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助詞 『の』と『が』 の使い方を教えて下さい。

正しい、助詞 『の』 の使い方を教えて下さい。 知りたいのは下記です。 元気 の 出る や 星 の 無い空 や 心 の 優しい などですが 上記の『の』は『が』に置き変わっても良いと思います。 例に依っては『が』の方がしっくりきます。 正しい使い方と、その根拠を教えて頂けませんでしょうか? 宜しくお願いいたします。

みんなの回答

noname#160411
noname#160411
回答No.4

「の」「が」ともに主格の格助詞です。 「の」は連体修飾節の主格を表します。○「元気の出る薬。」○「星のない空。」○「心の優しい人。」 主節の主格を表すのには用いられません。×「この薬は元気の出る。」×「今日の空は星のない。」×「あの人は心の優しい。」 「が」は連体修飾節、主節、両方の主格を表すことができます。○「元気が出る薬。」○「この薬は元気が出る。」 古典では、「の」がやや上品で優美、「が」がやや見下した感じ、とされています。

yuki_2010
質問者

お礼

no3さんの力点と関係しているようですね。 文章と意味に於いて、使い分けるのが良いようですね。 確かに、古典では「の」の方が上品な感じがします。 と云う事は現代でもその要素が残っていそうですね。 ありがとうございました。

回答No.3

《元気の出る、星の無い空、心の優しい》の「の」は、「が」の他に、「は」も挿入(置き換え)可能です。 で、例えば、一連の文脈の中での初出の言葉(名詞・体言)である場合、「が」を用いることで、そこに至るまで未知だったことを表します。お初にお目にかかりますということですね。つまり、「が」は初登場の言葉への強調表現でもあり、力点が加わることになります。一方、「は」は、それまでの文脈で、何度か出現している言葉だったり、その言葉をテーマにして文脈が進行している場合、殊更、改めて強調する必要が無く、つまり、既知の言葉として「は」を用います。そして、この場合の力点は後方(文末)です。 「の」については、「私の財布」などと所有を表す際に用いるのが基本用例でして、机の上の財布を指差して、「私の!」という大声だけでも相手に意味が通じるように、「私の」に力点があります。同様に「元気!」と言えば、元気を出せよという意に、「心!」と言えば、心持ちが大切だよという意にもなりましょうかね。ただ、「星!」だけは、それが「無い」という用例ですので、「元気」と「心」とは同じ扱いになりません。 ともあれ、そんなわけで、「の」には「が」と力点的には前がかりということで、同種ということになりましょうかね。主格(主語)表現本則としての「は」と特殊用法としての「が」、または、「の」という感覚でどうでしょうか。 ただ、常に全てが置き換え可能かというとそうでもなくて、例えば、古い歌にある「星は何でも知っている~」では、「が」はOKでも、「の」では日本語になりません。それは、「の」の基本用法が所有権の存在表示であるからでしょうかね。

yuki_2010
質問者

お礼

未知と既知、及び前後の言葉の力点が影響していると云う事ですね。 ありがとうございました。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

「元気が出る。」は言い切りの形と句点とで一つの文となっていますが、「元気の出る。」では言い切りとなれず、従って句点を付けたら誤用となります。 これは、「元気の出る」はそのままでは文を成さず、例えば「元気の出るテレビ」のようにテレビという名詞を形容する連体修飾句を成しているだけだからです。 「星の無い」や「心の優しい」の場合も同様です。 このように、一般的な格助詞「が/を/に/と」などとは異なっていることや、他の格助詞の下に接続して「…からの」「…との」「…への」のように重ね遣いができる点でも特殊な機能があります。 「学校文法では「の」も格助詞とするが、これは連体修飾成分素を作る機能しかなく、他の格助詞とは構文上の機能をまったく異にしているので、本書では格助詞とせず、連体助詞とする。」(小池清治「現代日本語文法入門」)

yuki_2010
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 文として完成しない用法は、間違いと考える。 また、「の」の扱いは他助詞と比べ特殊性がありそう。 と云うことですね。 ありがとうございました。

  • teckiko
  • ベストアンサー率50% (6/12)
回答No.1

こちらのサイトが参考になるかと思います。 http://www.sanseido.net/Main/Words/hyakka/howto/15.aspx 「の」を使用する場合特に制限はありませんが、当然ならが~~の~~の~~の ですと、言葉と言葉の関係性がわからなくなってしまいます。 例:(参考サイトから引用) ■総理の公開した資産の内容は、~ ※これに対して、正しく文章をまとめるとしたら、 ■総理が公開した資産の内容は、~ となります。 また、「が」を使用する場合は、目的となるものは読み手が既知ではない場合が多いようです。 例:(参考サイトから引用) ■企画2年、製作期間5年に及んだ大作「港」が完成し、その試写会を行うことになりました。

yuki_2010
質問者

お礼

素早い回答ありがとうございます。 未知と既知の関係性が在るようですね。 ありがとうございました。