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定量的な推論と客観性の権威
- 定量的な推論は重要だが、客観性の権威を利用する人々の力の現れとも言える。
- その権威は制度的な権力にも依存していた。
- このテーマはTheodore M. Porterの『Trust in Numbers: The Pursuit of Objectivity in Science and Public Life』で論じられている。
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>Quantitative arguments had some weight. But they seem more often to reflect the efforts of those with little power to enlist instead the authority of objectivity .To be sure, that authority depended also on institutional power. >「定量的な推論は何らかの重みを伴う。だがその推論は,客観性という名の権威にとって代わって賛同を得るような権限のある取り組みを反映することは少ないように見える。むろん,その権威もまた制度的権力に依存していた。」 ⇒以下のとおり、語句と添削文をお答えします。 (語句) *Quantitative arguments had some weight:「定量化問題の議論にはそれなりの重みがあった」。Quantitative argumentsは「定量的な推論」でもいいですが、「定量化問題をめぐる議論」とする方が幾分いいかもしれません。 *But they seem more often to ~:「しかし、それら(議論)はむしろ/しばしば~と思われる」。 *reflect the efforts of those with little power to ~:「力を持たない人々が~しようとする努力を反映する」。those with little power で「少しの力しか持たない人々」の意で、(このlittleは)reflectとは直接関わりません。 *enlist instead the authority of objectivity:「その(力がない)代りとして客観性という権威を得ようとする(努力)」。 *To be sure, that ~:「確かに、~(である)/~ということは確かだ」。 *authority depended also on institutional power:「その権威は制度的な力に依存する面もある」。 (添削文) 「定量化問題の議論にはそれなりの重みがあった。しかし、その議論はむしろ、力を持たない人々がその代りとして客観性という権威を得ようとする努力を反映したものであるように思われる。その権威は制度的な力に依存する面がある、ということ確かだ。」
お礼
この度もたいへん御世話になりました。 特にインステッドは誤訳していました。 後オーグメンツですが,Keynesが用いたこの概念に「推論」という定訳があるので,こちらはそのようにしたいと思います。他はNAKAY様のお訳しで勉強になりました。 感謝申し上げます。 ありがとうございます。