- ベストアンサー
償却と消却
会計用語で償却を使っている場合と消却を使っている場合があります。減価償却の場合は償却しか見ませんが、社債の償却では両方見たことがあります。 償却と消却は意味の違いがあるのでしょうか?それともどちらでもいいのでしょうか? 教えて下さい。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「償却」は投下した資本や資金を回収すること。 「消却」は単に消してしまうという意味。 こんなところでしょうか。 だから「減価償却」は「減価消却」にはできませんよね。帳簿上の概念ですから。 社債の場合、「消却」を使うのは、社債の発行元が買い入れて消却するという場合です。 A社が発行した社債が値下がりしたのを、A社が市中で買い入れるとします。貸主=借り主になるので、この負債は意味がありません。 そこで償還期日前に「消却」して、その分の社債自体を存在しないものにしてしまえばいいわけです。帳簿からは、資産としての社債も、負債としての社債残高も消え、総資産が圧縮されます。 消える、という意味で「消却」を使うのだと思います。
お礼
bisromaniさん、ありがとうございます。 ちゃんと意味の違いがあるのですね。 もやもやしていたものがすっきりしました。 参考になりました。