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減価償却費について。
減価償却について3つの質問があります。 皆さんどうかよろしくお願いします。 ◆まず1つめなんですが、 減価償却費を費用として計上したときに、BSの固定資産の部分は減価償却費分、目減りするんでしょうか? つまり年々少しずつ目減りしていくのか、減価償却が完了した最後に、一気に固定資産が減るんでしょうか? ◆2つめですが 減価償却費は一括で必要経費にせず、定額法もしくは定率法で計上していくと思いますが、実際に減価償却にあたる固定資産を購入した代金は決算書のどの部分にも書かなくてもいいんでしょうか?全て減価償却費という形で毎年完了するまで処理するんでしょうか?でも実際は資産を購入した訳ですから現金は減ってると思うんですが、、、その現金の目減り分は計上しなくてもいいんしょうか? ◆3つめなんですが ある会計の本に営業キャッシュフローに減価償却費をプラスして、投資キャッシュフローでその減価償却費をマイナスにする、という説明がありました。それに加えて設備投資するには減価償却費以内にした方がいい。と説明書きがありましたが全然意味がわかりません。。。自分で書いてても3つ目の質問は皆さんに伝えにくくて困ってます。。。でも本を何回読み直しても詳細が載っていなくて困っています。もし、この説明だけでわかる方がいましたらよろしくお願いします。
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まず最初に決算書に含まれる損益計算書は、会計上の費用(損)と収益(益)(損益)を示したものであって、お金の支出(支払)、収入(受取)(収支)を示したものではないということを理解してください。 その違いが顕著に現れてくるのが固定資産(減価償却費)なんです。 ◆1つめ B/Sの固定資産の部分は毎年減価償却を行うことによって目減りしていきます。 年々少しずつ目減りしていきますが、減価償却が完了した後はその固定資産を保有し続ける限り減価償却されない部分が少し残ります。 毎年目減りする部分は、減価償却費としてP/Lの費用として計上されます。 この減価償却の過程では、お金の支出はありません。 ◆2つめ 固定資産を購入した年度の年度末貸借対照表では、固定資産が増加して、現金が減った後の状態の金額が載ってます。貸借対照表には、増加分、減少分を表示する機能はありません。 また、損益計算書においても、固定資産が増えて現金が減っただけでは損益は発生しませんので表示されません。 ただし、決算書には含まれませんが、キャッシュ・フロー計算書には投資CFとして固定資産の取得により支出した金額が表示されます。 ◆3つめ >営業キャッシュフローに減価償却費をプラスして この説明は、P/Lの税引前当期純利益からスタートしてキャッシュの動きを示していく間接法によるキャッシュ・フロー計算書を前提としたものとなってます。 最初に説明したとおり、P/L上の利益は会計上の費用と収益の差額であるため、P/L上の利益からキャッシュフローを求めるためには、損益と収支の違いを調整する必要があります。減価償却費は費用ではあるが、支出ではないため、利益にプラスする必要があります。 >投資キャッシュフローでその減価償却費をマイナスにする これは、書き写す時の間違いではないでしょうか?確かにこの説明だけでは意味不明です。もしかしたら↓で言ってることでしょうか? >設備投資するには減価償却費以内にした方がいい 設備投資の規模をどの程度にするか、会社経営者は悩むところです。 減価償却費と同額の設備投資を行ったとすれば、営業CFでプラス、投資CFで同額マイナスということになり、キャッシュフローは±ゼロです。それ以上の設備投資では財務CFをプラス(つまり借入増)が必要になります。つまり減価償却費と同額の設備投資なら追加資金が必要なく財務健全性も確保できるという1つの指標です。
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- hellotoear
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減価償却費というのは、設備投資など一括でお金を支払っても、その投資の効果が当該年度だけでなく、何年かに渡って発生するとき、経費に計上するのを分割払いするするイメージです。 もし、そういう処理ができないと、工場を建てるといった多額の投資をするとその年度は一気に大赤字になって会社は配当はできないし、役員は賞与どころか報酬ももらえなくなります。税務署的には赤字会社から税金は取れなくなってしまいます。この矛盾を解消し、かかった費用と収入を適正にバランスするために投資を減価償却費で分割しているのです。 さて、キャッシュフローですが、本当は現金の出と入りを正確に記せばいいのですが面倒なので、損益計算書の利益から逆算しています。 減価償却費は費用には計上していますが、実際にその年度にお金は出て行っていません。ここが分かれば何ということはないのですが、ここで躓く人が多いようです。 お金を支払うのは投資をしたときで、貸借対照表には資産の増と現金の減で表されます。このあと減価償却費という名で年毎に費用化され損益計算書に計上されますが、現金が出て行くことはありません。したがってキャッシュフロー上は、出ていっていないお金ですので、プラスしなければならないのです。 同様なものは、前払い保険料のような繰延資産が当該年度に費用化されているときにも現金が出て行っていないので、キャッシュフロー計算書ではプラスしてやらねばなりません。 以上説明したように、減価償却費は実際には現金が出て行っていないため、その額の範囲内で投資するようにしておけば、資金的に心配することはないということになります。借金をして負債を増やして、その利子支払いなど心配しなくてよく、経営の安定性が確保できるということです。
お礼
hellotoearさん、ご返答ありがとうございます。 凄くよく理解できました。 本もネットも活用して色々調べたんですが、どうしてもよくわからなくて。本当にありがとうございます。 減価償却って勉強してたらよく出てくるんです。これはイイヤ!って飛ばしてたんですけど、やっぱり飛ばせないぐらい重要っていうか理解しないと先に進めなくて。。。 ホントにホントにhellotoearさん含め、この質問に 回答して頂けた皆さんのおかげです。 ありがとうございました!
- mukaiyama
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◆まず1つめ 毎年少しずつ目減りしていきます。 ◆2つめ 「決算書」は、現金が現在どれだけあるかということは関係ありませんから、記入する必要はありません。 現金の現在高を記入するのは、「貸借対照表」です。 貸借対照表の期首と期末で、現金は減る、資産は増える、現金と資産を足し算すれば増減なし、ということになります。 なお、質問者さんが消費税の課税事業者であれば、消費税の決算書では、固定資産もすべて購入時に一括計上します。消費税には減価償却の概念はありません。 ◆3つめ 他の方に譲ります。
お礼
mukaiyamaさん、ご返答ありがとうございます。 減価償却費っていうのは過去ログを色々見てたんですが、わかる方は勿論簡単に理解してると思いますが、凄くややこしいですね。 私だけかもわかりませんが。もっと勉強しないと(^_^; 素早いご回答ありがとうございました!
お礼
cobra2005さん、ご回答して頂きありがとうございます。 損益計算書の説明も、3つの質問に対しても丁寧に書いて貰って感謝感謝です。ありがとうございます。 全体的にはcobra2005さん含め、皆さんのおかげで理解はできたので凄く良かったんですが、100%完全に理解したのかぁ!って言われるとまだしてなくて。ハテナ?っていう部分が少しだけあるんですが、それはまた自分で調べて頑張ってみます! 深いですよね、この減価償却さんは(^_^; でもホントにホントにわかりにくい説明にも関わらず 3つ目の質問にも答えてもらって(絶対それで合ってると思います)ありがとうございました! 皆さんに感謝です!