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線形代数

A= 1 -1 -1 1 1 3 0 2 -2 -2 3 -1 3 -2 -2 3 -1 2 -1 -2 3 -1 2 -2 -1 のジョルダン標準形を求めたいのですが、 最小多項式が(t+2)(t-1)(t-1)になるのはわかるのですが、 そこから固有値を使って、固有ベクトルと求めると、、、 よくわからなくなってしまいます。 (ベクトルが4つしか出てこない・・・・) こういうときはどうすればよいのでしょうか? 宜しくお願いします。

みんなの回答

  • arrysthmia
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回答No.12

No.9 の方法は、少し頭を使えば、容易に一般化できます。 固有値分解は、成分計算を中心に考えるよりも、 線形写像の定義域を一般固有空間に直和分解するのだ と捉えたほうが、見通しが良いと思います。

nexy1122
質問者

お礼

了解しました。 アドバイスありがとうございます。

  • reiman
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回答No.11

また書き間違いミス:2→1,1→2 (1)s=-2について 1個の固有ベクトルが求まるのでそれを変換行列の構成に使えばよい 一般性のため敢えて3)の手順を使うと (A-sE)X=0かつ(A-sE)^0X≠0 つまり (A-sE)X=0かつX≠0 となるベクトルXを求める。 明らかにXは単なる固有ベクトルなので前述と同じことである。 (2)s=1について 2次,1次,1次 3つのジョルダンセルがあるのでそれらをそれぞれJ,K,Lとおく。 (i)Jについて (A-sE)^2X=0かつ(A-sE)^1X≠0 を満たすXを求めxとすると X[1]=(A-sE)x,X[2]=x がJに対する変換行列の要素たる列ベクトルセット。 X[1]は固有ベクトルである。 (ii)Kについて (A-sE)^1X=0かつ(A-sE)^0X≠0 を満たし かつ既にもとまっている 固有ベクトル(i)のx[1]と独立な Xを求めxとすると X[1]=xがKに対する変換行列の要素たる列ベクトル。 (iii)Lについて (A-sE)^1X=0かつ(A-sE)^0X≠0 を満たし かつ既にもとまっている 固有ベクトル(i)のx[1],(ii)のx[1]と互いに独立な Xを求めxとすると X[1]=xがLに対する変換行列の要素たる列ベクトル。

  • reiman
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回答No.10

どんな行列で有ってもジョルダンにできなければならない。 arrysthmiaさんの方法でいいのですが一般性が見えにくいので 一般性ずばりの3)に沿って説明すると (1)s=-2について 1個の固有ベクトルが求まるのでそれを変換行列の構成に使えばよい 一般性のため敢えて3)の手順を使うと (A-sE)X=0かつ(A-sE)^0X≠0 つまり (A-sE)X=0かつX≠0 となるベクトルXを求める。 明らかにXは単なる固有ベクトルなので前述と同じことである。 (2)s=1について 2次,1次,1次 3つのジョルダンセルがあるのでそれらをそれぞれJ,K,Lとおく。 (i)Jについて (A-sE)^2X=0かつ(A-sE)^1X≠0 を満たすXを求めxとすると X[1]=x,X[2]=(A-sE)x がJに対する変換行列の要素たる列ベクトルセット。 X[2]は固有ベクトルである。 (ii)Kについて (A-sE)^1X=0かつ(A-sE)^0X≠0 を満たし かつ既にもとまっている 固有ベクトル(i)のx[2]と独立な Xを求めxとすると X[1]=xがJに対する変換行列の要素たる列ベクトル。 (iii)Lについて (A-sE)^1X=0かつ(A-sE)^0X≠0 を満たし かつ既にもとまっている 固有ベクトル(i)のx[2]、(ii)のx[1]と互いに独立な Xを求めxとすると X[1]=xがJに対する変換行列の要素たる列ベクトル。

