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「みる」の定義を教えて下さい。
「みる」という事の『定義』を教えて下さい。見る、観る、看る、診る・・・色々ありますが、「みる」の全般的にというか、すべてに共通する定義が知りたいです。
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こういう問題は、現代語の意味範囲なら、国語辞典を引いて、そこに出てくる意味の広がりから、この言葉の中心的と思える「機能・概念」を把握します。 実際、非常に広い用法があり、特定の用法ごとで、違った漢字を使っています。 基本的には、「視覚」の積極的な活用が基本意味で、そこから意味が展開しています。 1)見るというのは、意志的な活動で、「見て知る・認識する」という意味があります。 2)視覚の意志的活動として、「本を読む」「見守る」という意味に展開します。「見る」ことが別の活動も含むのです。「見守る」は、「世話をする」という意味にも広がります(子どもの面倒を見る、など)。 3)「見る」ことで、「知り、認識する」ことより、「判断する・評価する・吟味する」という意味・行為・機能になります。医者の診断、易者の占い、専門家の見解・判断、見積もり、様子を見る、調子を見る、などです。「診断・鑑識・鑑賞・観照」などの「みる」は、「判断・吟味・評価」のみるです。 4)「知り、認識する」ことは、「経験する」に通じ、恥を見る、痛いめを見る、は「経験」です。 ---------------------------------------- 「見る」というのは、従って、定義的には: 視覚の意識的使用。その結果の「知識獲得や認識」。また知識獲得や認識があるので、「判断・評価・吟味」などの精神の機能行為を意味します。「経験」も、結局、知識獲得の一形態だと言えます。 「保護・世話」の見るは、英語でも look after がありますが、一時的見るのではなく、持続的長期に渡り見ることの特別な用法だと言えます。「……してみる」の「みる」は、「試行」ということになりますが、これは「吟味」の一つのパターンだと考えられます。 そうすると、本質的に、「見る」は、普通の「見る(視覚による知識獲得)」を含め: A)知識獲得・認識・経験 B)判断・評価・吟味・試行 この二つの意味が定義になります。視覚の意志的使用、視覚を通じての精神の働きとして、Aの「知識獲得・認識」などの意味がまず出てきて、それが、応用され展開して、Bの「判断・評価・吟味・試行」などの意味になることになります。 また「見る」が、意志的積極的行為であるに対し、「見える」は、自然的な知覚の立ち現れとして、「見る」に対立するのでしょう。
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- hanbo
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物の形・色・様子・状態などを知覚によって判断をしたり、診断をすることかと思います。
お礼
Perfectです。ありがたいっす。ほんとにどーも。