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縄文式土器は野焼きしていという根拠は?
縄文式土器は野焼きで作成していたといわれています。 その根拠はなんでしょうか? 野焼き跡が見つかっているのでしょうか? それとも化学的なことで判明しているのでしょうか? もし野焼きしていたのなら、その跡があちこちに残っていると思われるのですが、あまり聞かないので疑問に思いました。 よろしくお願いします。
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縄文式土器から弥生式土器は地面に穴を掘り、その中に作品を並べ、野焼きしたもので(開放熱のため、700℃ 前後)全国に3000 ヶ所以上の窯跡があるそうです。土器の色が褐色であったり、厚くてもろいのは低い温度で焼かれたためです。5世紀中頃に朝鮮半島から穴窯の技術が伝わり(窯跡が残っています)硬質で灰色の須恵器(すえき)が焼かれるようになります。これは1200度以上の高温になるため堅く、色も灰色になるのが特徴です。このことから、それ以前の物は穴窯のような施設を使ってではなく、野焼きした物と考えられているのが主流です。
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- Kon1701
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回答No.1
明確な野焼きの跡、というのは確かに少ないようです。ですが、全くないわけではありません。これは、浅いくぼみ程度で焼くために、遺跡として残りにくいことが理由のようです。 ではなぜ野焼きか? 野焼きでなければ窯で焼くわけですが、それは遺跡として残っていないようです。また、窯で焼くと温度がより高くなります。縄文などの土器が焼かれた温度は窯で焼く温度よりも低く、そのあたりからも野焼き、と考えられています。