  • arrysthmia
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回答No.9

No.5 の続き: A の固有値 1 に対する固有ベクトル空間の一組の基底を { a, b, c } と置きます。 固有ベクトルが3個見つかったんでしたね? 基底は、正規直交基底でなくて構いません。 一般固有方程式 (A-E)^k x = 0 (k≧2) を考えると、 x = a, b, c は、この式の解になっています。(代入すれば、確認できます。) この式の解は、固有値 1 の重複度が 4 であることから、4 次元部分空間をなします。 その 4 次元空間内で、a, b, c とは一次独立なベクトルを任意に1個とり、d と置きます。 ベクトル (A-E)d は、A の固有値 1 に対する固有ベクトルのひとつですが、 a, b, c のどれかに一致するとは限りません。このことが、No.1 補足で、方程式 (A - λI) y = x に解が無かった理由です。 1 に対する固有空間の基底を、(A-E)d を含むもの、例えば { (A-E)d, a, b } とかに取り替え、 変換行列の列ベクトルには、(A-E)d, d, a, b を並べればよい。

  • reiman
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回答No.8

1箇所まちがえたので修正: q[1]=r[2]-r[3]=0→q[2]=r[2]-r[3]=0 正方行列Aのジョルダン標準形化手順 1) 行列Aの次数、固有値すべて、固有値の重複度すべてを求める。 2) ジョルダン標準形Jを求める。 ジョルダン標準形においてジョルダンセルを固有値ごとに並べる。 同一固有値に対するジョルダンセルは次数の大きい順に並べる。 固有値sに対するジョルダンセルを求めるには r[k]=rank((A-sE)^k)(k:0以上の整数) としたときに q[m]=r[m-1]-r[m] がm次以上のジョルダンセルの数であることを使う。 これは次の式から簡単に導かれるので覚える必要はない。 rank((A-sE)^k)=rank((J-sE)^k) 3) ジョルダン標準形化行列を構成する列ベクトルのうち 固有値sかつN次ジョルダンセルに対するものを求める。 並びの順にその構成要素を求めるので同一固有値においては 次数の大きいジョルダンセルの順にその構成要素を求める。 (A-sE)^Nx[N]=0かつ(A-sE)^(N-1)x[N]≠0 なるn次元列ベクトルx[N]を求める。 そして x[k-1]=(A-sE)x[k] (k=N,N-1,N-2,・・・,2) とおく。 x[1],x[2],・・・,x[N] (並び順に注意) がその変換行列を構成する列ベクトルである。 このうちx[1]のみが固有値sの固有ベクトルである。 既に固有値sの固有ベクトル x’[1],x”[1],・・・ が決定されている場合にはx[N]は x[1]=(A-sE)^(N-1)x[N] ,x’[1],x”[1],・・・ が互いに一次独立であるように決める。 4) すべての固有値、各固有値のすべてのジョルダンセルについて 求めた変換行列の成分を順番に並べて変換行列を構成し終了する。 <今回の場合> 1) 行列次数:n=5 固有値:s=-2(重複度1)s=1(重複度4) 2) なお、 最小多項式が(t+2)(t-1)^2になる かつAの次数が5 と言う情報からだけでは ジョルダンの標準形は -20000  01100  00100  00010  00001 かも知れないし -20000  01100  00100  00011  00001 かも知れないし -2 0000  0-2000  0 0110  0 0010  0 0001 かも知れないし -2 0 000  0-2 000  0 0-200  0 0 011  0 0 001 かも知れない。 一方 固有多項式が(t+2)(t-1)^4になる かつ最小多項式が(t+2)(t-1)^2になる という情報からは ジョルダンの標準形は ジョルダンセルの並びが異なるものを区別しなければ -20000  01100  00100  00010  00001 か -20000  01100  00100  00011  00001 の2通りに絞られる。 したがって最小多項式を使うのはあまり利口とは言えない 今回の場合 1)の情報 行列次数:n=5 固有値:s=-2(重複度1)s=1(重複度4) と独立固有ベクトルの数が4と言う情報があれば一気に ジョルダンの標準形が -20000  01100  00100  00010  00001 に決定される。 つまり杓子定規に2)のステップを使う必要はない。 しかしもっと大きな行列の場合はそうはいかない。 ステップ2)はどんな場合でもジョルダンの標準形を決定できる そこで今回の場合はまわりくどくなるが敢えて2)のステップを適用すると 固有値s=-2に関しては r[0]=5 r[1]=4 r[2]=4 なので q[0]=r[0]-r[1]=1 q[1]=r[1]-r[2]=0 となり 1次以上のジョルダンセルの数が1であり 2次以上のジョルダンセルの数が0であり ジョルダンセルは次数1のものが1個しかないことが分かる 固有値s=1に関しては r[0]=5 r[1]=2 r[2]=1 r[3]=1 なので q[0]=r[0]-r[1]=3 q[1]=r[1]-r[2]=1 q[2]=r[2]-r[3]=0 となり 1次以上のジョルダンセルの数が3であり 2次以上のジョルダンセルの数が1であり 3次以上のジョルダンセルの数が0であり ジョルダンセルは 次数1のものが2個であり 次数2のものが1個であることが分かる 3)はクライマックスなので 解く喜びを奪わないために書かないが 3)の結果を補則にあなたが書けば コメントすることはやぶさかでありません。

