- 締切済み
伊勢物語のこの「見ゆらん」は?
伊勢物語の中の一節に この蛍のともす火にや見ゆらん というものがあります。 古文はすっかり忘れてしまっております私。ふとこれはどういう意味なのだろう と疑問を持ちました。 私の解釈としましては 「ここにいるこの蛍のともす光に見惚れている」 かしら 或いは 「ここにいるこの蛍のともす光にじっと見とれている」 かしら と思うのですがどうも曖昧です。 きちんとした意味をお教えくださいませんでしょうか。 よろしくお願い申し上げます。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- fumkum
- ベストアンサー率66% (504/763)
回答No.1
>伊勢物語のこの「見ゆらん」は? この蛍のともす火にや見ゆらん 「見ゆ」が下2段動詞の終止形なので、「らん」は終止形接続の現在推量の助動詞「らん」の連体形(文中に係助詞「や」があるので係り結びになる)だと思います。用法としては目の前にない現在の事実について推量することなので、「今ごろは~しているだろう」となります。これに疑問・反語を表す係助詞「や」が上にあるので、「今ごろは~しているだろうか」となると思います。(「にや」=格助詞「に」+係助詞「や」でも意味は「や」と同じです。) 「見ゆ」の意味が、「見える」「感じられる」「思われる」ですから、「この蛍のともす火にや見ゆらん」は、「今ごろはこの蛍がともしている火に感じられているだろうか」くらいでしょうか。「見ゆ」の部分は前後の意味によって多少変わると思います。 以上、参考まで。
お礼
あさ早くからのご回答をありがとうございました。 夕べ混乱してしまい 思わず投稿してしまいしましたが 今朝起きてからゆっくり検索しておりましたら 解釈が書いてありました。 http://hw001.gate01.com/m-i/isemonogatari8.html でも 係り受けのご説明等 とても参考になりました。 どうもありがとうございました。