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本を読んでいてわからないところがありました。
ある本を読んでいて、わからないところがありました。その文を引用します。「君は最近、『悲劇役者』書き上げた。それは文章法を超越した作品だ。題辞として、君は僕の詩を四行用いている。お礼に僕は、これ等のノオトを君に贈る。理由は、君が先天的に、阿片がややにその真似をする、かの深みのある軽快さを持っている人間だから。」 ここの「阿片がややにその真似をする」の「ややに」とはどのような意味なのでしょうか?字引を引いても載っていませんでした。もしかして、「稍(やや)」と同じ意味なのでしょうか? 説明が下手で申し訳ありませんが、回答して頂けたら嬉しいです。
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その通りだと思います。 なぜ 「やや」 でなくて 「ややに」 としたかについては、説明しにくいです。音調の上では 「やや」 と2音節で区切られるよりも、「ややに」 と3音節にした方がしっくり来る気がします。文字の上では 「ややに」 と書いてありますが、それが 「少し」 であってもおかしくない。「少し」 も3音節で、「ややに」 と3音節にすることで 「少し」 という言葉と重なる気もしますが、ただし、これは私のかなり感覚的な解釈です。
お礼
凄く丁寧に説明してくださって、ありがとうございます。 私事にわたるのですが、引用文は、コクトオの『阿片』からで、この翻訳文は堀口大学さんのであることもあってか、独特の言い回しが多く散見されて、無粋な自分にとっては、かなり読みにくかったです。 また、質問した際には、回答して頂けたら嬉しいです。