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人を恋うるの歌 の意味
愚問かもしれませんが、与謝野鉄幹の「人を恋うるの歌」の意味を教えてください。何となくは理解できるのですが、何をいわんとしているのか少々つかみかねます。今風に訳していただけるとありがたいのですが。よろしくお願いします。 妻をめとらば才たけて みめうるわしく情(なさけ)ある 友をえらばば書を読みて 六分(りくぶ)の侠気(きょうき) 四分の熱 恋のいのちをたずぬれば 名を惜しむかな男(お)の子ゆえ 友の情をたずぬれば 義のあるところ火をも踏む われにダンテの奇才(きさい)なく バイロン ハイネの熱なきも 石をいだきて野にうたう 芭蕉(ばしょう)のさびをよろこばん
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yamashiroさん、こんにちは。 人を恋うる歌のページがありました。 16番まであるみたいですね。 http://homepage2.nifty.com/duarbo/versoj/v-senzenkayou/hitowokouru.htm >妻をめとらば才たけて みめうるわしく情(なさけ)ある 友をえらばば書を読みて 六分(りくぶ)の侠気(きょうき) 四分の熱 例えば、この詩でしたら、 「妻をめとるとすれば(嫁さんをもらうなら)才たけて(才能があって、賢くって)みめうるわしく(美人で、見かけがよくって)情けある(人情に厚い)タイプがいい。 友を選ばば(友達を作るとしたら)書を読みて(読書をするような人で)六分の侠気と四分の熱があるタイプがいい(6割くらい義理人情を重んずる心を持っていて、あとの4割は情熱があるような、そんなタイプ) ・・・と言ってるのではないでしょうか。 われにダンテの奇才なく バイロン ハイネの熱なきも、 というところは、 「僕にはダンテのような奇特な才能もないし、バイロンやハイネのような情熱だってないけれども・・・」 という意味だと思います。 ご参考になればうれしいです。じっくり鑑賞してください。
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- gorou3
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ざっくり言えば「男は理想と熱情を抱いて生きろ」てなもんでしょうけど。 詩ですから、全部訳さなくても・・・ 口ずさむなりしていたほうが良いかと。 訳すなら、全部で20番近くあったと思うので、ご自分で2~3年くらいかけておやりになるのをお勧めします。
お礼
今回この詩を通して大変勉強になりました。もちろん歌そのものや、与謝野鉄幹という人物について深く興味を持てたこともよかったのですが、キャベツの葉をめくるように、調べをすすめることで、少しずつ核心に迫ることができそうな気がしております。2年3年かかろうとも、取り組んでみたいと思います。どうもありがとうございました。
愚問ではありませんが、解説すれば長くなります。 そんなに難しい日本語ではないと思うので、分からない単語を辞書で引きながら何回も読めば自ずから意味が通じてきますよ。 めとる、才、たける、みめ、うるわしく、情け、 書(籍)侠気、熱(情熱) 歌ってみるとさらによく分かるかもしれません。
お礼
単語そのものは理解できるのですが、何を言わんとしているのかが今ひとつわからないんですよねぇ~。でもそうですね、何度も読んで歌えばいつの日かきっとわかる時がくるのかもしれません。皆さんにコメントいただいて、それでいいんだなってことに気づくことができました。どうもありがとうございました。
- tkr1977
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こんばんは。 本屋さんのサイトで、「与謝野鉄幹」と入れてみてください。たくさんヒットしますよね。 「暇なときに回答ください」とありますし、明日は土曜日、明後日は日曜日。 ご自分の足で本屋さんに行って、本を手に取りながらって言うのはどうでしょうか? この作品を彼が書いた「背景」みたいなのを解説してある本があるかもしれませんよ。 「回答」ではなく「アドバイス」ですいません。 いい解説本と出合えることを祈っています。
お礼
早速本日本屋さんへ足を運び、本を探してみました。なんだか、このサイトを知ってから、なんでも質問する悪い癖がついてしまっていたようです。やはり、こういうものは、自分で調べてかみしめて理解するものでした。詩ですからね、解釈も人によって異なることもあるでしょうし。 今日のところは新宿の紀伊国屋書店に行きましたが、与謝野晶子の本は数あれど、鉄幹に関する本はきわめて少なく、書店の人に検索してもらいましたが、在庫なしという状況。今度は図書館をねらってみます。どうもありがとうございました。
お礼
わー、こんなに長かったんですね。検索サイトで探しましたが、このページは初めてみました。どうもご紹介いただきありがとうございました。 時間をかけてじっくり鑑賞させていただきます。どうもありがとうございました。