教えてください。 「贈大僧正」とは、「死後に大僧正の位を授与される」というような意味の、つまり動詞的な言葉として捉えていたのですが、 どうも文献によっては、むしろ名詞的というか尊称のような使われ方をされているように感ぜられます。 実際はどうなのでしょうか。よろしくお願いします。
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「贈大僧正」の「贈」は「贈位」「贈官」の「贈」で、死後に位や官職を贈ることを表します。ただ、同じ位階・官職でも生前と死後では感じ方が変わり、蔭位などの扱いも贈位・贈官では低く扱われています。生前に任命された位階・官職に対して区別するため「贈」を付けたのであって、この「贈」は「贈位」「贈官」の略のように捉えた方が実態に合致していると思います。つまり、「大僧正を贈る(らる)」と動詞ではなく、「贈官(の)大僧正」の略としての名詞と捉える、もしくは発展して「贈大僧正」という一つの官職名(正確には僧綱名)と捉えた方が良いように思います。 ただ、文法的に言えば「接頭辞(接頭語)」とすることの方が正しいと思います。接頭辞とは、『語の前に付けて、文法上の変化をもたらしたり、意味を付け加えたりする接辞。「さ迷う」「ご親切」「亜熱帯」「不機嫌」の「さ」「ご」「亜」「不」など。接頭語。』(広辞苑)を言います。 以上参考まで。
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- あずき なな(@azuki-7)
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回答No.1
大僧正はご存知 法衣の最高位(法皇は除いてですが) 贈大僧正は別に死後にだけ贈られた称号ではありません 天海大僧正は生前に贈大僧正されています
質問者
お礼
お早い回答ありがとうございます! >贈大僧正は別に死後にだけ贈られた称号ではありません 「大僧正」とは別に「贈大僧正」という称号があったということでしょうか?
お礼
遅くなりまして失礼いたします。 なるほど、生前に贈られた場合との幾許かのニュアンスの違いなどを意識した場合などにおいては、 動詞よりもむしろ接頭辞のついた名詞として見た方が良い使われ方もしているようですね。 丁寧な御回答をありがとうございました!