• 締切済み

位相 初心者です。

「AとBが位相空間Xの開集合ならば、A×Bは直積位相空間X^2の 開集合である。」 上記の内容は、定義ですか、それとも定理ですか。 定理であれば、証明の考え方を教えてください。

みんなの回答

回答No.2

直積位相空間X^2の位相の定め方によると思います。 位相空間Xの位相を♀とするとき、 直積位相空間X^2の位相♂を次のように定めれば、 「AとBが位相空間Xの開集合ならば、A×Bは直積位相空間X^2の 開集合である。」 は直ちに出てくることだと思います。 ♂={C|∃A,B∈♀ s.t. C=A×B} よってこの場合、「」の内容は♂の定義から直ちに出てくることであって、「」の内容は定義ではないと思います。 しかし、X^2→Xへの射影f,gを考え(fは第一成分への射影でgは第二成分への射影)、♂をf,gが連続となるようなX^2における最弱の位相と 約束すれば、「AとBが位相空間Xの開集合ならば、A×Bは直積位相空間X^2の開集合である。」はあまり明らかなこととは思えません。(多分、成り立つと思うけど^^;) いずれにせよ、「」の内容は定義ではなくX^2の位相♂の定義から出てくることだと思います。

  • kabaokaba
  • ベストアンサー率51% (724/1416)
回答No.1

>上記の内容は、定義ですか、それとも定理ですか。 直積空間 X x X には, 「Aの開集合とBの開集合の直積」からなる集合を 開集合の基として,位相を入れることがあります. 直積空間の位相のこの定義を理解すれば, 「上記の内容」は定義そのものです. ただし,直積空間の位相を違う方法で 導入しているのであれば, 「上記の内容」は定理になります. 例えば,直積集合から各要素の集合への 射影が連続となるような最小の位相を直積集合に導入した場合, 最終的には同じ位相になるのですが,同じになることは 証明対象になりますので,「上記の内容」は定理です. 位相空間の初歩でやっかいなのは 同じことを定義するのに複数の流儀があり, ある流儀では定義なのに, ある流儀では証明対象になることが しょっちゅうあることです. けど,そのうちに慣れてきて,自分の目的にあう定義を 採用できるようになりますし,どれを使っても同じだということも だんだんわかってきます.

関連するQ&A