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「猊下」・「陛下」、何故”尊称”に「下」が付くのか?
「猊下」・「陛下」、何故”尊称”に「下」が付くのか? 敬って言う言葉に「○○より下」、と言ったのでは、例え○○がどんなに位の高いものでも、 敬ったことにならないのではないでしょうか? 何故わざわざ[下]を付けるのでしょう? 「猊」・「陛」の一字だけでは語呂が悪い、というなら、「様」「殿」でいいではないですか? (またはこれに替わる尊称) 納得できる説明をお願いいたします。
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尊い人をその身近な建物や座で置き換えて、 その建物/座の下(もと)=配下の人 と言い換えて敬称としたもの。 陛は宮殿の階段→陛下 殿はご殿→殿下 猊は獅子→猊座下→猊下 閣は建物→閣下 そもそも陛や殿や猊は尊称の意味はもちません。 下をつけた、陛下・殿下・猊下・閣下となって初めて敬称です。 陛下と言ったからと言って、固有名詞をもつお付きの人を指しません、 「xxのおもとへ」が実質の意味です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E7%A7%B0#.E3.80.8C.E4.B8.8B.E3.80.8D.E3.81.AE.E4.BB.98.E3.81.8F.E6.95.AC.E7.A7.B0 1.2.3.1 「下」の付く敬称 の項をご覧ください。 ここに出ていないもので、 先行回答に加えて他に、貴下、台下、膝下なども。
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- SPS700
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玉案下「玉石の机の下」、机下「(ただの)机の下」など(これは小人の侍従でないと無理でしょうが)手紙に書くのも同じ意味で「直接手渡すのは恐れ多いから、○○の下まで差し出します」という思いからでしょう。 陛「階段」閣、殿、など建造物が「下]の前にくるのはそういう含みがあるからだと思います。
- NIWAKA_0
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もともとは、取次ぎの人が居るところを差す言葉だったらしいですよ。 「陛下」であれば、 「玉座、高御座(たかみくら)の陛(階段)の下においでのお取り次ぎの方にまで申し上げます」 みたいな。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E7%A7%B0#.E3.80.8C.E4.B8.8B.E3.80.8D.E3.81.AE.E4.BB.98.E3.81.8F.E6.95.AC.E7.A7.B0
補足
取次ぎの人に対する呼びかけが、そのまま、目上の人に対する呼びかけに 流用されるなど、益々もって失礼な・・・(-_-;) そういう例がほかにありますかね。
補足
>取次ぎの人に間接的に呼びかけることで敬意を表す敬称が発生した。 ”取次ぎの人に”そう呼びかけるならともかく、本人に向かって話すのに、あたかも取次ぎの人に呼びかける表現が”尊敬を表す”ことになる、という妙チクリンな論理がどうしても理解できない。 からだは正面を向いているが、顔は横を向いて話している、という感じで失礼この上もない。 あなたは納得できますか?