  • reiman
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回答No.7

正方行列Aのジョルダン標準形化手順 1) 行列Aの次数、固有値すべて、固有値の重複度すべてを求める。 2) ジョルダン標準形Jを求める。 ジョルダン標準形においてジョルダンセルを固有値ごとに並べる。 同一固有値に対するジョルダンセルは次数の大きい順に並べる。 固有値sに対するジョルダンセルを求めるには r[k]=rank((A-sE)^k)(k:0以上の整数) としたときに q[m]=r[m-1]-r[m] がm次以上のジョルダンセルの数であることを使う。 これは次の式から簡単に導かれるので覚える必要はない。 rank((A-sE)^k)=rank((J-sE)^k) 3) ジョルダン標準形化行列を構成する列ベクトルのうち 固有値sかつN次ジョルダンセルに対するものを求める。 並びの順にその構成要素を求めるので同一固有値においては 次数の大きいジョルダンセルの順にその構成要素を求める。 (A-sE)^Nx[N]=0かつ(A-sE)^(N-1)x[N]≠0 なるn次元列ベクトルx[N]を求める。 そして x[k-1]=(A-sE)x[k] (k=N,N-1,N-2,・・・,2) とおく。 x[1],x[2],・・・,x[N] (並び順に注意) がその変換行列を構成する列ベクトルである。 このうちx[1]のみが固有値sの固有ベクトルである。 既に固有値sの固有ベクトル x’[1],x”[1],・・・ が決定されている場合にはx[N]は x[1]=(A-sE)^(N-1)x[N] ,x’[1],x”[1],・・・ が互いに一次独立であるように決める。 4) すべての固有値、各固有値のすべてのジョルダンセルについて 求めた変換行列の成分を順番に並べて変換行列を構成し終了する。 <今回の場合> 1) 行列次数:n=5 固有値:s=-2(重複度1)s=1(重複度4) 2) なお、 最小多項式が(t+2)(t-1)^2になる かつAの次数が5 と言う情報からだけでは ジョルダンの標準形は -20000  01100  00100  00010  00001 かも知れないし -20000  01100  00100  00011  00001 かも知れないし -2 0000  0-2000  0 0110  0 0010  0 0001 かも知れないし -2 0 000  0-2 000  0 0-200  0 0 011  0 0 001 かも知れない。 一方 固有多項式が(t+2)(t-1)^4になる かつ最小多項式が(t+2)(t-1)^2になる という情報からは ジョルダンの標準形は ジョルダンセルの並びが異なるものを区別しなければ -20000  01100  00100  00010  00001 か -20000  01100  00100  00011  00001 の2通りに絞られる。 したがって最小多項式を使うのはあまり利口とは言えない 今回の場合 1)の情報 行列次数:n=5 固有値:s=-2(重複度1)s=1(重複度4) と独立固有ベクトルの数が4と言う情報があれば一気に ジョルダンの標準形が -20000  01100  00100  00010  00001 に決定される。 つまり杓子定規に2)のステップを使う必要はない。 しかしもっと大きな行列の場合はそうはいかない。 ステップ2)はどんな場合でもジョルダンの標準形を決定できる そこで今回の場合はまわりくどくなるが敢えて2)のステップを適用すると 固有値s=-2に関しては r[0]=5 r[1]=4 r[2]=4 なので q[0]=r[0]-r[1]=1 q[1]=r[1]-r[2]=0 となり 1次以上のジョルダンセルの数が1であり 2次以上のジョルダンセルの数が0であり ジョルダンセルは次数1のものが1個しかないことが分かる 固有値s=1に関しては r[0]=5 r[1]=2 r[2]=1 r[3]=1 なので q[0]=r[0]-r[1]=3 q[1]=r[1]-r[2]=1 q[1]=r[2]-r[3]=0 となり 1次以上のジョルダンセルの数が3であり 2次以上のジョルダンセルの数が1であり 3次以上のジョルダンセルの数が0であり ジョルダンセルは 次数1のものが2個であり 次数2のものが1個であることが分かる 3)はクライマックスなので 解く喜びを奪わないために書かないが 3)の結果を補則にあなたが書けば コメントすることはやぶさかでありません。

