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簿記 一級 減損会計と臨時償却の違いについて
簿記の勉強をしていてよく分からないところがあったので質問させてもらいます。 固定資産の臨時償却と減損会計の違いが呑み込めません、 臨時償却・・・外的な事象により機能的に著しく減価⇒償却 減損会計・・・固定資産の利用により得られる収益が当初の予想よりも低下した場合、帳簿価額を減額。 まず臨時償却が求められる場合の機能的減価とは商品に例えて言うと相対的に見て陳腐化したといった認識を持っています。 それと減損会計との違いは何なのでしょうか? そして減損会計の認識が帳簿価額と割引前CFとの比較というのもあまりよく分かりません。どうかご教授お願いします。
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ある固定資産の陳腐化という事象に対して、臨時償却と減損会計の両方が同時に該当するケースもあるのではないでしょうか。それでは臨時償却と減損会計とでどこかどう違うのかということになりますが、これは固定資産に生じた事象によって、この場合は臨時償却、別の場合は減損会計という使い分けするのではないように思うのです。 両者の違いで気づいたものを挙げてみると 1.処理の根拠となる規定が違うこと。臨時償却は「連続意見書」、減損会計は「固定資産の減損に係る会計基準」 2.臨時償却は個別資産を対象、減損会計は独立したキャッシュフローを生み出す資産グループを対象 3.臨時償却は減価償却資産を対象、減損会計は非減価償却資産である土地も対象 というような違いはあります。 後段のご質問、「減損会計の認識が帳簿価額と割引前CFとの比較」が、割引後CFでなく割引前CFを用いるのはなぜかという意味でしたら、その理由は、減損の認識をより慎重に行うためと説明されています。金額の大きな割引前CFでさえ簿価を下回るのなら減損認識もやむなしということでしょう。
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- minosennin
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会計処理の順番は、減損会計意見書に規定されており(下記)、お書きのとおり減損処理が先です。 ・・減損損失を認識するかどうかの判定は、減価償却の見直しに先立って行う(減損会計意見書 四 2.(2)(1)参照)
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ご回答ありがとうございました。
- tappara
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臨時償却と減損損失の認識を両方行う場合ですが、会計処理つまりその順番・・・むずかしいですね。(ー_ー)!! 昔会計審議会かなんかの議事録で取り上げられていた記憶もあるんですが良く覚えていません。(臨時償却使えば税務上損金もありえるが減損だと不算入になるとかそんな記事でした) 理屈から言えば減損は期末簿価と比較して行うものであり、期末簿価とは償却による配賦処理後の簿価ですから減価償却計算及び臨時償却後ってことになりそうですがどうでしょうか? 減価償却による期間費用配賦→修正である臨時償却→期末簿価とCF比較である減損でしょうか。 あくまで私見ですので参考までにお願いします。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- tappara
- ベストアンサー率37% (260/694)
臨時償却は外的要因によってこれまで行っていた償却費の期間配分が合理的でなくなったってことに起因する臨時的な差額償却と考えればいいと思います。 一方減損は帳簿価額が回収CFよりも高い=投資の失敗(設備投資額が回収できない)ことによる固定資産の回収可能額までの切り下げです。 (つまり減損にはそれまでの償却計算の期間配分が間違っていたって意味合いはありません。) ですから臨時償却と減損を両方行うことも可能です。 1000円のものを10年で償却していて3年後簿価700円があと5年しか使えない→陳腐化で臨時償却200円 簿価500円 この簿価500円の設備で100円しか稼げない→減損400円 みたいな。 割引前CF使うのはいちいち割引計算して認識判定たら大変だって実務的な側面も強かったりします。 (ちなみにIFRSでは割引CF使って認識判定するってなっています。)
お礼
回答ありがとうございます。 畢竟どちらも簿価を切り下げることには他ならないが、その認識の基準が全く違うのですね。 よくわかりました。
補足
下の回答者様も提言して下さっているので、合わせてお聞きしたい事があります。 臨時償却と減損損失の認識を両方行う場合ですが、会計処理つまりその順番はどうなるのでしょうか? (1)減損処理を行う 《決算整理》 (2)減損処理後の未償却残高(定額法なら残存価格を除く)と残存耐用年数(機能的減価により耐用年数変更後のもの)に基づき臨時償却 (3)当期の減価償却 と今のところたぶんこうだろうなと思うのですが、何か間違っていればご指摘お願いします。
お礼
いつもいつもありがとうございます。 臨時償却は固定資産自体の価値に、 減損会計は固定資産により生み出されるCFに視点を向けたものだったのですね。 後、割引後CF<割引前CFなので割引前Cfと帳簿価額を比較する理由も呑み込めました。