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英訳の謎 A and B
英訳をお願いした時に、「AとB」の訳が「B and A」になっていることが結構あります。 日本人的にはどうしても「A and B」だと思うのですが、どうして「B and A」になるのでしょうか。 単語によって女性代名詞とかそう言う問題なのでしょうか。 細かな疑問なのですが、気になって仕方ありません。 ネイティブな方やお分かりになる方、ご回答をお願いします。
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慣習として、後先が決まっている組み合わせは結構あります。なので、DeepLのような機械翻訳ではなく、英語ネイティブの人に英訳をお願いすると、日本語とは語順を逆にすることがあります。機械には慣習はありませんから、直訳してくれますが。なので、ネイティブの方、とりわけ年齢の高い方と会話をしていると訂正されることがあります。以下は、私が「英語ではね・・・」と教えられた幾つかの例です。 ・自分と他の人をandで結ぶときは、Iを後にします。なので、日本語で「私と妻は」のように書くと、英訳ではmy wife and I になります。女性、男性は関係ありません。 ・日本では「犬猫」という言葉がありますので「犬と猫」のように書く事が多いですが、英語では普通はcats and dogsと猫が先になります。また、日本人は「胡椒と塩」と書いてもあまり違和感を感じないかもしれませんが、英語ではsalt and pepperは決まり文句なので、逆にすることはありません。もっとも、料理をする人なら日本人でも塩胡椒、という決まり文句は使いますが。 ・日本語では「昼夜」というのが普通ですが、英語ではnight and dayになります。これも慣用句だそうです。 ・時系列は英語では原則として現在から過去へ向かいます。なので、「先週と今週」は特に意味がない限りは、習慣的にthis week and last weekとするそうです。
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- princelilac
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例えば父母は mother and father と言いますが、これは男女同権とかの理由ではなく、発音の短い単語を先に置くという、英語の習慣によるものです。東西南北は north, south, east and west と並べます。このように定番の言い回しには、それぞれの言語習慣に則って読み書きされます。
お礼
ご回答いただき、ありがとうございます。 私のちょっとした疑問に、キチンとご回答いただきまして、本当に感謝したします。 先の方のお礼にも書いたのですが、私の求めていた回答も、やはり「慣用句と時制」だったようです。 英語と日本語の文化的背景とか「言い回し」があったのですね。 皆さんに教えていただいて初めて、「ああそうだ、mother and fatherだよね。逆じゃない」と思い出しました。 私のちょっとした疑問に、こんなに真面目に答えてくださる方々が居ると思い、感動いたしました。 本当にありがとうございました。
- dagu-san
- ベストアンサー率50% (1/2)
仕事で和文を英文に翻訳するとき、たしかに逆から訳すときが多いので、Bを先に言うことがよくあります。 それによってよくニュアンスが変わるときがありますが、全体的な意味はあまり変わらないので、気にしなくてもいいですよ。 先に回答した方の例にあるように、I and Sarahではなく、Sarah and I と他人を先に言うように教育されましたけど、若い人は自分を先に言う傾向が強くなりました。
お礼
ご回答いただき、ありがとうございます。 皆さんにご回答いただいて、自分の英語能力の低さに気付かされました。 先の方が仰るように、慣用句と時制が私の知りたかった回答であるようです。 日本語と英語の文化的背景と言うか、東西南北などは良い例ですね。 ご回答いただきまして、本当にありがとうございました。
- Nakay702
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以下のとおりお答えします。 この場合、「女性代名詞とかそう言う問題」は関係ないと思います。考え得ることは、「前者―後者」を表す指示代名詞 “this” “that” が関わるかもしれない、とうことです。 文面に「AとB」が出てきて、それらを受ける際、英語ではしばしば、this” “that” が用いられます。そして、この場合「前者(A)」は“that” で、「後者(B)」は“this” で受けます。なぜそうなるかといいますと、今(ペンで書いていく場合)ペン先があるところ、または(キーボード入力の場合)カーソルがあるところから見ると、「前者(A)」は比較的遠く、「後者(B)」がそれより近くにありますね。 したがって、「近い方を“this” で、遠い方を“that” で受ける」という仕儀になります。その結果、それをそのまま日本語に対応させると、「“this”「これ・こちら」(=後者)― “that”「あれ・あちら」(=前者)の順になってしまうわけです。 こうして、ネイティブとしてはこのような意識があるので、たとえ「前者―後者」を対(つい)にして表す必要がない場合でも、習慣的に “this” “that” に結び付けて英訳してしまうのではないでしょうか。
お礼
回答いただきまして、ありがとうございます。 ご説明いただいた内容が、私には少し理解が難しい所がありました。 たぶん私の英語理解能力が低いせいなのだと思います。 代名詞における"this"と"that"の関係は、遠い昔学校で習った記憶もあります。当時はこれが、翻訳における"A"と"B"の関係にも関わるとは思っておらず、真面目に授業を聞いておけばよかったと悔やまれます。 貴重なお時間をいただき、回答してくださってありがとうございました。
お礼
ご回答いただき、ありがとうございます。 慣用句と時制ですか。 確かにそうですね。なんと回答頂いた事例の中に、私の質問の元となった文がいくつかありました。 学校で英語を習ったのは遥か昔ですので忘れていましたが、これで間違いないようですね。 疑問が解消されました。 ありがとうございました。