  • reiman
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回答No.6

正方行列Aのジョルダン標準形化手順 1) 行列Aの次数、固有値すべて、固有値の重複度すべてを求める。 2) ジョルダン標準形Jを求める。 ジョルダン標準形においてジョルダンセルを固有値ごとに並べる。 同一固有値に対するジョルダンセルは次数の大きい順に並べる。 固有値sに対するジョルダンセルを求めるには r[k]=rank((A-sE)^k)(k:0以上の整数) としたときに q[m]=r[m-1]-r[m] がm次以上のジョルダンセルの数であることを使う。 これは次の式から簡単に導かれるので覚える必要はない。 rank((A-sE)^k)=rank((J-sE)^k) 3) ジョルダン標準形化行列を構成する列ベクトルのうち 固有値sかつN次ジョルダンセルに対するものを求める。 並びの順にその構成要素を求めるので同一固有値においては 次数の大きいジョルダンセルの順にその構成要素を求める。 (A-sE)^Nx[N]=0かつ(A-sE)^(N-1)x[N]≠0 なるn次元列ベクトルx[N]を求める。 そして x[k-1]=(A-sE)x[k] (k=N,N-1,N-2,・・・,2) とおく。 x[1],x[2],・・・,x[N] (並び順に注意) がその変換行列を構成する列ベクトルである。 このうちx[1]のみが固有値sの固有ベクトルである。 既に固有値sの固有ベクトル x’[1],x”[1],・・・ が決定されている場合にはx[N]は x[1]=(A-sE)^(N-1)x[N] ,x’[1],x”[1],・・・ が互いに一次独立であるように決める。 4) すべての固有値、各固有値のすべてのジョルダンセルについて 求めた変換行列の成分を順番に並べて変換行列を構成し終了する。 <今回の場合> 1) 行列次数:n=5 固有値:s=-2(重複度1)s=1(重複度4) 2) なお、 最小多項式が(t+2)(t-1)^2になる かつAの次数が5 と言う情報からだけでは ジョルダンの標準形は -20000  01100  00100  00010  00001 かも知れないし -20000  01100  00100  00011  00001 かも知れないし -2 0000  0-2000  0 0110  0 0010  0 0001 かも知れないし -2 0 000  0-2 000  0 0-200  0 0 011  0 0 001 かも知れない。 一方 固有多項式が(t+2)(t-1)^4になる かつ最小多項式が(t+2)(t-1)^2になる という情報からは ジョルダンの標準形は ジョルダンセルの並びが異なるものを区別しなければ -20000  01100  00100  00010  00001 か -20000  01100  00100  00011  00001 の2通りに絞られる。 したがって最小多項式を使うのはあまり利口とは言えない 今回の場合 1)の情報 行列次数:n=5 固有値:s=-2(重複度1)s=1(重複度4) と独立固有ベクトルの数が4と言う情報があれば一気に ジョルダンの標準形が -20000  01100  00100  00010  00001 に決定される。 つまり杓子定規に2)のステップを使う必要はない。 しかしもっと大きな行列の場合はそうはいかない。 ステップ2)はどんな場合でもジョルダンの標準形を決定できる そこで今回の場合はまわりくどくなるが敢えて2)のステップを適用すると 固有値s=-2に関しては r[0]=5 r[1]=4 r[2]=4 なので q[0]=r[0]-r[1]=1 q[1]=r[1]-r[2]=0 となり 1次以上のジョルダンセルの数が1であり 2次以上のジョルダンセルの数が0であり ジョルダンセルは次数1のものが1個しかないことが分かる 固有値s=1に関しては r[0]=5 r[1]=2 r[2]=1 なので q[0]=r[0]-r[1]=3 q[1]=r[1]-r[2]=1 となり 1次以上のジョルダンセルの数が3であり 2次以上のジョルダンセルの数が1であり ジョルダンセルは 次数1のものが2個であり 次数2のものが1個であることが分かる 3)はクライマックスなので 解く喜びを奪わないために書かないが 3)の結果を補則にあなたが書けば コメントすることはやぶさかでありません。

