- ベストアンサー
人が機械より勝ることって?
人が機械より論理的な反応ができることって何ですか?(what can a human but not a machine could make a logical response to?)
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
こんな話を聞いたことがあります。 アメリカのボーイング社が旅客機では世界的に大きなシェアを握っている最中、欧州のエアバス社がそれに対抗して新型旅客機を開発しました。飛行機の開発で欠かせないのは、安全性です。 自動操縦時に、パイロットが事前に設定したコースから外れるような操縦を行った場合、コンピュータとパイロットのどちらを優先するか考えました。 エアバス社は、人間は時として勘違いをしたり、緊急時には冷静な判断ができず誤った判断をするので、この場合、パイロットの操縦ミス(人的ミス)としてコンピュータがパイロットの操縦をキャンセルし、コースに戻るよう自動的に昇降舵や方向舵を動かすようにプログラムをしました。 一方ボーイング社では、数値だけを集めて処理するコンピュータより、総合的に判断できる人間の方が信頼できるとして、エアバス社とは逆に、コンピュータからの指示をキャンセルし、パイロットの操縦を優先する方法を採用していました。 結果、どちらに事故が多かったか?・・・エアバス社です。(名古屋空港の事故が有名です。まあこれはヒューマンエラーとも言えますが) 今では色々な対策やパイロットの訓練も向上して、事故はあまり聞きませんが。 ご質問の回答にはなりませんでしたが、ご参考までに・・・
その他の回答 (4)
- ranx
- ベストアンサー率24% (357/1463)
「論理的な反応」という語句の意味が今一はっきりしませんが。 与えられた条件に従って論理的な答えを出すのは、多分機械でもできるでしょうし、 機械の方が優れている場合も少なくないかもしれません。 与えられた条件の誤りを正したり、条件の与え方自体を改善したりするのは、 機械には難しいのではないでしょうか。そのための条件を設定した機械なら、 あるいは答えを出すかもしれませんが、さらにその条件を改善しようとすると・・・。
お礼
そうですね。やはり機械は与えられたものをこなす事はできるかもしれないけれど、そのもの自体を変えられるのは人ですよね。ありがとうございました。
- unos1201
- ベストアンサー率51% (1110/2159)
機械を扱うことが多いのですが、そのデーターが正確なものかどうか、検証をしたり、故障しているか正常なのかの判断は自動作業では難しいと思います。 電気を動力としていれば、それが断線等で正常に作動していないことがあります。これを自動で監視するシステムを用意しても、その監視システムが正常に作動していなければ見逃すか異常反応します。その監視システムと独立した監視システムが正常かどうかを監視するシステムが同時に異常を示す状態なら、判断が正しいかどうかを違う系の診断をしないと確認できません。 航空の制御を行なうコンピューターや宇宙事業の操作をするものは5台とか複数のコンピューターを基本で同時に動かします。その結果が違うと、3つ以上の同時に同じ解を信用しますが、1つでも故障すると、結果を左右したり、判断不能に陥ります。パニックです。 オイルで循環するシステムや水の流れもセンサーが電気で作動していれば、そのセンサーを監視するシステムやセンサーそのものが故障すると、大事故につながります。だから定期点検して事前にその異常を起こさないように人が点検結果を判断するのですが、集まった膨大なデーターを機械が正しく処理しているかのチェックは、最終的に人が定期チェックしないと、どこか一つ以上のパイプラインが故障していても正常と機械が判断してしまうかも知れません。 原子力発電所での事故もチェックで警告が出ないで起こったものはシステムが悪い、改善する必要があるのは事実ですが、システムのシステムのチェック、センサーのダブルチェックでも完全には故障が防げませんので、機械では届かない部分の発見は人の判断と経験からの論理的推測、その検証という過程がないと、異常を診断できないと思います。 少なくとも、機械で数字は出るし、その結果を過去のデーターと比較して正常化異常かの判断程度は機械でも可能ですが、異常値が本当に異常かどうかの検証を自動でさせてもそのプログラムや装置、システムが正常かどうかの最終チェックは人が論理的にしないと検証できないと思います。 チェックを複数しても同じことを繰り返したり、別の系を作っても、柔軟性を持って第3者としてその全体の問題点を論理的に検証するのは機械では多くの経験がないと難しい、最初に出会った現象に対する判断は機械には不得意だと思います。論理の前提が崩されたとき、人は柔軟に別の理論を作り出しますが、機械にこの作業は計算式等を入れて検証さすことができても、その計算式の構造を作り出すことは難しいと思います。 人が改良を繰り返す、この段階が無限に近く続く間は機械を信頼していいかどうかの判断は機械にさせることができないというのが予測されます。究極の機械ができたとしても、部品が急激に劣化したり、予測外の外力で機械が正常に作動できない場合には、それを診断するのは機械以外の論理的な思考力を持つ存在が必要でしょう。
お礼
機械を作ったのは人だから、やっぱり修理するのも人。だから、機械は応用はできるけど、クリエイティブさに欠ける。確かに思考力の面では人が勝りますね。丁寧な回答ありがとうございました。分りやすくて、役に立ちました。
- schallplatten
- ベストアンサー率6% (3/50)
以前NHKでやっていたものですが、チェスの世界チャンピオンと、過去20年分の対戦データを入力したスーパーコンピュータ・ディープブルーが対戦するというものでした。 結果は、「人」の勝利でした。それからまたデータを採取し、入力しなおした所、次の年の対決は人の惨敗でした。 この結果から評論家は、「対戦した結果は機械の勝ちだが、コンピュータは計算をしているだけで、勝負をしていない。人が勝っている」というものでした。 コンピュータは計算しているだけであり、勝負をしているのは人という事は理解できますが、 人ありし中で勝負が起こっている訳ですから、勝敗を決めるのも人だと思い、僕は人の負けだと思いました。 この質問文の場合は抽象的すぎると思うのですが、人の価値感の中でしか機械の像は見て取れないと思います。 なので論理的な反応を題に、人と機械を比べることは出来ないと思いますね。
お礼
私も同じようなものを見たことがあるような気がします。機械も人も全く違うものなので、比べるのは難しいですよね。やっぱり、基準を決めるのも人だから、価値観もやはり人によるものだし。回答ありがとうございました。
- sibacho
- ベストアンサー率28% (65/228)
曖昧さと柔軟さ 人間の持つ曖昧さや柔軟さはすべて個人個人による論理思考による産物です。 たまに論理的ではないなんていいますが、いやいや、きっちり複雑な筋道がたっているのですよ
お礼
道理なんて、いつも同じとは限らないから、柔軟さと曖昧さは人の特権ですね。ありがとうございました。
お礼
具体的な例も挙げていただき、わかりやすい回答、ありがとうございました。参考URLも参考になりました。