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部分否定と全否定について

ある語法問題集で以下に挙げるものがありました。All the members didn't make much of her opinion.「メンバーは全員彼女の意見を重視しなかった。」これは全否定なのでしょうか?また別の文法書には以下のような例文がありました。All of them were not Americans.「全部が米人とは限らなかった。」部分否定です。何か二つの文に違いがあるのでしょうか。誰か教えてもらえますか。

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回答No.3

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=all&dtype=1&stype=0&dname=1na&pagenum=1&index=00185300 ここにあるように,All ~ not という英語は完全に正しい英語です。 [語法]Not all the boys leftのようにnotがallの前にある場合は部分否定であるが, All the boys did not leave. のようにnotがあとにきてallと離れているときには, 現代英語では完全否定となることが多い. 特にallが総括的意味を表すときは完全否定になる:All the police could not find the lost child. (警官を総動員したが, その迷子を発見できなかった). 完全否定の場合にはallの代わりにno, none, nobodyなどを用いると誤解を避けられる. 部分否定の場合,not all が好ましいですが,all not でもイントネーションによっては部分否定に解釈されます。(最後を上昇調で読む) とにかく,all not は正しい英語ですが,全否定にも部分否定にもなり得ますので,厳密な文脈では避けた方がよいでしょう。 上の辞書にもありますが, All men cannot be masters. ((ことわざ)) だれもが主人になれるわけではない. 他に有名なことわざで, All is not gold that glitters. 「光る物が必ずしも金ではない」 というのもあります。 あくまでもことわざで固定表現となっているものです。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=any&stype=0&dtype=1 (2)否定文であっても×Any ... notという語順は認められない. したがって×Any student didn't solve it. ではなく, No student solved it. とする. 関係詞で限定されていれば別ですが,Any not が不可なんて,どの辞書にも載っていますし,多くの英語学習者が知っていることです。 英和辞典がうそばかり書いているいう人もいるかもしれませんが,英語で書かれた辞書や文献にも書かれていることです。 All not が正しいかどうか,ネイティブに聞いてみたらすぐにわかりますし,本や辞書を見てもわかります。

kashshimi
質問者

お礼

ありがとうございました。とても参考になりました。プログレッシブ英語辞典もいいですね。

その他の回答 (3)

  • googoo1956
  • ベストアンサー率47% (623/1316)
回答No.4

>All the members didn't make much of her opinion.「メンバーは全員彼女の意見を重視しなかった。」これは全否定なのでしょうか?  「all」が「not」の左側にあると、「all」は否定の範囲外とされて「全員が~しなかった。」という全否定だと理解されるのが普通です。  これは前の回答者が貼り付けている「All the boys did not leave. のようにnotがあとにきてallと離れているときには, 現代英語では完全否定となることが多い。」という辞書の記述によって理解できることでしょう。  ただし、文脈や音調によっては「全員が~したわけではなかった。」という部分否定だと理解されることもあり得ます。しかし、部分否定の意味を出したい場合には、特にNative speakerではない英語の学習者が自分で用いるのであれば、誤解を避けるために「Not all ...」とした方がより良い英文になると思います。 >All of them were not Americans.「全部が米人とは限らなかった。」部分否定です。  こちらも最初の英文と同じです。「all」が「not」が否定する範囲外である左側にありますので、「全部が~ではなかった。」と理解することが基本です。  ただし、話し手(または書き手)が、部分否定のつもりで使っている可能性も否定はできません。お読みになった文法書の著者が部分否定だと判断できるような根拠(音調か文脈)があったから、その著者が「全部が~とは限らなかった。」と訳しているだけだと思われます。  誤解を避けるためには、部分否定であれば「Not all of them ...」と、全否定であれば「None of them ...」とする方が良いと思います。  ただ、そこまでの気遣いをせずに「All ... not」を用いる話し手(または書き手)も当然のことながら存在するでしょうから、その場合には自分で文脈や音調から全否定か部分否定かを判断しなければなりません。しかし、それほど難しく考えなくても、多くの英文に触れているうちに自然に解釈できるようになると思います。  ただし、「All the money in the world would not make her happy.」のように「all」が総称的な意味を持っている場合には、部分否定ではなく、「世界中のすべてのお金(を手に入れて)も彼女を幸福にはできないないだろう。」という全否定の解釈しかできませんので、気をつけて下さい。  ご参考になれば・・・。

kashshimi
質問者

お礼

ありがとうございました。とても参考になりました。

noname#114795
noname#114795
回答No.2

All the members didn't ~ は日本式英語とされ,誤用とされています.日本語(「すべてのメンバーが ~ なかった」)をそのまま英語にした文で,日本人がよく書きがちです. Any of the members didn't ~ が正用です.これは,Everyone, Everybody を否定の主語に使う場合も同様です. いわゆる全面否定で,同様に,I didn't like all of them. は誤用であり,I didn't like any of them. と書くべきです.all にこだわるなら,I disliked all of them. です. 部分否定にする場合は,I didn't like some of them. とすべきです. また,部分否定のつもりで,All men are not ~ は誤用なので,Not all men are ~ が正用です.

kashshimi
質問者

お礼

ありがとうございました。

回答No.1

all を否定文で用いると部分否定になると一般的には言われています。 しかし,実際には All the members didn't make much of her opinion. という英語は「すべてのメンバーが彼女の意見を重視しなかった」という日本語と同様,「すべてがしない」という全否定,「すべてではない」という部分否定どちらにも受け取れます。 したがって,部分否定の場合は Not all the members made much of her opinion. のように not all という形をとる方がよいとされています。 基本的に all が否定文で用いられると「すべてではない」と all を打ち消し部分否定になるのですが,all the members と主語としてかたまってしまうと全否定と受け取られる余地が出てきます。 I haven't slept all the night.「一晩中眠らなかった」のような場合も all the night でかたまってしまっていますので,not all という語順でも全否定のようになってしまいます。

kashshimi
質問者

お礼

ありがとうございました。参考にさせていただきます。

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