  • arrysthmia
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回答No.5

最小多項式が重根を持つ場合は、ジョルダン標準形は対角行列になりませんから、 固有ベクトルを並べて変換行列を作ろうとすれば、固有ベクトルが足りません。 その場合、(A-λE) x = 0 の解である固有ベクトルの替わりに、 (A-λE)^k x = 0 の解である一般固有ベクトルを並べて変換行列にすれば、 ジョルダン標準形へ変換することができます。 k を十分大きくすれば、重複度 n の固有値に対して n 個の一次独立な 一般固有ベクトルが求められますが、λ が最小多項式の m 重根であれば、 k = m までで十分です。 この問題の場合、(A-E)^2 x = 0 を解けば、第5のベクトルが求まります。 この x は4次元の解になりますから、その中から、既に求まっている固有値 1 の 固有ベクトル3個とは、一次独立なものをひとつ取りましょう。

  • reiman
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回答No.4

書きもらしていた最終だ手順を追加します。 4) すべての固有値、各固有値のすべてのジョルダンセルについて 求めた変換行列の成分を順番に並べて変換行列を構成し終了する。

  • reiman
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回答No.3

あなたの言うことを信用すると 固有値-2に対する固有ベクトルが1つ 固有値1に対する固有ベクトルが3つデスね? それが本当だとするとJordan標準形は -20000  01100  00100  00010  00001 です。 以下、私の考案したJordan化方法を示します。 正方行列Aのジョルダン標準形化手順 1) 行列Aの次数、固有値すべて、固有値の重複度すべてを求める。 <今回の場合> 行列次数:n=5 固有値:s=-2(重複度1)s=1(重複度4) 2) ジョルダン標準形Jを求める。 ジョルダン標準形においてジョルダンセルを固有値ごとに並べる。 同一固有値に対するジョルダンセルは次数の大きい順に並べる。 固有値sに対するジョルダンセルを求めるには r[k]=rank((A-sE)^k)(k:0以上の整数) としたときに q[m]=r[m-1]-r[m] がm次以上のジョルダンセルの数であることを使う。 これは次の式から簡単に導かれるので覚える必要はない。 rank((A-sE)^k)=rank((J-sE)^k) 3) ジョルダン標準形化ベクトルを構成する列ベクトルのうち 固有値sかつN次ジョルダンセルに対するものを求める。 並びの順にその構成要素を求めるので同一固有値においては 次数の大きいジョルダンセルの順にその構成要素を求める。 (A-sE)^Nx[N]=0かつ(A-sE)^(N-1)x[N]≠0 なるn次元列ベクトルx[N]を求める。 そして x[k-1]=(A-sE)x[k] (k=N,N-1,N-2,・・・,2) とおく。 x[1],x[2],・・・,x[N] (並び順に注意) がその変換行列を構成する列ベクトルである。 このうちx[1]のみが固有値sの固有ベクトルである。 既に固有値sの固有ベクトル x’[1],x”[1],・・・ が決定されている場合にはx[N]は x[1]=(A-sE)^(N-1)x[N] ,x’[1],x”[1],・・・ が互いに一次独立であるように決める。

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