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縄文「式」土器や高床「式」倉庫などの「式」について
私が学校で歴史を学んだ頃は、縄文「式」土器、竪穴「式」住居、高床「式」倉庫などと呼んでいましたが、 最近では縄文土器、竪穴住居、高床倉庫などのように「式」という言葉をあまり見なくなりました。 これはどうしてなのでしょうか。
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やや学術的な問題なので説明しにくいのですが、「○○式」といった場合は「形式」あるいは「型式」「様式」など特定の特徴に基づく分類となります。 縄文土器とは土器そのもの名称、すなわち陶器や陶磁器と同じようなモノです。 縄文土器は紋様などによって「勝坂式」「大木式」といった細かい分類がされますが、「縄文式土器」といってしまうとこのような個別様式の「式」と土器全般の「式」がダブってしまうことになり、、、「縄文土器」と呼ばれるようなったのが昨今の主流です。 またあえて「式」と呼ぶにはあまりにも汎用であるので「式」をつけなくなったということもあるかもしれません。 竪穴住居、高床倉庫も同様です。 現代的にいえば「集合式住宅」「個人式住宅」とは呼ばずに「集合住宅」「個人住宅」と呼ぶようなものでしょうか。
お礼
なるほど、大変よくわかりました。 汎用であるものに式をわざわざ付ける必要もないということですね。 回答ありがとうございました。