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加速度、速度、距離、時間の関係について
- 加速度、速度、距離、時間の関係について教えてください。
- 加速度、速度、距離、時間の関係には「はじきの法則」や微分積分の式がありますが、間違った理解をすることもあります。
- 加速度を考える場合、正しい関係式は式(2)を使うべきであり、式(6)は誤りです。
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結論からいうと式(1)は等速の場合しか使えません。 等速でない、つまり加速度が0でない場合に式(1)を使うことが間違っています。 式(2)もこれが成り立つのは一定の加速度の場合のみです。 速度とは、二点間を移動するときに、移動距離を移動にかかった時間で割ったものです。 より正しくはこれは平均の速度で、移動距離や移動時間を無限小にしたものが瞬間の速度(単に速度)です。 さてこの平均の速度を考えてみましょう。 時刻tにx(t)にあったものがΔtだけ時刻が経過したときにx(t+Δt)にあったとすると平均の速度は v(t) = [ x(t+Δt) - x(t) ] / Δt これを書き換えて x(t+Δt) = x(t) + v(t) Δt 移動時間Δtが十分に短い時間であれば、これがいつでも成り立ちます。 そこで、微小時間Δtの間隔に分割して時刻0から考えていくと、 x(Δt) = x(0) + v(0) Δt x(2Δt) = x(Δt) + v(Δt) Δt x(3Δt) = x(2Δt) + v(2Δt) Δt x(4Δt) = x(3Δt) + v(3Δt) Δt ・・・・・ x([n-1]Δt) = x([n-2]Δt) + v([n-2]Δt) Δt x(nΔt) = x([n-1]Δt) + v([n-1]Δt) Δt このときに、一般にはvが時刻によって変っていくのがミソで、 上のすべての式で同じvを使えません。 これを全部加えるとx(iΔt)の部分がx(0)とx(nΔt)を残して全て消えて x(nΔt) = x(0) + Σ[i=1,n] v([i-1]Δt) Δt 速度が時間によって変らない場合、つまり加速度が0であればv([i-1]Δt)を定数vとできるので x(nΔt) = x(0) + Σ[i=1,n] v Δt = x(0) + v nΔt ここで移動距離なのでx(0)=0とし、t=nΔtと書けば式(1)が出てきます。 つまり、式(1)は等速の場合しか使えません。 加速度が0ではなく速度が式(2)で与えられる場合 v([i-1]Δt) = a・[i-1]Δt + c なので x(nΔt) = x(0) + Σ[i=1,n] v([i-1]Δt) Δt = x(0) + { Σ[i=1,n] [i-1] } aΔt^2 + c nΔt ここにある和は Σ[i=1,n] [i-1] =n(n-1)/2 ~ n^2/2 (n >> 1の場合) となるので x(nΔt) = x(0) + (1/2) a(nΔt)^2 + c (nΔt) 前同様にx(0)=0、t = nΔtとして x(t) = (1/2) a t^2 + ct になります。(式(6)、間違ってますね。) これから、tを一定にする条件でΔt→0、n→∞の極限を取ったものが積分です。
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- sanori
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こんにちは。 まず、積分。 dv/dt = a v = ∫adt = a∫dt = at + C1 ・・・(あ) t=0 のときのvを「初速」と置けば、 初速 = a×0 + C1 初速 = C1 よって(あ)は、 v = at + 初速 x = ∫vdt = ∫at + 初速 dt = a∫tdt + 初速∫dt = 1/2・at^2 + 初速×t + C2 ・・・(い) t=0 のときのxを「最初の位置」と置けば、 最初の位置 = 1/2・a×0^2 + 初速×0 + C2 最初の位置 = C2 よって(い)は、 x = 1/2・at^2 + 初速×t + 最初の位置 -------------------------------- では、逆に微分。 速度v = dx/dt = d/dt(1/2・at^2 + 初速×t + 最初の位置) = at + 初速 加速度 = dv/dt = d/dt(at + 初速) = a
- nananotanu
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式(1)は速度vが定数の時にしか成り立ちません
お礼
x(t) = (1/2) a t^2 + ct 上記の式のおける ct の部分が 小学校の時の「はじきの法則」における "速さ(初速)×時間"だったんですね。 やっと理解できいました。 回答ありがとうございます。