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特許の発明者について
特許の発明者はどういった人がなるのでしょうか? (1)発明が成り立つかわからないが、案を出したAさん。Bさんが図面を製作して発明を成り立たせた状態。成り立つ、成り立たないでAさんは発明者にあたるかどうかは違ってくるのでしょうか? (2)Aさんが案をだして、BさんがAさんに言われたとおりに図面を作図をした場合、Aさんのみが発明者になりBさんは発明者にあたらないのでしょうか? (3)Bさんが案をだし図面を作成し、トライの時にCさんが調整して成り立たせた場合、こういった場合はBさんとCさんが発明者になるのでしょうか? わかりにくい質問ですが、ご回答いただけると幸いです。
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(1) 発明が成り立たなければ、そもそも誰も発明者にはなれませんよ。 Aさんの着想がなければBさんはその図面を作れなかったとすれば、発明が成り立った場合、Aさんを発明者から外せるわけがない。 ただ、Aさんの着想というのがごくあたりまえで、Bさんに作図する動機を与えたとか、解決課題を提示したにすぎない程度なら、発明の本質はBさんの作図にあるから、Bさんだけが発明者になるかもしれない。 Bさんの作図で、発明が成り立っていない(実現可能でない)場合、そもそも発明が完成していないんだから、ABは両方とも発明者でない。 Aさんの着想が新しく、それに基づいてBさんが発明が成り立つようにした(実施可能にした)なら、ABは2人とも発明の成立に実質的に寄与しているので、2人とも発明者。 (2) Bさんは発明者にあたらない。 発明の成立に実質的に何にも寄与していない単なる作業者だから。 (3) Cさんの調整があって、初めて発明品が意図したとおりの効果を得たなら、Cさんの調整は発明に必須の構成なので、それを決定したCさんも発明者。
お礼
早々のご回答有難うございました。