- ベストアンサー
『閑吟集』の小歌(唄)の意味が解りません。
「わが恋は水にもえたつ蛍ほたる ものいはで笑止のほたる」 古典など全く縁の無い私が、偶々目にした小歌(唄?)です。 意味を教えて頂ければ幸いです。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
一般には次のような受け止め方がされています。 「大意…… 私の恋は、水辺で燃え立つ蛍のよう。 物も言えない哀れな蛍よ 」 http://www.nextftp.com/y_misa/kangin/kangin05.html 「恋(こひ)」の「ひ」と「もえたつ」「蛍」とが「火」の縁語で、「水(みづ)」が「見ず」と掛詞とみて、笑止は「かわいそう」と受け、自己憐憫の歌でもあるのでしょう。 万葉集でも恋は「孤悲(こひ)」の表記が多いのでしょうが、眼前にいないあの人を思い悩み、逢いたいと身を焦がす「請火」でもあるのでしょう。 「思ひ乱れて飛ぶ蛍 ゆふべゆふべに身を焦がす」(「山家鳥虫歌」378番) この宵闇の「夜な夜な」の「夕べ」はまた、「言ふべ(し)」とも掛かって、言おう言おうとばかり身を点(とも)し焦がしているのだと。 「忍ぶ恋」は「鳴かぬ蛍」の図式は「源氏物語」以来でしょうか。 http://www.asakiyumemisi.com/002ka/ka012.html 煩いほど鳴きたてる蝉との対比は「古今集」以来でしょう。 http://www.milord-club.com/Kokin/uta0543.htm
その他の回答 (1)
こんにちは。 私の恋は水辺で燃えている蛍のようです。 言葉をかけることも出来ない私はなんてかわいそうなんでしょう。 片思いの歌なんでしょうね。 水辺と見ずがかかってます。 今の若い娘さんならこうかな・・・? 会えないぶん・・想いがつのります・・。 声もかけられない私は・・・本当に辛い。
お礼
ありがとうございました。 片想いの歌なんですか。 風流でいいですね。
お礼
詳しく解説して戴き感謝しています。 序でに、ベストアンサーもどうぞ受け取って下さい。