Another concomitant of objectivity is the appearance, at least, of ideological neutrality, and hence identification with a community of researchers rather than with a movement of activists.
上記英文の拙訳は「もう一つ同時に起こる客観性は,少なくともイデオロギー的な中立性,またそれゆえ,活動家の運動ではなく,調査研究者集団への帰属意識の出現である 。」となりますが,「イデオロギー的な中立性」と「調査研究者集団への帰属意識」とは矛盾するので,誤訳か,本来原文の内容が誤っているのか,思案しています。
この点,何方かご指導お願いします。
以下のとおりお答えします。
>Another concomitant of objectivity is *the appearance, at least, of ideological neutrality, and hence identification with a community of researchers rather than with a movement of activists.
>上記英文の拙訳は「もう一つ同時に起こる客観性は,少なくともイデオロギー的な中立性,またそれゆえ,活動家の運動ではなく,調査研究者集団への帰属意識の出現である 。」となりますが,「イデオロギー的な中立性」と「調査研究者集団への帰属意識」とは矛盾するので,誤訳か,本来原文の内容が誤っているのか,思案しています。
⇒「活動家の運動」はイデオロギー的な主張の示威運動ですから、確かに「イデオロギー的な中立性」とは矛盾しますね。しかし、「調査研究者集団への帰属や帰属意識」は、(少なくともその行為や意識自体は)何かのイデオロギーを表明するような行為ではありませんので、「イデオロギー的な中立性」と「調査研究者集団への帰属意識」とは矛盾しないと思います。
ちなみに、全訳はこうなります。
「客観性のもう一つの付随条件は、少なくとも、イデオロギー的中立の*外観であり、したがって活動家の運動でなく、研究者の共同体に帰属同化することである。」
*the appearanceは、「(帰属意識の)出現」でなく、「(イデオロギー的中立の)外観」、つまり、「イデオロギー的に中立であるように見える」ことです。
お礼
なるほどお訳しを頂戴すると,意味がすっきりしますね。 今回もどうも有難うございました。 感謝申し上げます。