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複数の無差別曲線が交わらないことの証明
掲題の通りです。 複数の無差別曲線が交差しないことの証明ですが 条件として ・微分は使わない(ただし「接線の傾き」などという表現はOK) ・予算線は使っても使わなくてもいい です。 宇宙人にもわからないとのことです。 http://okwave.jp/qa/q6846146.html のNo.9 どなたか解説いただけますでしょうか?
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背理法を使いましょう。 無差別曲線が交わると仮定すると矛盾が生じることを示すのです。 いま、商品Aと商品Bを買った時の効用を U=U(A,B) とします。 a1<a2のとき、 商品Aをa1個、商品Bをb個買った時の効用U1は U1=U(a1,b) 商品Aをa2個、商品Bをb個買った時の効用U2は U2=U(a2,b) です。U1とU2のそれぞれの組み合わせで商品を買った時の2本の無差別曲線を考えると、無差別曲線は右上の曲線ほど効用が大きいので U1<U2 となりますから、 U1≠U2 です。しかしこれが交差しているので U1=U2 でなければなりません。これは矛盾しています。この矛盾は「2つの無差別曲線が交わる」と仮定したことから生じたので、「無差別曲線が交わる」という仮定が間違っていることになります。 よって無差別曲線は交差しません。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、「2つの無差別曲線が交わる」と仮定して、それを否定すればいいんですね。 「交わらない」という結論を証明しようとして「悪魔の証明」に陥りかけていました。 すっきりしました。ありがとうございます!