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漢文 助詞助動詞 書き下しについて
漢文で、書き下しについて悩んでいます。 いろいろなサイトを見ている内に 書き下しでひらがなで書くものは助詞・助動詞だとわかりました。 1)まず、助詞・助動詞以外にはないのでしょうか? また、漢文の助詞・助動詞は古文の助詞・助動詞と似ていてそれを見ればわかるらしいのですが、古文では助動詞等の表がひらがななので、 漢文ではそれがどれに値するのかわかりません。 まとめて覚えておいたほうが読みがわからないときなどに便利だと思いました。 2)漢文の助詞・助動詞の例をなるべく詳しく教えて下さい どうぞよろしくお願いいたします。
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こんばんは。恐らく質問者様は高校の男子生徒さん、それも国語が余り得意ではなくて苦戦している方とお見受けしました。 「漢文の世界」で扱う「文字」には三つの種類があって、「実字」「虚字」「助字」と呼び、区別されています。「実字」は山川草木など実体のあるものを表す言葉(名詞・代名詞)、「虚字」は行登流生など動作を表す言葉と美清高長など性質・状態を表す言葉(動詞・形容詞)、「助字」はそれ以外(副詞・接続詞・感嘆詞・助動詞・助詞)です。 質問者様の仰る「書き下しでひらがなで書くものは」の意味が今ひとつはっきりとはしないので(元々の白文にルビが片仮名で振られていた場合はそのとおりに書くこともありますが、ひらがなでも可能な場合も実際にあります)、ここでは「白文を漢字仮名交じりの書き下し文にする場合のルール」との質問と解釈させていただいた上でのお話しと理解していただければ幸甚です。 >まとめて憶えておいたほうが便利 このご意見ですが、余りに無謀な方法といえます。手許にある辞書でざっと調べた限りでも助字として扱うことの出来る文字だけでも200弱の文字数があり、またそれぞれの文字にも様々な用例がありますので、暗記はお勧めできません。 でしたら、再読文字の構文をはじめ部分否定や二重否定、使役や疑問、仮定や反語などの基本句形を暗記するのではなく、読んで見分ける練習を繰り返された方が効果的であろうと存じます。 漢文の「書き下し」は中国の文章形式で記されたものを如何に日本語として自然な形で読むかとの工夫の産物です。 先ずは手始めに興味を持つことの出来る作品を一つ選んで読んでみましょう。スタンダードなところでは白居易の『長恨歌』がお勧めできます。あるいは項羽と劉邦の逸話に興味があるのならば司馬遷の『史記』の本紀や『十八史略』あたりはおもしろいかもしれません。
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- bgm38489
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漢文の読み下し(書き下し?)分は、確かに古文に似てますが、それは、その読み方が定着しているだけです。例えば、漢詩の白帝城の 朝辞白帝彩雲間 だと、 あしたにじす・はくてい・さいうんのあいだ と読みます。これは、僕の習っている詩吟の流派ではこう読むんだ、というだけで、読み方なんて、基本的には、人それぞれでいいのです。ただ、返り点などがついていると、それは、日本人が、読みやすいようにつけたものですから、忠実にその漢字の順番に読まなければなりませんがね。 和訳すれば違う言葉になるところを、漢文を生かして日本語読みにしようとしているから、昔の読み方、古文調がそのまま残っているのです。 ひらがなで書くのは、基本的に助詞・助動詞です。 漢文には基本的に助詞はありませんので、これは日本語読みとして後からつけたもの。漢字には直せませんね。ただ、之(の)などは、漢字で書かれていることがよくあります。現代語の助詞と変わりませんので、特別覚える必要はありません。。 助動詞の場合、ひらがなで表しますが、漢字では、不、未、可、不可などと書かれています。不だったら~ず、未だったらいまだ~あらず、可だったら~べし、不可だったら~べからず。古文調で読むなら、こう読まなくてはなりませんが、意味の理解には、不は~でない、未はまだ~でない、可はべきだ、不可はべきでない、と読めば十分です。 漢詩・読み方・意味などの載っている、本を一冊読めば(そのうちの2,3の漢詩だけでも)それでいいと思いますね。そうそう、僕のやっている詩吟の会のサイトをのぞけば、いっぱい漢詩が載っていますよ。 http://www.kangin.or.jp/ginei_f.html
お礼
ご回答有り難うございます。 そのときそのときで漢文を読むときに考えてゆきたいです。 参考にします。 有り難うございました。
お礼
そんなにあるのですか・・・ 知りませんでした。 文章ごとに平仮名で書くか考えていきたいです。 助字が基本的に平仮名で書くようですね。 参考になりました。 有り難うございました。